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"FACiliTY"の四方山話に刮目

私は、FACiliTY(ファシリティ)というサロンに所属しています。

FACiliTYはナカヤマン。さんが主催されていて、アート、文化、歴史など無駄で非効率的でもある事象が、これからの世界で如何に重要になるかを全員で考えるサロンです。

サロンでは定例会を毎週開催しており例えば、アート、ファッション、音楽、仏教、落語、教育などのテーマを深堀っています。

上記の内容はサロンを紹介するページ等に書かれていますが、それらのテーマとは別枠でナカヤマン。さんによる四方山話というコンテンツがあります。

四方山話では、ナカヤマン。さんの周りで起きたエピソードから始まるのですが、ただの世間話で終わることはなく、必ず重要な学びや教訓に発展します。

私はこの四方山話からすごくポジティブな影響を受けていて、これから一皮も二皮も剥けたい起業家にはすごくいい刺激になると確信しています。

今回はあまり表にでない四方山話でどんな話が展開されているか、一部をご紹介したいと思います。

“FACiliTY“という名称に辿り着くまでのストーリー

2020年3月4日からサロン名が“FACiliTY“という名称に変わりました。名称変更に際して、サロンオーナーであるナカヤマン。さん自らサロンメンバーに向けて、名称に込めた考えや想いを伝えてくださいました。

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やばい。。。かっこいい。そして美しい。

なぜかっこいいのか、なぜ美しいのか、説明できませんが、全身がそう言ってる感覚でした。

ルイ・ヴィトン、シャネル、グッチ、ディオールなど名だたるラグジュアリーブランドから指名を受けるナカヤマン。さんがつくる企画とはこういうレベルなのか...!魅せられました。

「“FACiliTY“という名称に辿り着くまでのストーリーを聞きたいです!」

サロンメンバーであり連続起業家・エンジェル投資家 松村映子さんからのリクエストで、四方山話の時間にお話しいただけることになりました。

“FACiliTY“という名称に辿り着くまでのストーリーは、どこを切り取っても目から鱗でしたが、なかでも一番印象に残ったポイントをご紹介したいと思います。

※ 今はまだナカヤマン。さんの足元に及ばない私が、聞いて理解した内容をまとめているため、私なりの解釈が含まれてしまっていることを前提にお読みください。

過去の引用をならべて自分のルーツをみせる

ナカヤマン。さんが今回のネーミングで意識されたポイントの1つが「自分のルーツ・興味・想いを、他人も理解可能な文化的な"引用"に託す」「その"引用”リンクが多いほどヒントが多くなり、伝わる」とのこと。

改めてナカヤマン。さんがFACiliTYという名称に込めた考えを読み返してみると

・THE FACTORY はAndy Warhol という「アーティストが主宰するサロン」とFARMACY はDamien Hirst という「アーティストが主宰するサロン」、FACiliTY はナカヤマン。さんという「アーティストが主宰するサロン」というリンク
・Andy Warholの「THE FACTORY」とDamien Hirstの「FARMACY」の音のリンク
・Andy Warholの「FACTORY」とManchesterの「FACTORY」のリンク
・ManchesterのFACTORYがオープニングレセプションのインビテーションに振ったナンバー「FAC171」と FACiliTYをleetspeakで表記した「FAC171」のリンク
・Manchesterが開催したアートイベントへの「インビテーション」、ハッシュタグ#FAC171によるソーシャルメディアからFACiliTYへの「インビテーション」、資本主義に縛られない自由で文化的な人生に向かうFACiliTYからメンバーへの「インビテーション」というリンク

私が見つけられただけでも5つのリンクが張り巡らされていました...!

この過去の引用というやり方は現代アートにおいて、作品の意図や意味を伝える為に過去のアーティストから引用する傾向があり、ナカヤマン。さんの独立(2005年)以降の企画には全てそういう要素が散りばめられているそう。

深い。広い。そして、濃い...!

いくら現代アートで引用する傾向があるとしても、”名称”という極めてシンプルな文字列に”意味のある引用”を5つも入れられるってすごくないですか?

名称変更のお話を聞いたときに感じたかっこよさ、美しさを構成する一端はこの"引用"リンクの多さにあったのだろうと思いました。

非効率をやるために必要な効率は、さっさとあげてしまいなさい

冒頭でもお伝えしましたが、FACiliTYはあくまでアート、文化、歴史など無駄で非効率的なテーマについて考えるサロンです。

一方でナカヤマン。さんはこうもおっしゃいます。

非効率な人生を送るために、効率が道具になることがある。文化的な活動をするために、お金が道具になることもある。そう思う奴は、さっさとその道具を手に入れればいい。道具ごときに時間を掛けるんじゃない。

そんなお考えもあってか文化的なコンテンツの隙間で、資本主義やビジネスにも通ずる武器を授けてくださいます。

ナカヤマン。さんにとってはこのサロンでやることは不本意な、しかし今の未熟な我々には必要な資本主義的なコンテンツ。

これは多くの場合、ナカヤマン。さんが”四方山話”の中で世間話に偽装して、とてつもない武器をそっと置いてくださるのです。

そんな武器を取りに行くも行かないも自分次第。武器に気づく気づかないも、使う使わないも自分次第ですが、少なくともこのサロンには、とてつもない武器が落ちてる可能性が高いと思います。

※ お知らせ ※
音楽家、DJ、プロデューサー、選曲家として有名な大沢伸一さんをゲストにお招きし、"FACiliTY"のオープンイベントを配信いたします。参加無料、9月1日 22:00~です。

「トップランナーのお二人が日々交わしている会話をそのまま公開しよう」という企画になっています。

良かったら覗いてみませんか?オンライン開催なのでお仕事や家事をしながらでもご参加いただきやすいと思います。詳細はこちらをご覧ください。

通常はvimeoからライブ配信を見ていただくだけなのですが、中原のTwitter宛にメンションかDMいただければ、関係者からの招待限定zoom枠をご案内できます。ご興味がある方からのご連絡お待ちしてます!






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