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FIVESTARS MAGAZINE005 BugLug Interview

☆ ここ数年で多くのアーティストが数々のライブの中止や延期を繰り返してBugLugの皆様も少しずつライブを再開しつつ、新しいツアーや大型イベントなどの発表もできるところまできたと思いますが、まずは今の皆さんの率直な心境をそれぞれお聞かせください。
一聖 やっぱり二年ぶりにリリースすることだったり、それがきっかけでちゃんと戻ってきたじゃないですけど、"これが自分だ"みたいな感覚が今すごく強いですね。"これだこれ"みたいな。何もやってなかったってわけでもないんですけど、やっぱりリリースをこれだけしてなかったっていうのだったり、ライブしたとはいえ思った以上に少ないぞっていう感じが俺の中ではあったので、ここからジワジワちゃんと自分に返ってくるんだろうなっていう予想ができてますね。
優 俺もそんな感じですね。バンドってこんな感じだったなってようやく戻ってこれたなっていう感じです。リリースも普通に計画立てて出せるようになってきたし、今までコロナ禍って出してもライブ出来なかったりとか、全然予想出来なかったんですけどやっと順序立てて、計画立ててやれるとこに戻ってこれたなっていうのが一番でかいっすね。
一樹 僕も同じでコロナで思うようにライブができなくて、曲もうまく作れずにここまで来てしまって。ずっとバンドが止まっていたような感じからようやく歩き出したなという印象で、今すごく楽しくなってきている最中です。これからがもっと楽しみですね。
燕 ライブとか中止になったりとか、音源がなかなか出せなかったりとかずっと続いてたんですけど、みんなも言ったんですけどやっぱりリリースを計画立てたりとか、ライブも徐々に出来るようになってきたんで、ほんとここから突っ走っていきたいですね。
悠介 僕は加入した時がもうコロナ禍でなかなか活動もうまく最初からいかない時期だったので、僕にとってはやっと今回が初めてのシングルなんですけどやっと始まったなっていう気持ちが今は強いです。


☆ そんな中制作された七月に発売になる新作「ひとりごと。」ですが、BugLugの新たな幕開けを感じるような作品だなという印象を受けました。いよいよBugLugが動き出すぞと。まずはこの作品全体として皆さんがそれぞれどんな思いをもたれているかをお聞かせください。
一聖 ここ二年間くらい本当にいろいろ溜め込んでいて、不満ばっかもう愚痴のように言ってた自分がいたと思うんですよ。でもそれ言ってても全く意味ないなって思ってて、なんか努力する人こそ前向きなこと言えるじゃないけど希望をもっていろいろ進めていくと思うんですけど、そんな気すら俺なかったんで。どこかあったんだろうけど、正確にはなかったんだろうなみたいな。だから結果不満ばっか述べて、しょうもない生活おくってたんだろうなって、そこがこの曲がうまれた根源ですね。自分って何なんだろうって自分らしさって何だったっけ?っていうとこから作り出しましたね。自分の答え合わせというか。
☆ この期間はちょっと言い方悪いですけど腐ってましたか。
一聖 相当腐ってましたよ。そんなつもりはなかったし、結果論かもしれないですけど、でもそこの繋ぎとなったのがやっぱりライブだったりバンドでリハに入ったり、バンドとして過ごす時っていうのがやっぱりどこか"これだこれだ"ってなってたんだけどやっぱりライブもやれてなかったし、音源制作もしてなかったんで、やっぱ負のスパイラルがうまれてどんどんそこに落ちていきましたね、俺は。
優 やっぱり出すからには今までと同じことやっててもしょうがないなっていうのが大前提としてぼんやりあって、どんな曲にしようってなったときに一聖が「ひとりごと。」っていうのをガンって持ってきて結構衝撃を受けたんで、それがこの二年間をめっちゃいい捉え方をすると、帳消しにしてくれたなっていうのがあって、生まれるべくして生まれた曲なんだろうなとは思ってます。逆にこの二年間なかったら出来ない曲でもあったんだろうなっていう。
一樹 もともと別の曲をシングルで出そうという動きで進んでいたんですけど、一聖がこれでいきたいっていう一曲を持ってきて。これなら間違いないだろうっていう空気をそこで感じたので、これはいけるな!っていう印象でした。
☆ もともと別のシングル候補があったんですね。
一樹 はい、「ハラキリ」っていう曲なんですけど。
☆ 今回カップリングにはいってる曲ですね。
一樹 カップリングに収録されているのはシングルで出す予定の「ハラキリ」ではないです、もう似て非なるものです。(笑))
☆ なるほど、そうなんですね。
燕 さっきおっしゃてたように新しい幕開けというか、「ひとりごと。」っていう曲をシングルで出すっていうのは結構、BugLugのなかでも冒険的な感じの音源だと思うんですよ。なので、これがきっかけにまた新しい世界をBugLugとして見れたらいいなって思ってます。
悠介 僕も加入前からBugLugは見てきたんですけど、今回BugLug的にも久しぶりのリリースってことで今まで見てきたBugLugとは違う一面を出せたシングルになったかなと思ってます。
☆ そうですね、確かに。聴かせていただいてテンションあがりましたね。
一樹 嬉しいです。
悠介 ありがとうございます。
一樹 こういう曲がやりたかったんだよって思ってましたもんね。(笑)
全員 (笑)
一樹 タイミングがきたらやれればいいなって思っていた矢先だったから、自分的には嬉しいタイミングのハマり方でしたね。
☆ それではシングル収録曲の一曲ずつについて順番にお伺いしたいなと思います。表題曲の「ひとりごと。」ですが、先ほども少し言いましたが新鮮であり、BugLugらしさもしっかり感じられる一聖さんの語りのような歌詞がとても印象的な作品ですね。改めて作詞作曲をされた一聖さんの想いをお聞かせください。
一聖 そうですね、なんて言ったらいいんだろう、、、悔しい思いが強すぎてそれがちゃんと音楽として吐き出せたっていうのが自分の生き方の一つであると思うので、それしかないですかねやっぱ。口で言うのは簡単なんですよ。あーだこーだ言うのは簡単だけどそれって言ったところでなんもないと思うんで、でも音楽っていうかたちで言葉や音やそしてメンバーと一緒に作った音楽、BugLugっていうものでちゃんと吐き出せたからこそ「ひとりごと。」としてちゃんと成り立ったんだなって改めて思いますね。俺一人でそれやってたって意味ないですからね、多分。
☆ 曲の最後の「変わり果て無いでいいんだ」からの歌詞がすごくグッときました。この言葉で救われる人多いんじゃないかな思います。
一聖 そうですね。例えば、誰々に憧れるとか、こういう人になりたいとかそれはあくまで憧れと理想であって、でも自分らしくいるのが一番いいと思うんですよね。だってその人にしかない個性だし、その人にしかない性格だし、言っちゃえば世界に一人だけで、地球上で一人だけの人間で、一生生まれてこないんで、だからこそそう思いましたね。だから別にひよった時があってもいいんじゃね?ってだからこそ切り返しってあるよなっていうのが今の俺だったんで。二年間も血迷って、彷徨ってって感じだったんで、やっと落ち着いたなっていうのが自分の中ではありますね。まぁ本当にすっきりしたというか。
☆ ありがとうございます。ほかの皆さんはいかがでしょうか。先程作品全体への想いをおうかがいしましたが、この「ひとりごと。」という曲についてどんな印象を抱いていらっしゃいますでしょうか。
優 そうですね、一聖の悩みがそのまま吐露されているような歌詞の内容になっているんですけど、本質的にはみんなが悩んでいるようなことなんだろうなっていうのが根本にあって、共感に近いような印象を受けたので自分も励まされてますね。
一樹 最初のデモ段階だともっと強く訴えかけようとする気持ちが強い歌だったのですが、制作していく過程でメッセージに柔らかさが生まれたなと思います。そこが共感しやすいなって思っていて、「ひよったまんまでいいんだ」っていうところの”いいんだ”の間がめちゃくちゃいいんです。この曲で一番好きなところです。
燕 一聖が思うことを歌ってて、バンドが思うことでもあったりって思うんですけど、やっぱこのコロナの間とかって結構同じような気持ちの人って沢山いると思うんですよね。だからこの曲を聴いてちょっと思うことがあって、励まされたりとか、前向く気持ちになれたりとか思ってもらえたらいいなっていう気持ちですね。
悠介 そうですね。概ね、皆んなが言っているようなことではあるんですけど、やっぱり一聖さんが腐ってたって言ってましたけど一番メンバーとして身近で一聖さんを見てきたり喋ったり、メンバーとも喋ったりして悩んでいたようなことを全部吐き出せたというか、その説教くさくなく、"こうだよね"みたいな感じで、お客さんにも同じようなことを考えてもらえるような曲になったのかなって思ってます。
☆ ここでもう全部吐き出してここから一気に進むぜみたいな気持ちもあるのでしょうか。
一聖 そうですね、もちろんありますね。でもやっぱそれがその通りいくわけもないと思うし、それがおもしろいですよね、人生って。そこでいいなと思ってよっしゃこの調子だって前を向いて進んでいくんですけど、いつかまた砕けるときがあって、だからそうしたときはまた、音楽という形で消化できるのかもしれないし、違ったことで何かが、それがライブだったりとかいろいろあると思うんですけど、だからこれが完成系ではないとおもうんですよね、あくまで。いまはこれでいいと思ってるけど、その先やっぱ分からないんで、だからこっから先は結局自分の生き方だったり進み方というか歩み方で変わってくるのかなと思いますね。


☆ カップリング「MaMa」のお話をお聞きしたいと思います。一樹さん作曲の曲ですが、BugLugらしいスタイリッシュなアッパーチューンだなという印象を受けました。
一樹 最初は、全てを薙ぎ倒すようなスラッシュメタルみたいな曲だったんですけど。(笑) バンドでアレンジしたら粉々に砕かれまして、正直原曲の面影はないんですよね。でもこのテンポ感のシンプルなロックって絶対やらなかったんで。今までだったらどこか物足り無さとか、これじゃ伝えきれないんじゃないかみたいなところがあったと思うんですけど、「ひとりごと。」があったから大丈夫だと思えたのかなと。
☆ ライブでこの曲がどんな風に披露されるのかがちょっと気になります。
一樹 まだライブでやってなくて、一聖はだいぶビジョンが見えてるらしく。すごい盛り上がるよって言ってました。
一聖 すっごい盛り上がるよ、絶対に。
☆ 盛り上がりそうですね、たしかに。
一樹 僕はまだLIVEハウスでのイメージはできてないのでLIVEが楽しみです。(笑)
☆ 歌詞のほうは僕的には勝手に一聖さんらしい歌詞だなと解釈してるのですが。
一聖 「ひとりごと。」にも似たような、ここ数年で思った自分はやけに甘えてたなって。何に頼ったっていうわけでもないけど、ひるんでたから、何かを頼りにしてたんだなっていう気がしますね。自分で何とかこじ開けよう、この重い扉をこじ開けて突き進もうってよりは、誰か開けてくんねえかなこの扉みたいな、そんなニュアンスですね。だから甘えたがりというか、そいういうところが子供のような感じがするなって思って、子供のころ甘えていたものと言ったらママ、お母さんっていうイメージだったんで、「MaMa」にしましたね。
☆ ライブでのこの曲のビジョンは一聖さん見えてるんですよね。
一聖 はい。やばいっす。心を躍らせるんで。動きじゃないんですよ。
☆ 楽しみにしてます。優さんはいかがですか。
優 めちゃめちゃかっこいい曲なんで、いつものBugLugの感じじゃなくて、ちょっとクールに見せられるんじゃないかなと思って、すごく早くやりたいんですよね。ライブの幅もめっちゃ広がりそうなんで、もう早くやりたいです。
☆ 優さんはライブでの光景が見えてますか。
優 俺らがかっこよくできる自信はあるんですよ。ただ客席がどういう風になるんだろうとかはまだちょっと見えてないとこがあるんですよ。ただ、一聖さんが見えてるらしいんで楽しみにしてます。
一聖 でも、思ってたものと全然違ったら心折れてひよるよ、また。やべえよ今日っつって。どうしようこれってなっちゃう可能性もあるからね。(笑)
一同 (笑)
☆ 燕さん、いかがでしょうか。
燕 この曲に関しても、普段だったらCDで出さないのかなあ、アルバムとかだったら入ってくるのかなあっていう印象はあるんで、多分ライブのセットリストにもなかなか入れないような感じだと思うんですよ、今までだと。だけどこの曲作って、この曲をライブでやってることによって、ライブの幅がまた大きく広がっていくと思うんで、この曲がすごい今後生きてくるんではないかと予想してます。
悠介 BugLug的にはすごく新しいとは思うんですけど、個人的にはちょっと懐かしい感じのサウンドにも聴こえてて。あまりヴィジュアル系のシーンでは聴かないような曲だなと思ってますね。だからこそ楽しみでもあるし、フレーズ的にも今までだったら絶対やらなかったようなフレーズだったりするんで、ライブでやったらどうなるんだろうみたいなワクワクと不思議な気持ちがあります。ただ聴いててかっこいいので、お客さんもシンプルにのれるのかなと思ってます。
☆ そうですね、たしかに。BugLugがやるからよりかっこいいみたいなとこありますよね、この曲は。
悠介 なんかさっき一樹さんがちょっと冗談で言ってたアリーナの光景が見えてるみたいなのは、結構僕もそうだなって思います、この曲に関しては。
一樹 FUJI ROCKでやるような曲。(笑)
悠介 そういう曲だよね。
一聖 たしかに。


☆ ありがとうございます。続いては「ハラキリ」ですね、もともとは別のまったく違う「ハラキリ」があったということでしたが、今回カップリングに収録されている「ハラキリ」はどのような曲になっていますでしょうか。
一聖 そうですね、まあそれも思えばやっぱ「ひとりごと。」じゃないけど、なんか切り返しというか自分らしさを求めてっていうところで制作入ったんですけど、なかのZEROホールでやったワンマンの時に初披露して、そのままシングルでリリースしようとしてたんですけど、もうちょっといじりたいなってバンドで編曲しまくって。この曲はシングルの表題曲で出そうとしてたけど、そうならなくなったからカップリングに入れ込んで、だったらもっと今全部新しくなってるから、新しくしない?って感じで、もとの「ハラキリ」をぶっ壊して新しい「ハラキリ」となって今入れ込んでありますね。
☆ 歌詞ですが「ハラキリ」と随所に出てくる"僕のせい”というワードがリンクしてるのかなと思いました。
一聖 そうですね、「ハラキリ」って聞くとやっぱ、それこそ切腹だったり自決だったりっていう表現があるんだと思うんですけど、自決っていうのが自分のなかではもう自分の決定する意思っていう感じで置き換えた上で「ハラキリ」っていう言葉にしていて。一回もう、さっきも伝えたように切り返し、腹を切って、一回身をあらためて、新しい自分で突き進もうではないかみたいななんかそんなイメージで作ってましたね。
☆ なるほど。この曲も歌詞読ませていただいて、最後の「あの頃はよかったなんて」から「今を生きろ」までの歌詞がすごく印象的です。
一聖 そうですね。やっぱりバンドやってても、言っちゃえば思っちゃう時あるんですよね。あの頃の自分たちよかったな、あんなライブしたいなとか、もう一回こんな曲作りたいなとかって。でもそれって無駄なんすよね、まじで。どんどん人って進化すると思うし、昔を辿っちゃいけないと思っていて。なんかどんどん昔があるから今があって、今があるからこそ未来があるっていう風に考えてるんで。それはそれって気がするんすよね。経験値として昔のやったことって全然蓄積してると思うんで、自分の中には。だからそれでいいんすよね、昔を追い求めないで。もう経験値として身になってるんだからっていう感じです。
☆ 他の皆さんはいかがでしょうか。
優 原曲はシングルとして俺らも結構意識して作ってたんですけど、どうしても過去のBugLugとかを超えられなくて、カップリングにするってなったときに、一聖も話してたんですけど、普通に入れるんじゅ面白くねえって、普段なら絶対やらないことをやりまくった曲なんで、ほんとに挑戦だなって感じがします。どっちかっていうと驚いてほしいなって。多分もとの「ハラキリ」知ってる人が聴いたら、結構驚くだろうなみたいな。単純に俺らがかっこいいと思うものに全振りしてライブとかの想定無視して作ったんで。驚いてくれたら嬉しいなって感じですね。
一樹 もともとシングルで作っていた「ハラキリ」は 、ザ・BugLugって感じで作っていて、そこに物足りなさも多分感じてて、今回「ハラキリ」はカップリングにしようってなった時に、これもっと崩しちゃってもいいんじゃないかっていう風に考えて。DJ的なアプローチというか、曲のパーツを組み立てて、それを音楽にしてるっていう感覚があるので、より攻めた曲の作り方になったかな。
燕 結構、長いことこの曲ってライブでもやってたし、その印象が身体に染み付いちゃいすぎてて、「ハラキリ」がどんどん変わってくにつれて、どうなんのかなっていう不安とかそういう部分もあったんですけど、結果的にすごく良い作品になったんで、これもライブで今後やってくのが楽しみな曲ですね。
☆ もう逆にこれまでの「ハラキリ」は披露されることは無いんですかね。
燕 多分、無いと思います。(笑)
一樹 めちゃくちゃオーダーがあったら、やぶさかではないんだろうけどね。(笑)
一聖 いやぁムズイねぇ。
優 間に合わなかった時だね。(笑)
☆ 悠介さんいかがですか。
悠介 ライブでやってた分、これまでやってたバージョンだと、"あ!BugLugだ!”みたいな感じだったんですけど、他の二曲に比べて、やっぱりBugLugではあるんですけど、新しいサウンドというか、すごくスタイリッシュなBugLugというか、新しさを感じるけど今までのBugLugも残ってるような、そんな感じが僕はしましたね。



☆ この作品を引っ提げて東名阪ツアー「ひとりごと。」がまもなく開催されます。このインタビューが発表される直後にこのツアーがはじまりますが、このツアーをどのような心境で迎えられますか。
一聖 やっぱ一回自分が切り替わるっていうか、一回壊れたんで、破壊から創造じゃないですけど、新しい感覚で見ててもらえたらいいなと思いますね。この三曲もまず今までのBugLugとはちょっと違うかもしれないし、ライブのやりかたってとこでもいろいろ工夫して面白く、そして心に響くようなやり方がしたいなって思ってるので。
優 楽しみなのはまずこの新曲たち三曲が入ってきて、それがどう他の曲の刺激になっていくのかっていうのは結構気になってる部分なんですよね。ほんとにこの曲たちをどうやって活かすかでライブの見え方全然変わってくるだろうなってのと、後は最近のライブだと結構凝った作りになってるんですよね。曲間を普通にバーンって伸ばして、次カウントで次の曲行くとかじゃなくて、ちょっとアレンジ入れておもしろおかしく作ってみたりとか。普通だったらMCするとこであえてせずに世界観作りのほうに振ってみたりとか。なんかそういうのもこのシングルを作ってなかったら避けてきたというか、あえてやらなかったとこではあると思うんで。今回三本しかないですけど、ビシッとそれぞれ違う感じで、この曲たちがキーになるようなライブを作っていけたらいいなと思います。だから三本とも観てほしいなって気持ちが強いですね。
一樹 このシングルの制作に入る前にみんなで話し合った時、BugLugのイメージを壊したいねって。壊して進化したいねっていう気持ちがあったので、その思いが詰まった三曲になっています。次のワンマンツアーもBugLugならこうだよねっていう固定概念を取り払って今の正解を新しく作りたいなと思っているので、今まで見てきた人たちも、初めて見る人たちも、かっこいいなって思えるBugLugのライブにしないとなって。気合い入ってます!
燕 新曲を持ってツアーに行くっていうのはほんとに久しぶりなので、その曲とかライブでやってない曲とかもあるんで、新しいものがワンマンで作っていける感じがとても楽しみなんで、お客さんにもそれを感じてもらえたら、俺らも嬉しいなって感じですかね。
悠介 今回のシングルは三曲とも、新しいBugLugの要素になるような曲だと思ってるので、それを軸としてツアーをした時に、今までのBugLugと一緒に混ぜてライブをやった時にどんなライブになるんだろうってお客さんにわくわくしながら来てほしいなって思ってます。
☆ ありがとうございます。ツアー楽しみにしてます。そしてワンマンツアーの後、9月3日に主催フェス「バグサミ」があります。この「バグサミ」は今年は初の野外ということですが、どんなイベントになりそうでしょうか。
一聖 いつもは新木場COASTでやっていたんですけども、今回なくなってしまったっていうのもあって会場探しが結構大変で、野外でやるのも面白いよねって、BugLugは野外似合うよねっていうのもありつつ、野外でやろうっていって。それが秩父っていう形になってやっぱ普通に楽しくやれたらいいなっていう感覚ですね。なんか普通のワンマンとは違うんですよね、心情が。多くのアーティストにも出てもらえるし、みんなで楽しくなんか出来たら一番いいなって思ってます。
☆ ここで「MaMa」も演奏されますよね、きっと。
一聖 そうっすね、いいっすね。真夏の「MaMa」いいっすね。笑
優 真夏の「MaMa」て。笑
一同 



☆ 沢山、ワクワクするスケジュールが発表されて嬉しいんですが、最後に皆さんそれぞれBugLugというバンドの未来をどのように見ているのかをお聞きして終わりたいと思います。
一聖 未来って全くわからないし、未来予想もできないタイプなんで、言っちゃえばなんでもいいんすよね、今が良ければってタイプなんですよ。今が良い感じのモチベーションにもなってるし、バンドとしての士気も高まってるっていうイメージもあるので、それが続いて行ったらいいかなって。たまにやっぱり折れる時もあるけれど、でもそこを耐えて、耐え忍んで、今回行えたのが「ひとりごと。」をリリースするってことだったりもしたので、そうやってバンドとしてずっとBugLugをやれてることが一番大事なんで、それが続けばずっと続くんじゃないかなって普通に思いますね。
優 俺も同じような感じっすね。結構、ほんとに楽しくバンドやれれば良いなと思ってるんで、もちろんその中に辛いことや苦しみとか間違いなくあるのはそうなんですけど、やっぱりそれよりこんな楽しい生き方ないなってのもあるんで、なんかすごい被っちゃいますけどね、一聖と。その中で苦しみとかもあるけど、その先にすごい楽しいことがいっぱいあるんで、これからもそれが続けばいいなと思ってます。
一樹 今作は音楽の本質の部分で勝負してるシングルだと思うんですね。まわりのスタッフもいいねって言ってくれるし、堀田さんもいいねって言ってくれているのでより自信がついてきていて。もっともっとその音楽的な強さみたいなところを追求していきたいなと思っています。そこにヴィジュアルだったり乱痴気騒ぎだったり、そういう予想できないことを織り交ぜていきながらBugLugらしく活動していきたいです。
燕 こうやってライブとかずっとやって楽しんで、いま音源制作とかもあったり、しんどいこともあるんですけど、やっぱり楽しくバンドがやれてるっていうのが一番幸せなことだと思うんで、それがずっと未来も続いていけばいいなって思いますね。
悠介 今回のシングルはすごく新しいBugLugっていうのを何回も言ってるんですけど、ここがBugLugのゴールだよねっていう作品じゃないとは思ってるので、やっぱりこれから先どんどん新しいBugLugを更新していって自分たちでも探していくだろうし、そこを楽しみにもしていてほしいし、このメッセージもその時々で変わると思うので、こういうメッセージを伝えたいぜっていうよりはメンバーもファンもみんなでライブを楽しんで音楽を楽しめるようなバンドであり続けたらいいなと思ってます。


BugLug OFFICIAL HP http://buglug.jp

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裏表紙巻末特集
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