手術の日
体調はどうですか?としきりに聞かれる。
恐らく創部の感染予防のためだろう。
麻酔の注射を打つため、事前に歯茎に部分麻酔をされる。
30分ほどして、注射を一回‥痛い。が、すぐに麻酔が効いてきて、続けて何回か刺されたようだが痛くはなかった。
しばらくして、手術が始まる。
私は口を開けているだけ。
目にタオルをかけられ、何をされているのか分からない分想像していまい余計に緊張する。
ゴーという大きな音
歯茎を切られている感覚
何かで削る音
根管治療の時のようにズブズブされる感覚
充填剤なのか変な味と血液の味
唾液を吸われる、出血を綿で拭かれる
などして1時間ほど経過した。
「ご説明しますね」
マイクロスコープで撮影した画像を10枚ほど見せられる。
「今やっておいてよかった。手術してみて分かったんですが膿で骨がほとんど溶けていて、悪い度合いでいうと10段階中のほぼ10です。
放っておいたら隣の骨まで溶けてしまって隣の歯まで手術が必要になるところでした。
それで、骨に穴を開けて膿を出しました。根管が完全に貫通していることを確認して、膿の袋を全部出しました」
上顎に穴があいている画像を見せられる。フィステルができたことにも気づかなかったが、歯茎が腫れ始めてたった5ヶ月で手術をしなければ治らないほどまで悪くなってしまっていたことに驚いた。
当日は入浴禁止(体が温かくなることで出血が多くなりやすいから驚きますとのこと)、
食べ物の制限はないが術部で噛むと痛むので注意、授乳中も使える抗生物質を出すので1日3回飲むこと、
痛む時はロキソニンを飲むこと(手持ちの痛み止めを飲んでもいいが、ロキソニンが一番強く効くのでロキソニンから飲んでほしいとのこと)、
授乳は最短で3時間半後から大丈夫、代謝が悪い人でも4時間もあれば母乳には入ってこないこと、
1週間後に抜歯をするので予約してほしい旨を言われ終了した。