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2024年8月ベトナム旅行 3日目

朝2時45分に一度目が覚める。今日は4時まで寝ようと再度目をつむる。4時少し前に目が覚める。歯を磨きポットでお湯を沸かす。日本から持っていったドリップコーヒーを入れて旅行記を書く。

5時過ぎまで書き、その後シャワーを浴びる。朝食会場は6時からOPENだが今日の集合は6時30分である。かなり急いで朝食を食べる必要がある。荷物をまとめチェックアウトをする。その後ツアーメンバー全員が同じ様な時間に朝食会場前に集まる。

朝食会場では店員さんに頼めば米粉麺のフォーも作りたてを出してくれる。一つ頼む。しまった香りが若干、臭豆腐だ…。味は悪くないが臭いがダメだ。歯を磨きたくなる。歯ブラシセットは既にスーツケースだから無理だけど。パンだけにしとけば良かった。

急いで食べ終わり、定刻通り6時30分にホテルを出発。ツアーメンバーはみんな時間に正確だ。今日の目的地はチャンアンなる場所だ。昨日は"海の桂林"と言われている場所だったが、こちらは"陸の桂林"と言われているそうだ。

4人~5人で2時間位、手漕ぎボートに乗るそうだ。景色が良くこちらも世界遺産との事。実は結構楽しみにしている。チャンアンまでの2時間半、ガイドさんの話しを聞く。が、聞き始めたとたん寝落ちしてしまう。

起きた時は車窓から外を眺める。田んぼが多い。ベトナムはお米の輸出王国だそうだ。なんと年に三毛作との事。今後は四毛作にするそうだ。土地が痩せそう。よく知らんけど。

午前8時頃トイレ休憩にお店に立ち寄る。嫌な予感はあるがお店に入る。ほらっ、やっぱり出ました、大勢の女性店員だ。店内には漆で書いた絵や本物かどうか分からないネックレス等が大量に展示してある。既に女性達は誰が誰に付くのか決めているようだ。ハンドサインでも出して決めているの?

どこの店員さんも日本語を少し使う。でもゴメン。今日は買わないよ。一切無視してトイレに行く。でもトイレを出た後が勝負だ。トイレの外で待機している店員さんを完全無視して一番奥の売店に行く。売店があって助かった。レッドブルを買う。んが、しかし店員さんは粘り強い。「トクベツサビスアルカラコチラヘドゾ」とお店側に誘ってくる。

えっ?特別サービスがあるの?なら行こうかな。ってならんで。店員さん諦めて離れていく。今回はツアーメンバーは誰も何も買わなかったようだ。バスに戻り改めてチャンアンに向かう。あと30分程で着くそうだ。なら寄らなくて良かったんじゃね?

8時50分頃、チャンアンに到着。こちらの景色も桂林のようで壮大だ。でも昨日も同じ様なのを見ているから感動は薄い。既に観光客は大勢いる。欧米人が多い気がする。道路や建物は整備されていてかなりキレイだ。

まだ朝なので肌感覚の気温では32~33度だ。暑いは暑いが我慢出来る。ツアーメンバー全員で手漕ぎボート乗り場に向かう。私は手漕ぎボートが好きだ。ボートが好きと言うより、漕ぐ行為そのものが好きだ。結構上手だと自負している。

一人参加の人達と男性ガイドさんの4人で乗る。一番後方には現地の漕ぐ事が仕事の女性船頭さんが座る。2時間近く漕ぎ続けると聞いていたので、小柄な事に驚く。でも大丈夫。私がいる。自信過剰。

桂林の様な美しい風景の中、川は蛇行を繰り返し迷路の様になっている。ツアーで進む距離は13kmと言っていたと記憶している。違うかも。川は穏やかで鳥のさえずりも聞こえる。時々風が吹き心地よい。途中で3ヶ所の洞窟も通る。天井が低い。背の高い欧米人なら相当かがむ必要がある。

既に川の上には何十隻もボートが出ているようだ。ちなみに最大で2,000隻だとガイドさんが言っていた。時刻は9時3分、後ろに座っている船頭さんのリズムに合わせて漕ぎ始める。

一人参加の人達と男性ガイドさんは漕がない。漕ぎたい人だけが、別に漕いでも良いよと言うルールだ。私は漕ぎたい。ガンガン漕ぎたい。結果、他のボートよりも速くなり追い抜く事になる。ず~とひたすら漕ぎ続ける。たのしい。何隻も追い抜く。気が付くと一時間経過していた。だがまだ一時間あるらしい。うれしい。

なんかすれ違うボートがこっちを見て軽く笑っている。汗だくの中年おじさんが懸命に漕いでいるからかも。ちょっと恥ずかしくなる。

ふと左後ろを見ると男女2人ずつの欧米人を乗せたボートが近付いてくる。明らかにこちらのボートを意識している。抜かれそうだ。男性ガイドさんをけしかけ、漕いでもらう。

懸命に逃げるがあっさり横に並ばれる。こっちをメッチャ笑顔で見ながら「Nice Game!」と言ってくれる。漕ぎ手2人の男性欧米人はかなりイケメンだ。顔でも負けた。ど完敗。

結局最後まで1時間半以上も漕ぎ続けてしまった。2時間コースなので30分近く縮めてしまったようだ。左手の親指の皮が2ヶ所めくれている。そう言えば風景を見る事を忘れていた。水面ばかり見てしまったよ。でも凄く楽しかった。女性船頭さんが私の肩を指差し大丈夫かと笑顔で気遣ってくれる。優しい。No Problem Thank You!と笑顔で答える。

下船する。Tシャツは汗でビショビショだ。喉も乾いている。岸で他のボートに乗ったツアーメンバーを待つ。全員揃った後でバスに移動。移動の途中で自販機を見つける。水の値段は10,000ドンだ。20,000ドン札を自販機に入れる。水は出てくる。おつりは出てこない。なんかうける。

バスに乗り込み昼食会場のホテルに向かう。ホテルまでは10分程度だ。すぐに到着、かなり立派なホテルだ。ホテルのレストランに入る。今回も円卓テーブルだ。

昼食のメニュー一覧表がある。カニのコーンスープ、シーフードのロータスサラダとシュリンプ、海老と肉の生春巻き、おこげご飯のチキンソース添え、牛肉のミックス炒め、鉢米、カラメルとの事。よく分からないが美味しそうだし、実際に美味しかった。

ただ大皿で出すのはやめて。11人もいるからみんな取りにくい。遠慮がちになる。左隣は80歳代の男性だった。夫婦でビジネクラスに乗って来たようだ。スーツケースにBusiness Classのタグがあったのを今朝、見かけた。

実は奥様がスマホで中国語を打っていたのも見かけていた。なんか見かけた、見かけたと書いているが、コソコソ覗いている訳ではない。聞くと夫婦共に台湾出身らしい。完璧な日本語だから、言われないと気が付かない。中国の反スパイ法に対してやや強めに怒っていた。なんともお答えしにくい。貴重な意見として聞いておく。

食事が終わる。出発までまだ10分あるとの事。まだビショビショのTシャツを着替えるチャンス。女性ガイドさんに頼み、バスに積んだスーツケースを取り出させてもらう。運転手さんは嫌な顔一つしない。その場ですぐに着替え。自分が男性で良かった。

10分経過しみんなバスに戻ってくる。揃った所でNOIBAI国際空港に移動する。ついに北部のハノイ観光が終わってしまった。次は中部だ。ここで男性ガイドさんとはお別れだ。なんか少し寂しい。日本語の発音や発音変化は苦手だがとにかく日本語の語彙が多かった。語彙量の大切さを感じさせてくれた。

37歳で独身、4年前に語学を使った教育会社を設立したとたん、コロナの影響で開店休業になってしまったそう。さらに当時の彼女にもその経済的理由で逃げられたとも言っていた。これから幸せが来る事を陰ながらお祈りしています。でも飲酒運転はやめた方がいいよ。トワンさん。

空港でスーツケースを預け、審査と手荷物検査を受ける。ベトナムは検査時に靴まで脱ぐ必要がある。過去に何があった。時刻は15時頃、搭乗開始は16時50分。まだかなりある。両替をしたいので銀行を探すがない。どこにもない。残念だ。フォーを食べようとお店に入る。和牛フォーなる一番高いのを注文する。値段は248,000ドン、日本円なら1,500円程度だ。

出てくる。臭い、やっぱり微妙に臭い。なんなのこの臭い。「ベトナムフォー 臭い 香辛料」 と検索してみる。パクチーと表示される。これなの?パクチーって。恥ずかしながら食べた事がない。臭いとは聞いている。なるほど納得する。これがパクチーなのかも。ちなみに絶対に和牛ではなかった。

搭乗時刻までひたすら旅行記を書く。1時間ちょいなんてあっと言う間だ。すぐに搭乗時刻になる。今回はグラウンドに一度降りてから専用バスで飛行機まで行くパターンだった。飛行機は小さめ。座席は3-3だ。今回は窓際でも通路側でもない。中央だ。ただ飛行時間は1時間25分らしいので気にならない。

飛行機の中でも旅行記を書く。気が付いたらダナン国際空港に到着。飛行機を降りて預けたスーツケースをピックアップしに行く。その後は全員で空港を出る。出た所で中部を担当する現地のガイドさんと会う。

クアンさん45歳、こちらの方もニコニコして感じが良い。キレイな日本語を操る。2児のパパだそうだ。クアンさんの案内でバスに向かう。大きくてキレイなバスが待機している。バスに乗り込み夕食のレストランに移動。

車窓からダナンの街を見る。かなりキレイだ。ハノイと違ってゴミが落ちてないように見える。夜中でもクラクションがなっていたハノイと違い、クラクションを鳴らす車をあまりみない。こんなに違うの?第一印象としては住むなら絶対ダナンだなん。自分のダジャレに寒気がする。

レストランはリゾート風のオシャレな造り。ちなみに男性ガイドさんによればダナンは"ベトナムのハワイ"と言われていて、ベトナムで一番の観光地だそうだ。海外から遊びに来た観光客がそのまま移住してしまう程だと言っている。まだ着いたばかりだが何となく納得出来る。

夕食はライスペーパーを使って自分で巻くベトナム春巻きや、ミークワンなるベトナム中部の料理だった。どれも美味しい。野菜は香草も入っており独特な香りがするものもあった。輪切りにされた生唐辛子の小さい欠片を口に入れてみる。口から火を吹いた。舐めただけなのにこの破壊力、半端ない。でも同じテーブルの人達はそれほど辛そうにしていない。ベロ死んでね?

21時頃バスに戻り、ホテルに向かう。ホテルはダナンではなくホイアンと言う街にあるらしい。40分程との事。ホテル前の道が狭い為か、その地域が大型バスを規制しているのか分からないが、ホテルの目の前までは行けないとの事。近くまで行き12人乗りの電動カートに乗り換えるとの事。なんか楽しそう。

35分後に乗り換え場所に到着する。かわいい電動カートが置いてある。全員乗り換える。ホテルまで5分らしい。カートなので窓はない。そもそも扉もない。だがスピードは車並み。落ちそうで怖い。

ホテルがあるホイアンの街はアチコチ、ライトアップされているので、とてもキレイだ。欧米人観光客もかなり見かける。街中を川が流れ、その川沿いにはネオンがキラキラしたお店がずっと並んでいる。音楽も大音量で流れている。気分が上がる。

21時40分頃ホテルに到着。チェックインはガイドさんがやってくれる。エントランスでルームキーをもらい明日の集合時間を聞いて解散。それぞれ部屋に向かう。

ここのホテルも部屋はキレイだ。寝室と浴室の境が透明ガラスなのがオシャレ。荷物の整頓を済ませて外の散策に行く事にする。普段なら行かないがネオンがキラキラした街を歩いて見たい。私の前世は多分虫。

ガイドさんからは屋台の物は日本人は食べない方が良いと教えられている。美味しいがお腹を壊す人がいるらしい。それとホテルの名前と場所を絶対に忘れない様に言われる。以前に迷子になり3時間さ迷ったツアー客がいたそうだ。

川沿いを歩く。ホントにネオンがキラキラで明るい。子供もたくさん歩いてる。安全な街なのだろう。日本語の看板は見かけないがハングルは時折見かける。韓国が幅を利かせているのを感じる。

この街を動画でも撮影した。撮影に気が付いて手を振ってくれる人もいた。優しい。歩いていると現地の人から時々声をかけられる。これ食って行かないか?タクシー乗らないか?そんな事を言われる。もちろん断る。

それにしても欧米人が多いな。お店でお酒を飲んで実に楽しそうだ。欧米人だけでなく現地のベトナム人も楽しそうだ。人生を日々楽しんでいる感じ。仕事ばかりしている自分と比べる。急に自分の人生がつまらないものに感じてしまう。そんな事はない。と信じたい。

散策を終了する。ホテルに戻る。道は忘れていない。大丈夫。ホテルの自室に到着。シャワー、歯みがき、充電、明日の準備をしてベットに移動。寝落ちするまで旅行記を書く。多分23時半位に寝落ち。


ガソリンスタンドに止まっている
トラックはかっこいい


船を漕いでくれる女性は
小柄な方が多い


世界遺産でもある"陸の桂林"
やはり美しい


機嫌が悪いとおつりを
出してくれません


キレイな提灯が鈴なりです


高いビル郡だってあります

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