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4月3日(水):「動くガンダム」から広がる夢
先週末の3月31日でガンダムファクトリーヨコハマの「動くガンダム」がグランドファイナルを迎えました。
当初は1年3ヶ月ほどの期間限定イベントの予定でしたが、新型コロナの影響を受けて2回にわたって会期が延長され、都合3年3ヶ月のロングランイベントになったのは何よりです。
会期中には私も実際に現地へ行きましたが、間近で18mのガンダムが動くさまは本当に夢があるし、想像以上に迫力がありました。
これまでにもお台場などで実物大のガンダムが展示されたことはありましたが、単にそこに「居る」だけの状態と、「動く」のとではインパクトがまるで異なります。
この臨場感は現地で実際に見てみないことには分かりませんでしたから、やはり行ってみて良かったなと思いますね。
18mの実物大ガンダムを動かすのは容易ならざることで、このプロジェクトに携わった各企業や技術者の持つ知的財産が凝縮されています。
企業などの枠組みを超えて、これだけ多くの人が集い、そこに熱量を燃やしてそれが具現化されたのは、やはり対象が「ガンダム」であったからなんだと感じます。
ドキュメンタリーやインタビュー記事、そしてガンダムファクトリーのラボなどで、このプロジェクトに携わる方々の映像やコメントを目にすると、良いオジサンたちが夢中になって汗水垂らしているのが良いですね。
子どもの頃に魅了されたガンダムに関与して目を輝かせ、時にぶちあたった壁を乗り越えようと悪戦苦闘している様は青春そのものです。
そして、かつてガンプラを作りながら「いつかはガンダムを作りたい」と思った少年がエンジニアに育っていったように、今回のガンダムを見た中から将来の有能なエンジニアが生まれてくることもあるでしょう。
ちょうど先般にはNHKのテレビ番組「100分de名著」のシュリーマンの「古代への情熱」を引き合いに「あこがれの連鎖」に触れたばかりでしたが、このガンダムもまた、そうした影響を持つものだと思います。
感動したり、衝撃を受けたり、そうした何らかのスゴイと思えることへのあこがれの連鎖から広がる想像力、そこから育まれる夢があるので、動くガンダムと出会った子どもたちの心に何か種がまかれたかもしれません。
グランドファイナルのイベントでは、この先のチャレンジしたいこととして「搭乗できるザク」なんてことも話にあがっていましたが、ガンダム50周年に向けたさらなるチャレンジに期待をしたいですね。
いずれにせよ動くガンダムの実現に尽力された皆様に感謝です!
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