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凍ったシャボン玉は飛べるのか?【かんガエルかえる新聞 第1号】

「かんガエル かえる新聞」は、科学好きな息子たちが日々おこなう実験や工作などの取り組みを、新聞記者になりたかった母が記事にまとめて発信している手作り新聞です。記念すべき第1号は、「凍ったシャボン玉は飛べるのか?」についての実験です。果たして結果はどうなるのか…?


シャボン玉が凍る…!?

冬の寒い日は、シャボン玉が凍るらしい。
昔から住む、近所のおばちゃんから教えてもらいました。昔、こどもと冬の朝にシャボン玉をやって、凍ったシャボン玉にさわって遊んでいたそうです。
長野県佐久市は、周囲を山に囲まれた、標高約700mの高地にある場所です。そのため、雪雲は山に阻まれ、晴れの日が多く、放射冷却で寒いときには-15℃くらいまで下がる極寒地です。東京では起こらないことが、ここでは起きるんです。。

凍ったシャボン玉はどうなるの?

凍ったシャボン玉を見たことがない息子たちは、もちろんやってみたがります。さわれるシャボン玉なんて、どういうこと!?
でもさわるだけじゃおもしろくありません。凍ったシャボン玉は、ふつうのシャボン玉とどう違うのか。水は凍ると重くなるっていうし、凍ったシャボン玉も重くなるんじゃないか?シャボン玉って、重くなったら飛べるのか?うーん、わからない…。ということで、試して調べてみることにしました。

 【用意するもの】 ※自作しました
・シャボン液(沸騰させた水+食器用洗剤+砂糖)
・シャボン玉ストロー

まずは-8℃でチャレンジ!

今年は1月でも気温が下がる日が少なく、天気予報とにらめっこ。はやく寒い日が来てくれ~~!やっと-8℃まで下がったところで、実験スタート!

-8℃では、冷えすぎて霜がキラキラしています
早起きして次男もシャボン玉チャレンジ!

あれ…?シャボン玉が凍る前に落ちちゃう。。

シャボン玉がまっさかさま…

朝6:30ごろから兄弟2人で頑張るも、飛ばしたシャボン玉がなかなか凍らない…。シャボン玉は、まっさかさまに落ちて、すぐに割れちゃいます。-8℃程度ではシャボン玉は簡単には凍ってくれないのか…。恐るべし。

でも、飛ばすのに失敗したシャボン玉で、氷の上にはりついて割れずに保っていたヤツがいました。しばらく観察していると、表面のマーブル膜の色がだんだん透明になっていき…。あれ?凍った??

シャボン玉にさわれた!!

割れずにいたシャボン玉に触れた…!!

Dr.いつきは、大胆につぶしにいきます笑
割れたあとはこんな感じ

そのあとも何度か、氷の上で割れなかったシャボン玉を観察してみると、30秒くらいたつと凍って、触れることがわかりました!シャボンの膜は薄いから、やさしくさわらないとすぐに破れちゃいます。

でもその後も、飛ばしたシャボン玉はどうしても凍らない…。飛んでから落ちて割れるまで、だいたい5秒くらいなので、凍る前に割れちゃうんです。そして、そうこうしている間に陽の光で気温が上がってきて、無念のタイムリミットに。。。

結論:凍ったシャボン玉が飛べるのかは、-8℃の実験ではまだわからない!

結局、今回は飛んでいるシャボン玉を凍らせられなかったので、凍ったシャボン玉が飛べるのかどうか、実験は失敗でわからずじまいでした。。2月に入ったら、-10℃を超える寒さの日が出てくる予定なので、再チャレンジします!!

実験したひと

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