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「令和イキ告派」設立宣言

 キモオタクのみなさん、こんにちは! さきぶに(@S414BUN1)ちゃんです。
 ぼくは、まさしく君のような人たちのための文芸誌(名称未定)を頒布するべく、同人「令和イキ告派」を立ち上げることにしました。
 ことの発端としては村中鳴海氏の手になる名文『冷笑、死骸、勝ち組遺伝子、~令和イキ告派に対する態度表明~』(https://note.com/xxx27cow/n/n2adf49135434)、さかのぼっては〈ふわふわ地獄〉(@fuwafuwa_jigoku)氏による概念〈令和イキ告派〉と、たまたまぼくの書いていた駄文との親和性に気づき、触発される形で気づけば村中鳴海氏へとDMを飛ばしていた、という次第です。

↓以下、設立宣言。

 きみたち、思ったことはないか?
 世界はあまりにも単純で、複雑だと。要するに、「分かるやつにはあたりまえに分かるようにできていて、分からないやつにはどうしたって分からないようにできている。」人生はプラスマイナスゼロだって言うやつは決まってプラスのやつなんだ、だなんて悟ったような常套句を口走るような気にもなれないけれど、何を言いたいのかっていうと、「まあ、ちょっと待ってくださいよ」ということなのだ。
 例えば、「チンポバンド」なんて言葉がなんにも指差さないまま数多くの人を巻き込み、ぼくはすこし悲しかったのだけれど、とにかく、ぼくたちは言葉が自律的に膨れ上がり、暴れまわるさまを前にあまりにも無力だ。ぼくはかつてとある同人に寄せた原稿において哲学の仕事を「ぼくたちのうちに潜む、『名付け得ぬなにか恐ろしいもの=怪物』をdescribeすることによって調伏すること」だと書き付けた。ぼくは今でもそう思っているし、そういう側面があることは事実であろうと思う(精神分析における「無意識」、ヘーゲルの「絶対精神」などはこれを裏付ける好例であろう)。よく考えずとも世界のことが分かるようなやつというのは、往々にして軽々に、サクッと言葉の刃を振るう。そういうのにいちいち身を裂かれるというのにもなんだか疲れてしまったというか、ここらで一つ、見苦しくも丁寧に、「命乞い」ってやつをしてみようではないか。

 よって、ここに新たなる同人、「令和イキ告派」の設立を宣言する。

 参加者は今のところ多くなく、「こんな同人に関わるのはキャリアの傷である」などと言ってくれるものもいるくらいだから、匿名、ないしは「令和イキ告派」のための新たなペンネームでの参加を推奨したいと思います(もちろん、実名やこれまでと同じペンネームでの参加も歓迎しますよ)。

 現時点での目標としては、二年後の東京文フリを据えています。長い目で見ることで、寄稿者を募り、慣れない編集に頭を抱えながら、それでも一冊、胸を張れるような本を作ってみたい、という熱い思いです。
 原稿の形式は問いません。あのコに向けたラヴ・レター、異性フォロワーへのDMまとめ、風俗レポ、詩歌、エッセイ、論考、批評、小説など。寄稿してくださった方には献本のほかに売り上げから謝礼を出すことも考えています(そんなに売れなかったら、献本のみになります)♪。

 なにか疑問や意見などありましたら、遠慮なくさきぶにちゃんまでDMお願いします!

 それではみなさん、二年後、「令和イキ告派」ブースでお待ちしてますね♪

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