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超本格推理ゲー『The case of the golden idol』に没頭しました!
みなさん、こんにちは。本記事では、『The case of the golden idol』(「ザ・ケース・オブ・ザ・ゴールデンアイドル」)というゲームの推しポイントを語っていきたいと思います。
ゲームジャンルは、「ミステリーアドベンチャー」で、ストーリーを読み進めていくというよりは、文字を当てはめて謎を解くパズルゲームです。
本作、邦題はなく、そのままカタカナ名です。この時点で、独特な雰囲気を醸し出していますが、内容はもっと独特です(笑)でもそれが、斜め上の方向に突き抜けてイイので、ご紹介していきたいと思います。(ネタバレは今回ないです。)
あらすじ
1700年代の架空のヨーロッパを舞台にして、とある「冒険家」が突き落とされる場面から物語は始まる。そこから、連鎖するように無残な死を遂げていく人々。その現場にはいつもとある「一族」が関わっていた。プレイヤーは事件を追う中で、殺人のトリック、動機、謀略、巨大な陰謀を明らかにしていく。
本作の推しポイント!
超シンプルな操作性!
難しい操作は本作は皆無!事件現場の一枚絵の気になるところをクリックし、入手した語彙を歯抜けの文章に当てはめていくだけ。時間制限もなく、こころゆくまで推理できます。
何とも奇妙なイラストデザイン
本作に、独特な雰囲気を醸し出している最大の要素がコレ!油絵で描かれたような西洋画の一枚絵と、その登場人物のキャラクターデザインです。日本でこのゲームは作れないだろうなというような癖の強い、顔や造形してます。(いわゆるカッコいいキャラも、かわいいキャラもいません!)それが、前後に微妙に揺れているのも含め、かなりシュールです。でも、それが徐々に癖になってくるのが不思議なところ。事件の不可思議さ盛り上げる要素として、このイラストは一役買っています。
”興味そそらせる”恐ろしくて不思議な殺人事件たち
本作への興味を引き立ててくるのが、事件の中心にいる無残にも殺されてしまった死体です。どうしてこんなにも人は「殺人事件」に惹かれるのでしょうか。人が死ぬ理由は様々です。毒殺、刺殺、銃殺、爆殺、転落死、焼死に、死因不明死体……。事件の度に多種多様な死因を持つ死体が登場して、その陰惨さにプレイヤーをギョッとさせます。その死因のインパクトが謎解きの導入として、見事な役割を担っています。
謎解きこそがメインディッシュ!その覚悟は?
死体を発見!そこからが、本作の醍醐味であり、最大の難関ポイント、謎解きです。本作、殺人が起こるまでの描写は一切ありません。もう事件が起こってしまった後に、死体に残された証拠、まわりの痕跡、人々の噂話、手荷物などを調べまくることしかプレイヤーにはできません。まずは、現場に居合わせた人物全てのフルネームを特定しましょう。そして、人物相関図、それぞれの思惑、動機は何なのかを特定し、事件を解明しましょう!一見、関係なさそうな物品が、すべてをひっくり返す事実を握っているかもしれません。その点と点がつながった時の興奮は、半端ないです!!
おまけ
個人的に好きなエピソードは、最終回です。最後ということで、謎の総仕上げ的な手ごたえは、もちろんですが、結末が特にお気に入りです。あのキャラクターがまさかのああなって、このキャラクターが、そう来るのか!と、思わず膝を打ってしまいました。
以上、『The case of the golden idol』のご紹介でした。レベル上げをしたり、アクションを楽しんだりするようなポピュラーなゲーム性ではありませんが、推理超特化型のゲーム作品として尖っておもしろかったです。やや日本語へのローカライズが甘いかな、ぐらいが、欠点ですね。私がプレイしたのは、Switch版で、二つの前日譚も遊べる、コンプリートエディションでした。アプリ版やPC版もあるみたいなので、お好きな媒体でどうぞ。ここまでお読みくださりありがとうございました。