vol.6 都内在住・投資エリア首都圏で、不動産+レンタルスペース運営で月キャッシュフロー100万円を達成する方法 by滝沢クリスタム様
滝沢クリスタム様 サウザーの白熱教室
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※試聴版。オリジナル版(58:55)は購入後に視聴可能。
第六話(最終話)
本作、滝沢クリスタムさん編は、不動産シリーズとして作成された。そのためもちろん、不動産に関するノウハウや知見が満載だ。中級以上の内容として、不動産に関心がある方には有益であることは間違いない。
そしてその中で、もうひとつリスナー各位に読み取っていただきたいことがある。それは「人生とは何ぞや?生き方とは?働き方とは?」という壮大なテーマである。もちろんそのような意図で作られたわけではないと推察する。しかし滝沢さんが辿ってきた道すじは、そのことを深く考えさせるに余りある。滝沢さんが苦難の末に不動産という島に漂着し、そして健美家に入社してわかったことは、生き方に迷う若人にはとても参考になること、間違いない。
なぜなら、それは一個の動物として、そのオスとして大切なことにつながっているからだ。そう、生物のオスたるもの子孫を残してナンボ、ということだ。しかもただ子孫が生まれればいいわけではない。心身ともに健康に育ってまた次世代を作っていけなければならぬ。身体だけ大きくしてもダメだ。精神が健康でなくてはならない。そしてそのためには、良好な家庭環境という土壌が必要だ。良き家庭は、どうすれば作れるのか?そして逆に、何をしたり、しなかったらマズいのか?その事例を滝沢クリスタムさんはその壮絶な半生から、体験談を語ってくれる。
少しネタバレすると、要点は「ワンオペ育児」である。昭和の時代、男は外で稼ぎ、女は家を守る(育児する)という役割分担が明確だった時代はとうの昔。当時はまだ拡大家族であったから、じいちゃんばあちゃんの補助があって何とかなっていた。しかし平成の世になり、田舎から都市圏へ移住した核家族の家庭がそのノリで男は外、女は家、をやった結果がどうなったかーー子供が成人してからの離婚、もしくは家庭内不和により子供がトー横キッズになったりしているケースが令和の世では散見される。これは都会の核家族が昭和スタイルをやるとリソース(人手)が足りなさ過ぎて家庭が事実上、維持できなかったということを示唆している。人格の根幹が形成される幼少期に、子は無意識のうちに家庭の健全さ具合を吸収しているのだ。つまりここをおざなりにしていては、その場はやり過ごせても最終的に大きなツケを支払うことになる。子孫が心身共に健康に育つには、家庭環境の整備が必須なのである。このことは、UNIVERSE25というマウスの実験が重要な示唆を与えてくれるのだが、今まさにこの淘汰圧に我々は直面しているのではなかろうか。都会でぎゅうぎゅうになって、異常行動を取るマウス達は、子供を産めても育てられない。結果、子孫を残せず、遺伝子のバトンを繋げないーー
話を戻すと、ワンオペ育児が諸悪の根源なのだが、これを回避するにはどうすれば良いのか?という話になってくる。滝沢さんも健美家に入社する前職(不動産の賃貸業者)では、21時帰宅であった。まさにワンオペ育児。奥さんは疲弊しきって喧嘩が絶えず離婚寸前まで行ったという。そんな中、2人目を授かった。このままでは家庭崩壊が間違いない状況で、縁あって健美家に入社。労働時間が3分の2になり、年収も増えた。これによって滝沢さんは息を吹き返すことができた。
ここで教訓とすべきは資本家側の意図と戦術である。資本家は、労働者から労働力をなるべく安く、大量に買いたい。つまりサービス残業が最高の利益だ。もしくは残業代を支払ったとしても、それ以上のリターンがあれば大いにアリだ。つまり労働者から労働力、すなわち時間をいかに引き出せるか?が資本家側の腕の見せ所であるとも言える。
しかしながら、こと家庭というユニットにおいて「時間」は非常に貴重なリソースだ。特に夕方18時以降の食事、風呂、寝かしつけは2馬力があった方が絶対に良い。しかもこの時間帯の30分は、他の時間帯の30分とは価値が異なる。夫が19:00に帰宅するのか、19:30に帰宅するのか。この差は極めて大きい。ちなみに20:00になるとほぼ意味はなく、20:30帰宅は無意味に近い。なお21:00帰宅は論外で、ワンオペ育児カウンター(恨み)が+1される。平成の核家族の夫達は、このワンオペ育児カウンター(恨み)を溜め過ぎて、今、定年後にハシゴを外されて不幸になっている。
では、早く帰宅するためにはどうすればいいのか?つまり残業なく定時で帰りやすい勤務先をいかに見つけるか?それにはいくつか条件があるが、儲かっている会社、かつマンパワーに頼らないという仕組みが肝要であると思う。かつて滝沢さんがやっていた不動産の賃貸業者は、残業代や歩合(インセンティブ)をニンジンにして労働者から長く時間を買い上げるというスタイルの勤務先であった。これは資本家の策略のひとつだ。もちろん残業や歩合に対してのお金は支払うが、逆に言えばお金さえ払えば労働者から時間を買えると考えれば安いものである。
しかしながら労働者にとって、その残業の30分、夕方の30分の価値は、極めて高い。このことを多くの夫は軽視して、日々、ワンオペ育児カウンター(恨み)を積み重ねてしまう。そして妻は病んでいき喧嘩が多くなる。なおこのワンオペ育児カウンター(恨み)を減らす施策も無くはない。ひとりでスタバに行かせたり、夫が子供を外に連れ出すなど、子供と切り離された時間、羽伸ばしタイムを作っていくことが有効だ。
「資本家の策略に乗らない」という概念は、家庭平和の維持だけでなく、自分のビジネスを組み立てるという意味でも重要なことだ。資本家は、先述の通り労働者の時間を狙っているが、さらにもうひとつ狙っているものがある。それは「気力の玉」だ。これは1日に1つしか使えない精神的リソースである。要は元気があるときに高いパフォーマンスを発揮できるということなのだが、この有益な気力の玉を、資本家は自らのビジネスを円滑に回したり発展させるために使ってほしいのだ。つまり資本家というのは、労働者から時間と気力の玉をたくさん集めれば集めるだけ、良いビジネスができるのである。ゆえに労働者達は知らず知らずのうちに、その貴重な気力の玉を、雇われ仕事に消費させられてしまうのである。結果、自分の事業、ビジネスを持つことができなくなる。
あなたの時間と気力の玉は狙われている!このことに気が付かねばならない。本来ならば、極めて価値ある「気力の玉」は、特価で高く売りつけなければならないものだ。しかし、さすがにそれは難しい。そのため「安易に売り渡さない」という考え方をしていこう。目に見えぬこの貴重で有限な財産を、安く買い叩かれずに、守っていくのだ。
不動産投資を始めるにはまず貯金から、とはよく言われる。しかしながら、それは時間がかかる。いち早く、不動産の入手へ人生ゲームのコマを進めたいのならば貯金という手段ではなく、ビジネスで一発当てて、それを種銭にして不動産入手に進みたいところだ。
そうして不動産を手に入れた先には、また新たな景色が現れる。都心に働きにいく必要がなくなれば、住居の選択肢が広がる。仕事選びの水準も緩和される。さすがに完全リタイアには足りないが、それでも地方移住するという選択肢が見えてくる。地方の弱点は賃金が低かったり、そもそも正社員の枠が少ないことであるが、不動産があればこのデメリットを相殺できて、職業選択の幅が広がる。もちろん居住コストが下がることもプラスだ。
滝沢さんの夢は温暖な静岡県(※聖丁注:神奈川県の海側の先っぽらへんだったはず)でイチゴの観光農園を開くこと。この夢を叶えるためのピースが着々と、揃ってきている。
をはり
ヤコバシ著
本作、滝沢クリスタムさん編は、不動産シリーズとして作成された。そのためもちろん、不動産に関するノウハウや知見が満載だ。中級以上の内容として、不動産に関心がある方には有益であることは間違いない。
そしてその中で、もうひとつリスナー各位に読み取っていただきたいことがある。それは「人生とは何ぞや?生き方とは?働き方とは?」という壮大なテーマである。もちろんそのような意図で作られたわけではないと推察する。しかし滝沢さんが辿ってきた道すじは、そのことを深く考えさせるに余りある。滝沢さんが苦難の末に不動産という島に漂着し、そして健美家に入社してわかったことは、生き方に迷う若人にはとても参考になること、間違いない。
なぜなら、それは一個の動物として、そのオスとして大切なことにつながっているからだ。そう、生物のオスたるもの子孫を残してナンボ、ということだ。しかもただ子孫が生まれればいいわけではない。心身ともに健康に育ってまた次世代を作っていけなければならぬ。身体だけ大きくしてもダメだ。精神が健康でなくてはならない。そしてそのためには、良好な家庭環境という土壌が必要だ。良き家庭は、どうすれば作れるのか?そして逆に、何をしたり、しなかったらマズいのか?その事例を滝沢クリスタムさんはその壮絶な半生から、体験談を語ってくれる。
少しネタバレすると、要点は「ワンオペ育児」である。昭和の時代、男は外で稼ぎ、女は家を守る(育児する)という役割分担が明確だった時代はとうの昔。当時はまだ拡大家族であったから、じいちゃんばあちゃんの補助があって何とかなっていた。しかし平成の世になり、田舎から都市圏へ移住した核家族の家庭がそのノリで男は外、女は家、をやった結果がどうなったかーー子供が成人してからの離婚、もしくは家庭内不和により子供がトー横キッズになったりしているケースが令和の世では散見される。これは都会の核家族が昭和スタイルをやるとリソース(人手)が足りなさ過ぎて家庭が事実上、維持できなかったということを示唆している。人格の根幹が形成される幼少期に、子は無意識のうちに家庭の健全さ具合を吸収しているのだ。つまりここをおざなりにしていては、その場はやり過ごせても最終的に大きなツケを支払うことになる。子孫が心身共に健康に育つには、家庭環境の整備が必須なのである。このことは、UNIVERSE25というマウスの実験が重要な示唆を与えてくれるのだが、今まさにこの淘汰圧に我々は直面しているのではなかろうか。都会でぎゅうぎゅうになって、異常行動を取るマウス達は、子供を産めても育てられない。結果、子孫を残せず、遺伝子のバトンを繋げないーー
話を戻すと、ワンオペ育児が諸悪の根源なのだが、これを回避するにはどうすれば良いのか?という話になってくる。滝沢さんも健美家に入社する前職(不動産の賃貸業者)では、21時帰宅であった。まさにワンオペ育児。奥さんは疲弊しきって喧嘩が絶えず離婚寸前まで行ったという。そんな中、2人目を授かった。このままでは家庭崩壊が間違いない状況で、縁あって健美家に入社。労働時間が3分の2になり、年収も増えた。これによって滝沢さんは息を吹き返すことができた。
ここで教訓とすべきは資本家側の意図と戦術である。資本家は、労働者から労働力をなるべく安く、大量に買いたい。つまりサービス残業が最高の利益だ。もしくは残業代を支払ったとしても、それ以上のリターンがあれば大いにアリだ。つまり労働者から労働力、すなわち時間をいかに引き出せるか?が資本家側の腕の見せ所であるとも言える。
しかしながら、こと家庭というユニットにおいて「時間」は非常に貴重なリソースだ。特に夕方18時以降の食事、風呂、寝かしつけは2馬力があった方が絶対に良い。しかもこの時間帯の30分は、他の時間帯の30分とは価値が異なる。夫が19:00に帰宅するのか、19:30に帰宅するのか。この差は極めて大きい。ちなみに20:00になるとほぼ意味はなく、20:30帰宅は無意味に近い。なお21:00帰宅は論外で、ワンオペ育児カウンター(恨み)が+1される。平成の核家族の夫達は、このワンオペ育児カウンター(恨み)を溜め過ぎて、今、定年後にハシゴを外されて不幸になっている。
では、早く帰宅するためにはどうすればいいのか?つまり残業なく定時で帰りやすい勤務先をいかに見つけるか?それにはいくつか条件があるが、儲かっている会社、かつマンパワーに頼らないという仕組みが肝要であると思う。かつて滝沢さんがやっていた不動産の賃貸業者は、残業代や歩合(インセンティブ)をニンジンにして労働者から長く時間を買い上げるというスタイルの勤務先であった。これは資本家の策略のひとつだ。もちろん残業や歩合に対してのお金は支払うが、逆に言えばお金さえ払えば労働者から時間を買えると考えれば安いものである。
しかしながら労働者にとって、その残業の30分、夕方の30分の価値は、極めて高い。このことを多くの夫は軽視して、日々、ワンオペ育児カウンター(恨み)を積み重ねてしまう。そして妻は病んでいき喧嘩が多くなる。なおこのワンオペ育児カウンター(恨み)を減らす施策も無くはない。ひとりでスタバに行かせたり、夫が子供を外に連れ出すなど、子供と切り離された時間、羽伸ばしタイムを作っていくことが有効だ。
「資本家の策略に乗らない」という概念は、家庭平和の維持だけでなく、自分のビジネスを組み立てるという意味でも重要なことだ。資本家は、先述の通り労働者の時間を狙っているが、さらにもうひとつ狙っているものがある。それは「気力の玉」だ。これは1日に1つしか使えない精神的リソースである。要は元気があるときに高いパフォーマンスを発揮できるということなのだが、この有益な気力の玉を、資本家は自らのビジネスを円滑に回したり発展させるために使ってほしいのだ。つまり資本家というのは、労働者から時間と気力の玉をたくさん集めれば集めるだけ、良いビジネスができるのである。ゆえに労働者達は知らず知らずのうちに、その貴重な気力の玉を、雇われ仕事に消費させられてしまうのである。結果、自分の事業、ビジネスを持つことができなくなる。
あなたの時間と気力の玉は狙われている!このことに気が付かねばならない。本来ならば、極めて価値ある「気力の玉」は、特価で高く売りつけなければならないものだ。しかし、さすがにそれは難しい。そのため「安易に売り渡さない」という考え方をしていこう。目に見えぬこの貴重で有限な財産を、安く買い叩かれずに、守っていくのだ。
不動産投資を始めるにはまず貯金から、とはよく言われる。しかしながら、それは時間がかかる。いち早く、不動産の入手へ人生ゲームのコマを進めたいのならば貯金という手段ではなく、ビジネスで一発当てて、それを種銭にして不動産入手に進みたいところだ。
そうして不動産を手に入れた先には、また新たな景色が現れる。都心に働きにいく必要がなくなれば、住居の選択肢が広がる。仕事選びの水準も緩和される。さすがに完全リタイアには足りないが、それでも地方移住するという選択肢が見えてくる。地方の弱点は賃金が低かったり、そもそも正社員の枠が少ないことであるが、不動産があればこのデメリットを相殺できて、職業選択の幅が広がる。もちろん居住コストが下がることもプラスだ。
滝沢さんの夢は温暖な静岡県(※聖丁注:神奈川県の海側の先っぽらへんだったはず)でイチゴの観光農園を開くこと。この夢を叶えるためのピースが着々と、揃ってきている。
をはり
ヤコバシ著
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