【ビットコイン】480億円相当が不正流出!?それでも1000万円を維持するBTC
<記事のポイント>
・480億円相当のBTC流出があったが、価格への影響はなかった。
・他の不正流出が確認されながらも、1000万円を維持し、根強い人気のBTC。
5/31、日本の暗号資産交換業者であるDMM Bitcoinから約480億円相当のBTC(ビットコイン)が不正流出した。
DMM Bitcoinは、不正流出が発覚した当日中に流出したBTCの総数量を保証すると発表。BTC価格は一時1030万円まで下落したが、この保証の発表の影響か、その後、BTC価格は1040万円台で推移した。
迅速なBTCの総数量の保証による安心感もあり、2018年に起きたコインチェックの約580億円規模の流出事件と比較しても、市場が大きく混乱することはなかった。
現在のBTCの時価総額は約218兆円であり、流出額が約480億円なので、流出額は時価総額の0.02%程度であり、改めてBTCの成長と凄さを確認できる出来事であった。
しかし、本日6/11のコインテレグラフの報道(https://jp.cointelegraph.com/news/lykke-crypto-exchange-acknowledges-hack-halting-withdrawals )によると、スイスの仮想通貨取引所リッケにて、2200万ドル(日本円で約34億円)の不正流出が確認された。
こちらの不正流出は、6/10のXの投稿により確認されたため、本日6/11のBTCの急落(1094万円から1068万円に急落)にも影響を与えている可能性はゼロではない。
また、海外取引所レインも2週間前に1410万ドル(日本円で2.2億円)のハッキング被害を受けたと発表しており、ここ数週間で幾つかの不正流出が発生したことを確認できる。
それでも、BTCの価格は1000万円(執筆時点では1063万円)を維持しており、BTCがアセット(資産)の1つとして根強い人気と信頼を得ていることがわかる。一方で、価格への影響も確認できるため、このようなネガティブな報道にも注意が必要である。