高橋一生を好きだった時の話
高橋一生をご存知だろうか。
一時期ドラマに引っ張りだこ、いまもそこそこの知名度を誇っていると思う。
およそ10年前、私がうら若き女子高生の時、医龍2に出ていた高橋一生を見て一目惚れした。ブームに乗っかって彼を好きになったのではないと弁解しておきたい。
失礼だが、その時はまだそこまで知名度がなく、美容師や友達に「好きな芸能人誰なの?」と聞かれて勇気を出して「高橋一生さんです」と言うと「…?」という顔をされたものだ。
高校二年生の私と一生
高校二年生のころ、平日毎日放送されている医龍2の再放送を欠かさず観ていた。もう高橋一生の虜だった。将来はオペ看になろうと決めた。オペ看になっても高橋一生のような医者はいないのは百も承知だが、頭ではわかっていても、私は「神奈川に行けば桜木花道がいる」「夜中そのへんの木で飛影が寝てる」と思うようなタイプの人間だったのだ。
それはさておき、毎日再放送を楽しみにしている中で修学旅行の時期がやってきた。こうなると放送回を飛ばしてしまう。録画機能があるものも家にはない。考えに考えた私が出した答えとは…
修学旅行を休む
極端。
結果的に言えば、行きましたけどね、沖縄。ていうか、今書いててDVD買えよって思いました。そんな簡単な事を10年かけて気付く。
飛行機の中でも、離島へ行く船の中でも、はしゃぐ友達の中で医龍医龍…と鳴く私。
「沖縄でも医龍観れるかな…」などとぐだぐだ言う私は相当ウザかったと思う。
修学旅行1日目は、離島の民家で過ごす。
家に着くなり私は、ワンチャン放送してるのでは?と思いは人んちのチャンネルを回しに回しました。円広志並みに回しましたが、やはり高橋一生には会えず。
会えないなら会えないで切り替えて三線弾いたりサーターアンダギーを作ったりめちゃくちゃ満喫しました。ありがとう沖縄、来てよかったよ。休もうとしてごめんね。
失恋の予兆
さて、ここでタイトルを思い出してほしい。「高橋一生を好きだった話」、そう過去形なのだ。先に言っておきたいが、嫌いにはなっていない。
高橋一生と結婚しようと決めてしばらく経ったころ、私はある事を知る。
女優、尾野真千子との交際。
しかし不幸中の幸い(?)か、その頃はちょうど破局していた。記事によるとどうやら付き合ったら別れたりの繰り返し。そういうのは、結局ダメになるタイプの交際の仕方だと、子供ながらに知っていた私はそこでは失恋などしなかったがまあまあショックではあった。
そして高橋一生にファンレターを送ろうと試みるも、検索したところ作りかけみたいなホームページに事務所への直メ?のようなアドレスしかなく、怖くてやめた。
そして失恋へ
ここまでくると、熱愛発覚にも折れなかった私が何故失恋したのか気になるところだと思う。
高橋一生を好きになってかなり経っていた。たしか、もう20くらいにはなっていた。その頃にはドラマにひっぱりだこで、高橋一生…と言うとたくさんの女が食いついてきた。
ドラマで主要になるにつれ、ラブシーンも増え、ファンも増え、なんだか一生が遠くに行ってしまったような気がしたのだ。
ここまで読んでくれた人はもう気付いたかもしれないが、そう。
一生は最初から私のそばになんかいないのである。
そしてオノマチとの復縁破局、毎年繰り返される年内結婚!?誕生日に結婚!?という記事に疲れた。するならもう早くしてくれ。XJAPANのニューアルバムかお前は。
結婚オノマチは他の人と結婚し、一生も若い女と付き合った。別れたけど
こうしてなんとなく、気づかないうちにだんだんと私と高橋一生も終わったのだ。一生からすれば何も始まっていないんだけど、私の中では青春の思い出に組み込まれている。
結婚したい!とまでは思わなくなったが、ちゃんと今でも好きだし応援している。昔から一生を知っている(つもりの)元カノヅラをしながら、今日もテレビから見守っている。そして私はオペ看にはなっていない。
因みに今は、中学の頃から好きな城田優と結婚しようと思っている。
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