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救急救命士からWEBエンジニアにジョブチェンジして3年間でわかったメリット・デメリットを紹介するよ。

前提


公務員としての救急救命士から、技術の最前線であるWEBエンジニアへの大きな転換を経験。このジョブチェンジは主に下記の4つの要因が軸となり決意しました。

  • 努力次第や工夫次第でたくさん報酬を得ることができる業界への興味

  • スモールビジネスからイノベーションを起こせるITの可能性への期待

  • お硬い公務や年功序列で結果と報酬が結びつかない業界への嫌気

  • エンジニアって一般の人がみても全くわからないことをやっていてすごくかっこいい(ブラッディマンデーを中2の時に見てからハッカーに憧れていた)

決意してからは大体8ヶ月ほど集中的にweb開発の基礎とモダンな開発技術(laravel,vue,docker,aws)を学習とポートフォリオ用のWEBアプリケーション開発を並行しながら行い、ある程度ポートフォリオが完成したタイミングで転職活動を行い現在ジョインしている自社アプリ開発企業へジョブチェンジすることができました。

🚑→🧑‍💻のメリデメ


web系エンジニアへジョブチェンジしてメリットはたくさんあってもデメリットなんてないだろうと思い3年間働いた結果以外とデメリットもあるなと感じたので今回は私が感じた🚑→🧑‍💻のメリデメを紹介していこうと思います。箇条書きで私が感じたことを雑に書いていくのでその点はご了承ください。この記事を読んでいる方はデメリットの方が気になると思うのでデメリットからどうぞ!

デメリット

  1. 安定性の欠如

    • 当たり前ですが公務員は安定します。地方自治体が潰れることも職をクビになることもほぼあり得ません。(不祥事などを除き)

    • 安定は自信の信頼につながります。日常的には住宅ローンの通りやすさや結婚する際の相手の親の反応などに影響します。(人間の価値は所属する組織では計れません、しかし世の中のほとんどの人間はわかりやすい基準(ここでは所属している組織)で他人の価値を測りたがる動物です)

    • また、軽視しがちだと思いますが職の安定は心の安定につながります。
      未経験から自社開発のwebエンジニアへの転職先は未上場のスタートアップ企業がほとんど、アップダウンの激しいスタートアップ企業のような不安定な環境で安定を求めるのは無理があると思います。不安定な分より多く給与を上げて欲しいですが、未経験からスタートアップにジョインしている状況ではそれはとても難しいです。自分のスキルレベルに合わせて給与が上昇しやすい職ではありますが、実際に給与に反映されるには所属している企業のバリューの向上に貢献できてるかが肝となるのでスタートアップでの給与アップはかなりハードルが高くあります。以上の理由から未経験から自社開発のwebエンジニアへ転職するほとんどの場合職の安定を得ることは不可能です。

    • 不安定な状況で心の安定を得る方法

      • 瞑想

      • セルフコンパッション

      • セルフトーク

      • 筆記開示

  2. 継続的な学習の必要性

    • IT技術は常に進化するため、webエンジニアとして最前線で活躍したいのであれば新しい技術に対して常にアンテナをはり必要であれば自分のスキルをアップデートしていかなくてはなりません。(私は死ぬまで学び続けたいと思っていると思っているのでITエンジニアという職に就くことができ本当に幸せです)

  3. 社会的貢献度の変化:

    • 消防士(救急救命士)の業務は基本的に困っている人を直接助ける業務のため社会に対しての貢献度が実感しやすいです。その反面エンジニアは自身の業務が社会貢献から離れているため貢献度を実感することが難しい。(自信が開発に関わったサービスが周囲の人々に使っても得るような環境であれば貢献度を実感しやすい)

  4. 孤立感

    • リモートワークが主流になっているためチームやコミュニティとの直接的な接触が少なくなり、孤立感を感じる可能性がある。

    • 孤立感を抑える方法

      • 仕事以外のコミュニティ作り

      • webmtgでの顔出し

  5. 自己管理の難しさ:

    • 自宅での勤務は自己管理能力が求められ、仕事とプライベートの境界線を引くのが難しい。

    • 私はいつでも仕事ができる環境により休みの日も仕事のことを考えてしまいなかなか休めないという状況を数ヶ月経験しました。(贅沢な悩みだと思われると思いますが、真剣に対策しないとワーカーホリックなどに陥るかも)

    • 自己管理初級編

      • 自身のベースとなるスケジュールを作成する

      • 仕事に集中できる仕組みづくり

        • スマホのアプリ使用制限機能を活用

        • タイムロッキングコンテナなどを利用し自身の欲のコントローラーデバイス(TVのリモコン、ゲームのコントローラ(WEBアプリのコントローラもないとアプリとして機能しませんよね)、スマホなど)を使用できない状況にする

        • 環境づくり

  6. 自分の明確なキャリアプランがないと給与アップや出世が難しい

    • 前職の公務員では職年数で大体の給与が決まる為、目の前のタスクをやっていればそれなりに昇給することはできたが、エンジニアはただ目の前のタスクをこなすだけでは昇給は難しい(よく言う緊急度より重要度の方を優先する話)。

    • だからと言って闇雲に勉強するのはNG。

      • エンジニアの学習領域広すぎる→どんどんと新しいテクノロジーが勃興し、古いテクノロジーも更新されていくので、ソフトウェア開発者はキャリアを通じて多くのプログラミング言語やフレームワークを学ぶ必要がある

      • 流行ってる技術ばかり手を出してもそれを使ってバリューを生み出さなければただの自己満にしかならない

      • 重要なのは、今の自分が価値を生み出すためには何が必要かという考えから逆算して、自身に足りない知識やスキルを一つずつ埋めていくこと。(何を身につけるか全て自分で決める必要がある)


メリット

メリットに関してはいくらでも出てくると思われるので実際に私が強く感じた点にフォーカスして書いていきます

  1. 柔軟な働き方

    • フルリモートワークにより、時間や場所に縛られずに働ける

      • 趣味のボディビルベースでスケジューリングすることができる。(食事時間やトレーニング時間など)

      • 絶賛子育て中の方であれば、成長スピードが早い貴重な幼児期にたくさん一緒に過ごすことができる。(私は子供がいませんが愛犬2匹と毎日一緒に過ごせて本当に幸せです)

  2. キャリアの多様性

    • エンジニアとしてさまざまなプロジェクトや業界に関わることができる。

    • 将来的にPdmを志望する場合もエンジニアのスキルは重宝される

  3. 高収入の可能性

    • 技術スキルが高いほど高収入を得やすい市場

  4. 周囲に成長中毒者が多数いる

    •  スキルや知識が自身のバリューと強く相関している業界なので向上心の強い方が多い気がする

    • 周囲に感化され現状に満足せずに日々新しいスキルや知識を求める意欲を保ちやすい

最後に…


エンジニアという仕事に夢を抱いて転職する方が多くいると思います。ただ、世間では働き方の柔軟性やIT需要の増加によるエンジニアの給与の上昇など聞こえのいい言葉ばかりが蔓延っている気がします。私自身聞こえのいい言葉に踊らされてほぼ脳死状態でエンジニア転職を決意してしまいました(結果的に本当に決意して良かったと思っている)。何事も決断する際はメリットだけでなくデメリットの部分にも目を向ける必要があると思うので今回このような記事を執筆させていただきました。この記事が未経験からのエンジニア転職を決意する際の参考になれば幸いです。

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