輪楽
猿楽、田楽という言葉は、散楽から変容した歴史があるようだが、 猿真似をして、あるいは親父ギャグでも良いのだが、場の空気を和ませるような何気ないサービス精神は、散楽が伝わる遥か昔から、そして世界共通の古代からある人間の根源的な衝動であろう。
楽しませて、楽しんで、相互に感動を分かち合う。それは、誰かのためであり、利他的な衝動で、巡り巡って自分に帰ってくるある種の愛の形だと思える。
そして、今のコミュニティのあり方に必要とされていることの一つだ。
ライフスタイルが変わって新しく何かを始めたと言う話を良く耳にするわけだが、ことサイクリングを始めました!と言う方にはどんどん楽しみを広げて行って欲しいと願うのである。
そして、諸先輩方にはそんな時めいたサイクリストをエスコートして差し上げる気概を求めたい。
誰かを楽しませるとうことは、楽しみを増幅させるためのコツである。それはそれぞれのスタイルでオリジナリティのあるものだ。#rideforeachother
いつ消えてしまうかわからない人生、今を生きることを大切にしたいと思う。人生が喜びに満ちていることを願う。
R.I.P 安らかに。過去に開催したイベントに多く参加してくれた仲間のひとり。同じ時間を共にした同志が旅立った。
知っているようで知らない。
分かっているようで分かっちゃいない。
気づいているようで気づいていない。
人が目の前の世界をどう捉えているのか?それは大きく環境に影響されていると言って間違い無いだろう。多くの場合は置かれた環境から物事を捉えた世界に留まる。つまり、自分の認知している世界というのは、とても狭いし偏っている。
多角的に物事を見ることや、そもそもの認識を覆すようなクリティカルなアプローチは、どんなことにおいても自由を手に入れる為にとても有効だ。
色々な体験を通じて、こういうものだからとか、こうじゃなきゃいけないとか、そんなものをどんどんぶっ壊していくと、新しい世界が広がっていく。
どんな状況も楽しむ。素直に喜ぶ。好奇心のままにどんなところにも駆けつける。そんな彼の生き様はいろいろなことに想いを巡らせるきっかけとなった。
これから先に表現したいことを形にしていくこと。
『輪楽』という言葉は、自分が勝手に言ってみただけのことだけど、サイクリングを通じて楽しみを共有し、学びを享受し、利他の精神で心を豊かにする。そんなことをイメージしている。
『Cycle Cultural Studies 』という言葉も、自分が勝手に言っているのだけど、アクティビティを、さまざまなカルチャーとの組み合わせで楽しみを広げていくこと。多様な魅力を掘り下げていくようなイメージだ。
以前からやっていることだけど、自分の想い描くイメージをより明確に形にしてより加速させたいことである。時間は限られているが、まだまだ修行が足りないのでやるしかない。
行動力のある人を尊敬する。
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