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vol.1 再現性の塊、ラーメン屋ビジネスでお金と時間の自由を手に入れる『ラーメン屋開業入門』

支那そば軍曹 サウザーの白熱教室
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※試聴版。オリジナル版(01:06:42)は購入後に視聴可能。

その1。

音声チェック済み。
とりあえずアップ。

ラーメン屋開業に興味がある方や、成功する起業家の話全般を聴いて、自分に教育を施したい方向け。
このインタビューを収録したのち、僕も実際にラーメン屋やることになりました。「そんなに儲かるんならお前がやれよ」という反問に完璧な形で(身銭を切り、リスクを取って、労力を費やし)答えることに、はからずもなってしまいました。行ける!と思った人はやってみましょう。地に足のついたガチのリアルビジネス講義です。不景気にも強い。ビジネスモデルを完全にマスターしてしまえば、投資案件としても良い。おすすめのオーディオです。

また紹介文は書き直します。

続編のオーディオも来月発売予定です。支那そば軍曹の人生編です。ラーメン屋店舗をオープン前に燃やしちゃって死にかけた話など。乞うご期待。

聖帝



----紹介文にかえて-----



飲食店の再定義的なムーブメントについて。

これを書いているのは2020年4月12日。本オーディオを収録したのは2019年の11月のことだ。

現在、新型コロナウィルスの世界的な流行により、都市封鎖、医療崩壊、鎖国、史上初の緊急事態宣言など、あたかもSF小説でしか聞かないような単語が当たり前のように飛び交うような異常事態となっている。

「再現性の塊のラーメン屋ビジネス」

という触れ込みで収録したこの企画であったが、たったの半年の間にまったく『再現性の無い』世界の話になってしまった。

僕もこのオーディオを聴き返してみて思うのだが、今聴くと、むしろコロナ前のウエイな」空気のほうに、全く現実味を感じられない

「これ、景気良かった頃の話だよなあ」

「今のピリピリムードは全く無いなw」

という感想である。

楽天的で、愉快そうで、未来は明るいという雰囲気しか感じられない。ほんの一寸先の未来にとんでもない災厄が迫っているとも知らず、実にのんきな奴らである(僕が特にww)。

むしろコロナ前の世界の空気感を伝える資料として価値が出るかもしれんな、ぐらいの物だ。

おそらく、このオーディオの講師である支那そば軍曹どのに

「今、ラーメン屋って始めるべきでしょうか?」

と聞くと

「今はやめとけ、死ぬぞ」

と言うかもしれないぐらい、飲食事業を取り囲む状況は非常に厳しいものに変わってしまったのであり、しかも過ぎ去りし時代はもう決してっ返って来ない。(※支那そば軍曹どのなら、逆に今がチャンスだぐらいの事を言うかも知れない。実際、ライバルが逆境の時こそがチャンスというのは商売上、ガチで真の事が多い)

世界はとんでもない事になってしまった。

とは言え、僕の見立てによると、たとえ新型コロナといえど、資本主義の基本的な枠組みを破壊してしまう事はなさそうである。

人間社会、国家、大企業などがとろけるように崩壊して、経済の根本的な仕組みが跡形もなく破壊し尽くされるほどのインパクトでは無さそうである。

経営者がリスクを取り、責任を負い、事業計画を練り、ルールを作る。事業が失敗すると大損する代わりに、成功したら大きな収益を得る。

勤め人は経営者にお金で雇われる代わりに指示された通りに動く。事業が儲かろうが損しようが一定の給料はもらえる、と。

その辺りの仕組みは全然変わらない。

『自宅待機』『リモートワーク』によって、一時的に勤め人にとっては天国とも言える素晴らしい労働環境が出現して、

「リモートワーク中にずっと漫画読んでたぜ!仕事なんか2時間で終わるよ!」

「リスク取って起業家やるよりも大企業の勤め人が最高だよ!」

というような状況があるとも聞くが、まったくもって一時的な現象である。資本主義の根本的な枠組みはコロナに蹂躙されようとてやはり変わらない。

商品を創り、その商品をお金と交換できる側の人だけが、満足行くお金と時間を手にするのである。リスクと責任を負った者だけが自由を手にする。

今、多くの飲食店経営者が煮え湯を飲んでいる。店を開けてもお客さんが外出自粛のために来てくれず、お店を維持する資金で所持金が溶けてゆくのである。

通称、コロナビームという大災厄だ。

が、僕思うに、それはコロナ以前の時代の商売のやり方を変えていない経営者(業態的に変えようがない人は残念だが)が苦しんでいる、ということだと思う。時代は完全に変わり、顧客の消費スタイルも劇的に変化してしまった。それも一瞬のうちに、である。

顧客も自粛と引きこもり生活に飽き飽きしているだろう。

何かお金を遣って憂さ晴らししたいとか、美味い物を食べて脳汁出したいと、自宅の退屈な部屋の中でそう強く思っているに違いない訳だ。人間は長き禁欲には耐えられないようになっている。

だが、お金の遣いみちが無い。

商品提供側が、コロナ以前の商売のやり方を改めないから、お金を出したいのにお金の出しようが無い。

今般の新コロ禍によって、今ある飲食店の半分が、潰れちゃうだろうと思う。惨たる状況である。

「食卓を囲んでお酒を飲んで楽しくお話する」

という業態から死ぬ。三密の飲食業態にはどれだけ粘ってもおそらく未来は無い。

居酒屋とか鍋屋。コロナビームが直撃被弾する業態で、ほとんどの経営者が貯金を全部溶かすことになる。

法人経費の接待交際費で食べるようなお高い美食のお店もまた直撃であり、かなりの勢いで破綻するお店を出すことになりそうだ。

では、ラーメン屋はどうか。

幸いにしてと言って良いのかわからないが、ラーメン屋はコロナビームかすり業態である。

1.喋らない、三密が揃わない

2.経費で食べない、私費の顧客中心

3.こっそりお忍びで行きやすい

という点で直撃を免れていると思う。ただ、かすっただけでも恐ろしい威力なのがコロナビームであり、片腕ぐらいはふっ飛ばされるぐらいの怪我は負うんだろうと思われるが。

ラーメン屋もコロナ後の世界の需要にいちはやく適応した者だけが生き残る。テイクアウト弁当、出前配達を含む、消費者ニーズをいち早く捉えた者だけが生き残る事になりそうだ。

飲食店は、定義そのものを再定義される事になるだろう。居酒屋的なものから、大手牛丼チェーンのようなものに定義が変わる。

カウンターで誰とも喋らずメシを食い、持ち帰り弁当も買える。

ラーメン屋は食券機で食券買って誰とも喋らずカウンターで一人メシを食う。コロナ後の飲食店の雄、牛丼チェーンの業態の半分をすでに条件を満たしているのがラーメン屋の強みである。

あと少しだけ、頑張って牛丼チェーンに寄せる事ができれば、コロナ後の世界の雄となれるのである。(雄の中の雄は、宅配ピザ屋だけど)

何を隠そう僕もこのタイミングでラーメン屋をオープンさせようとしていて、大嵐の中の船出に恐れおののいている人間の一人だが、これはもしかしたら大チャンスなのかもしれない。

持ち帰り弁当、出前配達、ラーメン屋だけどなんの躊躇も無い。新規参入者の既成概念の無さが有利に働くと思っている。

厄介な飲食店のライバルたちもコロナビームによって一掃されて消え去ってしまっている。同業者バチバチ戦うこと無くゆったりと利益をあげられる環境が来る。

とまあ、あんまり紹介文ぽくない形になっちゃたけど、今自分が勤め人やってて勤め人卒業を目指すならラーメン屋目指してラーメン試作の日々を送るのは資本主義ゲーム的にかなり「あり」だと言う考えに、実を言うとあまり変化は無い。

まあせいぜい死なないように頑張る所存です。いつものように何だか紹介文ぽくないエッセイになってしまいましたけどね。

聖帝

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