家づくりのイニシャルコストとランニングコスト|重視すると良いのはどっちか?
こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです!
フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。
先日の見学会で、ご来場されたお客さまから「家づくりでは、イニシャルコストとランニングコストのどちらを重視するべきだと思いますか?」という、重要かつ深いご質問をいただきました。
家づくりのイニシャルコストとランニングコスト|重視すると良いのはどっちか?
実際のところ、ここ最近、実務でお客さまの家づくりをお手伝いする中で感じていたことだったので、鋭いご質問だなと思いました。
結論からお伝えすると「どちらも大事」ということになるのですが、それぞれの立場やおかれた環境や考え方によって違います。そこで今回は、イニシャルコストとランニングコストの考え方について言語化しておきたいと思います。
イニシャルコストを重視する場合
いわゆる初期コストを抑えた家づくりをしたいという方です。例えば、他府県のご出身で、いずれは実家に戻らなければならない方の場合は、将来の売却も視野に入れる必要があるため、出来るだけイニシャルコストを抑える家づくりを望まれる方が多い印象です。
また、人生でお金の掛かる8つ(結婚、車、保険、趣味、住まい、教育、介護、老後)の分野のうち、住まいの優先順位が低い方は、イニシャルコストを重視される傾向が強いと言えます。
さらに、人生100年時代とは言うものの、年齢的に考えて、あと10年~15年くらい住む想定で家づくりをする場合などは、イニシャルコストを抑えておく必要があります。
そして毎月かかる光熱費の支出は、ある程度、覚悟した上で、エネルギー供給会社に対して分割で支払っていくことに納得をされた方がイニシャルコストを重視して家づくりをされます。
ランニングコストを重視する場合
よく家づくりは一生に一度と言いますが、文字通り一生その家に住むつもりで建てる方は、ランニングコストを重視される傾向が非常に強いです。この傾向は、ここ3年~5年くらいの間で急速に広まったエコ住宅の考え方や、高気密高断熱住宅への関心の高まりが要因だと考えられます。
長く暮らす家だからこそ、無駄な光熱費を抑え、コンパクトで省エネ、そして健康的な生活がしたい、そんな思いで家づくりを検討する方が増えています。
単にお金の面で得とか損ということではなく、無駄にエネルギーを消費したり、大は小を兼ねるというのは前の時代の話で、これからは賢く暮らしたいと考えている方が、ランニングコストを重視した家づくりをされる傾向が強いと感じます。
最後に
そうは言うものの、実際の家づくりは理想だけで実現できるものではありません。長く住む家にはなるけれど、我が家には住宅性能より家の広さの方が大事とか、土地の立地の方を最優先しなければいけない理由があるなどは、よくあることです。
家づくりで、イニシャルコストを重視するか、ランニングコストを重視するかに答えはありません。究極は「どちらも重視する」ということになりますが、世の中の傾向としては、ランニングコスト重視の考えの方が増えているのは間違いありません。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。
★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。
人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。
それでは、また~^^/
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