10月12日

さて、今日からまた出張。

福岡で二三日滞在できたが、ほとんどがリフォーム会の反省「ああいうふうにすればよかった、こう言う機材が必要だった」とか考えて、機材の発注をして、福岡各地の現場に散らばってしまったかつての自分のリフォーム道具を集めに西へ東へ、そしてなつかしの工具たちをクルマに積んで海路、関東へ行く、その準備をしておった。

今回、いわゆる大壁工法というやつをやる。

木材切り、石膏ボード貼り、パテ埋め、クロス貼り、の工程だ。

大壁工法は何と言っても柱を塗ったり、養生したりが無い。

一気にびゃっと貼って、インパクトとタッカーでバンバンバン、その後びゃっびゃっと仕上げ。

ちまちまする所が殆ど無い。仕上がるとあまりのビフォアフターの変貌ぶりに恍惚とする。

ワイはとてもこの工法が好きだ。ボロボロ築古戸建ての再生をするのであれば、真壁で漆喰仕上げか、大壁に変更してボード貼ってクロス貼っちゃうか、二択になると思うが、DIY界隈ではどちらも全く流行ってない。嘆かわしいことだな。

むしろ砂壁にボンド塗ってその上に直接クロスを貼るという表層リフォーム工法が風靡している。実に嘆かわしい。

こんなのクロスがすぐに剥がれてきて次の入居募集の時に絶対やり直しになるし、生活していて壁が崩れてきて最低限の美観すら保てないとなると入居者の満足度は一気に低下して退去にもなるだろうし。

そもそもである、表層リフォームはボロ戸建てDIY賃貸業の一番美味しいところ、不動産賃貸業のビジネスモデルの核心部に反する。

「一度仕事したら、あとは放置で継続収入がある」

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