ドゥルドゥル最大トーナメント -Grand Final-後語り
令和4年 7/22(金) 7/23(土)に行われましたハイドラ・ハイカスによる非公式タイマン大会「ドゥルドゥル最大トーナメント -Gland Final-」主催のバンビと申します。
Twitterでは書ききれない本大会に関するあれこれをここに残しておこうと思います。
はじめに
ゲスト選手をはじめとした出場選手・スタッフ・解説陣・#ドゥルドゥル愛を投稿して下さった皆様には大変お世話になりました、心より感謝申し上げます。
おかげ様で多くの方々に配信にご来場いただき盛会のうちに終了することができました。これもひとえに皆様のご支援あってのこと、改めて感謝いたしております。
今後とも変わらぬご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
大会コンセプト
「祭りは気心を知り、楽しんでこそ」、ここに集約されております。
「祭り」とは?
幸運にも、ハイドラ・ハイカスにおいてこの上ない超VIP選手に参戦していただけることとなりました。邪魔な敵も、味方もカウントもないシンプルな1対1。楽しみましょう。
ここに3000文字ほど使って熱く語りたいのですが、難しく考える必要なんてないんです。こう言っちゃアレですが、観たかったでしょう…? 私は観たかった。
そして、それ以上に本当は私がこの人達と闘いたかった。王冠部屋に出入りする程度の力はあるので、ガチマで出会う可能性自体はあるのですがそうじゃあないんです。ガチマなんてこの人達にどれだけボコられ格付けされようが、そのヘイトで味方がキルを入れてくれたりカウントを進めてくれればいいんですから。
邪魔の無いところで、3分間思う存分、これまで培ってきた全てをぶつけたかったのです。勝てるかどうか?ではなく、勝つために。私は格闘技出身なので「闘えるだけで光栄です、満足しました一生の思い出です!」と言えるほど大人じゃないんですよ。立ち会いが開始(はじ)まれば"憧れ"は不要な雑念や緊張を生み、判断やパフォーマンスを鈍らせ闘争の邪魔をする不純物。目の前の"敵"を倒すことだけ考えていたかった。今回は予選で敗北(やぶ)れ、悲願成らず。
ガチマッチを潜っていれば、自分がNo.1でない限り必ず壁にブチ当たります。年齢による限界も加わり、まだまだXPは更新していけるとは思っておりますが最終王冠に到達したことのない私がXP2700やXP2800に到達できるとはいくらなんでも思っておりませんし、世界記録のXP2900など言わずもがな。誰もが「最強」を諦める瞬間があるワケです。
それでもこの大会だけはそれを忘れて、ただただ純粋に「最強」に挑戦するチャンスだったのです。これを「祭り」と言わずしてなんとする!
「気心」とは?
そもそもが特殊ルールのタイマン大会です。ハイカスであること、ハイドラであることを"ルール上で"活かそうなどとは1ミリも考えていません。
ハイカス・ハイドラであることそのものを活かすも何も、このルールなら絶対マンタもデボンもクーゲルの方が強いですよどう考えても。それに他ルールと比較するならこんな欠点だらけのブキ持たずに最強後衛のジェッカスや今流行りのジェット無印を使えばいいんですよ。
この大会の面白みを見出す方向を履き違えると、間違いなく不毛そのものでしょう。「ボクシングは蹴りも投げも絞めもないから意味がない」と言っているようなものです。ハイドラなんてさっさと見限ってマルミサの飛び交う最上位環境のエリア対抗戦を環境ブキで存分にお楽しみください。
もちろんその意見を否定するつもりは毛頭ございませんが、本大会を"Splatoon2の集大成"とまで位置付けて真剣に取り組んできた皆様への否定まで波及するようなら私は絶対に許しません。
特に今回、スペシャルゲストのまぎえーす選手は大会前に新型コロナウイルス感染症に罹患されたと聞き及びます。ベストとは言い難いコンディションながらも「MAGIACE」とその名を掲げてのご参戦、優勝者のフォーミュラΦ選手との激闘…このご厚意に漢気、察するには有り余ります。
いずれにせよ、本大会の面白みの方向と言いますか「空気」を察していただいて、無粋なマネはしないで一緒に楽しみましょうってハナシです。
その意味では、最後にエキシビジョンの提案に乗って下さった解説配信のうすいきりお(@botti_usuikiri)氏とGiRAFFE(@giraffe3desu)氏には頭が上がりません。グランドファイナルが終わったどこか寂し気なムードから一変、皆で笑顔で大会を終えることができました。
運営状況
私は大手大会さんのスタッフ経験もなければコネもございません、一介のプレイヤーに過ぎません。素人の手探りによる稚拙な運営であったことを心よりお詫び申し上げます。
取り組み
他方、大手さんがされていない取り組みにチャレンジするいいキッカケであったこともまた事実。参加申し込みにはGoogleフォーム入力→DM対応+フォロー必須→Discord入場までの手順を踏んでいただきました。
言わずもがな不正対策です。実際に他人の個人情報でエントリーを図るゴースティングと思しき応募が1件あり、本人確認で弾くことができました。
加えて、60名を超える参加選手全員にDMで個別対応、予選ブロックごとにグループDMで個別対応など膨大な参加者を抱える大手大会さんにはなかなかできない対応も本大会はできたという面もございます。
厳格さ
私の師の教えに「君たちがルールを破ると、下の者がもっと低い水準でルールを破る」と言うものがございます。
大変残念なことに、大手大会さんでの相次ぐ不正やトラブル…大会を守るためにここは非情に徹しました。
上が崩壊したら次は下の番。「大手大会がOKだから、この程度の規模の大会なら別にいいだろ?」は絶対に許さない方針で取り組ませていただきました。代わりに大手さんには難しいと思われる個別対応を敢行し、かなりの数の失格や申し込み不備の解消ができたと自負しております。
ブロック
大会期間中、大会公式アカウントを作ってそこでも同じ対応すればよかったなぁとは思っているのですが特定のTwitterアカウントをブロックしたまま運用しておりました。理由は至極単純、大会を守るためです。
私のTwitterアカウントでブロックしたアカウントは「投稿が目に触れるだけで謂れのない悪意が私(大会)や繋がる人達に波及する上に、当該アカウントの当人の反省・更生の見込み無し」と判断したアカウントです。
多くの方々のご厚意で成り立つ大会を明確な悪意から遠ざけるために必要不可欠な措置と判断し、一切の間違いはなかったと確信しております。
今後の展望
現状、ハイドラ・ハイカス界隈に大会運営勢がいません。Excelに精通しているその道の方や大会ロゴ・PV作成ができるデザイナーさんらを擁し、大規模大会の経験やノウハウを蓄積したグループがないのです(もし既にあったら本当に申し訳ありません)。
最大トーナメントは前回からあくまでも私個人の手の届く範囲+有志のお力添えによって「この大会さえ乗り越えれば!」で運営してきており、大手大会さんの様な経験の蓄積や人材の育成までは手が回っておりません。
次回の最大トーナメントに限らず、ハイドラ・ハイカスに強くフォーカスした大規模大会を興すのであれば、ハイドラ・ハイカス界隈にも大会運営勢の力が必須になるのではないかと考えます。
試合の様相
ルール
当たり前ですが公式ルールではないので欠点まみれです。乱数とステージ運以外は可能な限り公平性を保てるように努力はしましたが、現状これ以上のルールは思いつきませんでした。
デボン海洋博物館
マンタマリア号は距離を取ってフルチャ射撃をする機会が乏しくそれに付随する曲射などの技術が活かされにくいと言う懸念点があり、逆にフルチャの撃ち合いが主となるステージを採用したいと言う思いがありました。ミステリーゾーンも含む全ステージでさんぽ+テストプレーを行い、デボンの屋根が最適との結論に至った次第です。
籠城
キル数を競う以上は絶対に発生する懸念点である"籠城"、ルールを煩雑にしてでも行動や制約を設けた甲斐があったのか、それとも選手たちが気心を汲んでくれたのか、"籠城を駆使した先行逃げ切り"が主戦術となる大会とならなかったことには本当に感謝しております。
予選で同率1位の場合は直接対決の勝敗より総キル数の多い方を予選通過と設定したのもコレが理由です。籠城して逃げ切った勝者よりリスクを負ってキルを獲ってきた勝者に本戦に進んでほしかった。
ハコフグ倉庫
タイマンと言えばハコフグ倉庫のヤグラ、という文化があることは聞き及んでおります。ただ特別感を演出しつつ試合時間の管理の為フェスナワバリにしたかった点。
加えて、ハコフグタイマンはキルが入る度に床にインクが広がりビハインド側の不利が加速していく上に籠城できるスペースが多分にあり、さらに半チャの撃ち合いや中央のブロックを使った駆け引きならマンタで似たようなことが既にできていると判断して採用には至りませんでした。
マンタやデボンは金網や屋根の上で闘うことが多い都合、キルが入っても塗りが広がりにくくイーブンな盤面が維持されやすかったと言うのも採用の大きな理由です。
試合数
未成年プレイヤーが日付が変わってもその後1~2時間ゲームをする、当然好ましいハズもなく。23時までに全行程を終わらせると言うのは絶対に譲れないところでした。
今回も無事23時には全行程終了、エキシビジョンをする余裕すらありました。効率化のための選手の皆様の各種ご協力、並びに運営スタッフの手腕に改めてお礼申し上げます。
終わりに
やってよかった。それは間違いありません。
TLやDMで本当に多くのお礼の言葉、楽しかったとのご感想をいただきました。
ただ、もし次があるなら最大トーナメントはもう私がやるべきではない。「ちゃんとした大会ができる人達」の手に渡り、ドゥルドゥル最大トーナメントが「ちゃんとした大会」へと生まれ変わることが叶いましたら、その時はまた皆様と夢の一夜を共にすることができれば、これに優る喜びはございません。
後日、コメントが反映されたアーカイブを貼ってこのnoteも完結とさせていただきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?