9月11日(日):「寝心地」から「座り心地」へ
昨日は睡眠に関連したマットレスの話をしましたが、本日もそれに関連した話をもう少しばかり。
先般の出張で宿泊したホテルのマットレスがエアウィーヴでしたが、久しぶりにエアウィーヴのサイトを見たら、良いチャレンジだなと感じる題材がありました。
それはエアウィーヴから派生したクッションや座布団への横展開です。
エアウィーヴでは「睡眠ラボ」まで設けて、徹底的に寝心地の良さを研究してきた経緯があります。
だから「寝心地」から「座り心地」へと、そのノウハウを応用できる類似市場への展開です。
実際にそれを導入している先は料亭や劇場、お寺などですね。
現在の私たちの日常生活では座るシチュエーションには事欠きませんから、この座り心地の潜在的な市場は広いと思います。
料亭や劇場など、せっかくの非日常の楽しみがあっても、この時に座り心地が悪いと、その楽しみが半減してしまうことはありますね。
料亭で美味しい料理が出てきても、あるいは映画館やコンサートホールで鑑賞したいものがあっても、座っていることでお尻が痛くなったり、腰が重くなってくると、もう本来の美味しさや面白さを満喫できません。
次第にそこへ気を取られてしまって、挙句には早く立ち上がりたくなってしまうこともありますからね。
これだとせっかくの時間も台無しになってしまいます。
そこに座り心地がよくて、疲れないクッションや座布団があれば、これはそのものの良さを存分に味わったり、本来の楽しさを味わうことができます。
その意味でこれは非常に良いアプローチじゃないかと感じました。
掘り下がった商品力、ノウハウがあると、こうして横展開での顧客創造も広がる良い事例だし、自社のノウハウを上手く市場のニーズと紐づけした商品化、展開だと思います。
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