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早朝にあえて登る道玄坂の贅沢さ

友達と朝バイバイした後に
"今どこ?ラーメン食べて帰らない?"
なんていうありきたりなメッセージを送ってみる。


私はイベントは最後まで楽しみたいタイプでして
つまり抜け出してホテルに行くとかはあまりしたくない。遊ぶと決めたなら朝まで音楽を浴びてさらに朝日までもを浴びて気持ちよく帰りたいわけです。
そもそもが男を探しに行っている訳ではないのですがね、たまにさ、あるじゃない。
ちょっと行っちゃおうかな、行っちゃう?みたいにお互い欲に導かれる時がさ。それもまたご縁だと思うんです。



イベントも全力で楽しんで、少し明るくなった道玄坂を敢えて登る朝が、私は堪らなく贅沢だと思う。
黙れよビッチと思うかもしれないが、思われても構わない。私はあの瞬間が好きなんだ!!!ほっといてくれ!!!!!


だってさ考えても見てほしい。
一旦離れたのに、わざわざ連絡を取って、始発があるにも関わらず帰らないという選択を取る2人。なんて性欲に素直で、まだ楽しみたりないという強欲さ。ちょっと刺激を求めている若さ。
どれを切り取ってもTHE人間という感じが最高だ。


そんな2人には難関が待ち構えて居る。
朝なんてものは、言わずもがな渋谷のラブホテルは大抵埋まっている。(まあ穴場もあるが、そこは置いておこう)
え、ここもダメ?!え、こっちもダメだよー!うわ、ここもダメだわー!
なんて恥ずかしさとかゼロで手分けして探す姿も一周回って可愛いくて仕方ない。最高だ。最高すぎる。


私は思うんです。
夜、酔った勢いでホテルに入ってしまった人と付き合う事はほぼ100%あり得ない。(.これからそんな出会いもあるかもしれないので、全否定はしないでおく。)でも早朝2人でわざわざホテルに入った人なら付き合ってもうまく行くのでは無いかと。尚、私はその相手の事は唯一しっかり覚えて居て、いつだって気にかかる存在だった。あれはセックスマジックだけでは無かったと思う。

"わざわざ"というのが大切なのかもしれない。
わざわざ連絡をとって
わざわざラーメン食べて
わざわざ散歩して
"シャワー浴びたく無い?"なんていう意味の分からない誘いに、"浴びれたらサイコー"と深い意味無く返事して
わざわざ早朝の道玄坂をのぼり
わざわざ2人で必死にホテルを探して
わざわざホテルに入ってセックスする。
わざわざ丸一日ホテルで過ごす。

意味が分からない
でも意味なんて無くて良かった気がする。意味なんて無くていい気がする。
意味が分からないことを楽しく2人でほろ酔いでやっていた。それが全てて、それが全てだった。



バカだと言われたらそれまでだが
別に否めないし否まない


でも若い時にしかできないバカもある!
と思うよ。思いたいだけだろなんて言う奴がいるなら、そっと画面を閉じてくださいまし。
意外とその経験が未来の自分を柔軟にしたりもするような気がするよ。最近の私は。


上手くまとめようとしているけど
ただ、私が朝に登る道玄坂が好きってだけの話。
どこまでが実話でどこからが妄想で、それとも全て実話なのか、全てが妄想なのか、そちらはご想像にお任せいたします。
こんなことばかり考えて、書いてしまうから、恋人ができないのだろうか。
いや、これを面白がれるくらいじゃないと私は手に負えないとも思う。そもそも手に負える相手なんているのだろうか。

可愛いとか綺麗とか、ちょっとよく分かんないんですけど、おもしれえ女で居たいと思います。




では。



p.s.冬の朝方のチリトマトは格段にうまい。以上。

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