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エピソード5 アナキンさんの結婚と離婚に関する『我が闘争』および、ストリートナンパで地蔵せずに声掛けする方法
アナキン・アウトレイジ サウザーの白熱教室
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※試聴版。オリジナル版(58:31)は購入後に視聴可能。
エピソード5(全6本)「オープン率の逆説」
Vol.5では恋愛工学だけでなく流星道場流も修めたアナキンさんのテクニックが披露される。Vol.4では地蔵の克服について取り上げた。ではその先、いかに女の子と会話をスタートするか、つまりいかに「オープン」するのか?という部分の講義に移っていく。
地蔵を克服した男は、街行く女子に狙いを定め、接近して声をかける。女子がそれに応じれば「オープン」となるのだが、そこに至るまでには組み立てが要る。まずステップ0として、相手に逃亡をされないことが大切だ。驚かせない・特別な警戒をさせないことが大切だ。それは物理的な接近の角度と距離の詰めかたといった間合いの把握から始まる。街中で、いきなり後ろから声をかけられたら誰でも驚くし、正面から一直線に急接近してくる男も恐い。こういう相手には危険を感じて、女子はまず逃亡してしまう。まずは自然に自分を認識させることが第一の関門となる。ここで逃亡されなければ、ひとまずは次のステップに進める。
次は会話を開始する、つまり「オープン」をすることが目的となる。オープンするための声かけ、それをオープナーと呼ぶが、このオープナーに女子が反応し会話が始まるかどうか、がVol.5の最重要テーマである。
ナンパには「MP」の概念がある。MPとはRPGゲームでおなじみのマジックポイントのことであり、呪文を唱えるために必要な精神力のことだ。アタマの回転や気力の源でもある。ストリートナンパ時には、肉体的な体力であるHP(ヒットポイント)よりも、MPのペース配分のコントロールが重要となる。まずナンパ初心者はMPの最大値自体が少ない。すぐに枯渇してしまう。MPは寝ないと回復しない。MPはナンパに慣れれば最大値が増える。筋肉を鍛えるかのように、MPも鍛えることができる。また消費MPを節約できるスキルも「慣れ」によって身に付き、燃費が向上し継戦能力が高まる。これは実戦を積み重ねれば体得できるスキルでもある。
このようにMPの基礎体力を増やしていくことも大切だが、同時に技術面、つまり消費MPのコントロールを修得することも大切だ。特に初心者の頃は、オープンさせることに一生懸命になるので、消費MPが大きいオーダーメイド的なオープナーを多用することになる。そのため、すぐにMP切れとなってしまう。MPは有限であり、オープナーにはMP消費があるということを正しく把握することから消費MPのコントロールは始まる。この消費MPとオープン率の微調整コントロールは、後ほど重要な概念として登場する。
とはいえ、まず初心者の頃はオープン率を高めるためにスペシャル技を修得する必要がある。オープン率を高めるためには、通り一遍の定型文・既製品のオープナーではなく、その女の子のために作った「オーダーメイドのオープナー」が有効だ。オーダーメイドするためには、その女の子をよく観察する。どんな服を着ているのか、靴やカバンに特徴があるかといった装備品をきっかけとするオープナーもあるし、疲れている・楽しそうなどといった様子を基点とするオープナーもある。
それらが的を射ていて、適切であれば女の子は反応しやすくなる。例えば「その靴、かっこいいね。仕事の帰り?」と声かけする。当然、いきなりのことなので女子は戸惑いながらも「えっ!?靴!?あ、うん仕事の帰りだけど…何ですか?」と反応する可能性が高まる。少なくとも「こんばんわ。今ヒマ?飲みにいかない?」というような定型文で、いかにもナンパらしい声かけよりも無視されにくいのはわかるだろう。こうしてオープンする確率が高いスペシャル技を編み出し、練習していくうちに、その精度は高まっていく。より適切な観察、言い回し、タイミングなどの経験が知見となり、技術となっていく。
ただし、このスペシャル技は女子の観察と、アドリブによる声かけのため、脳を高速回転させる。まばたきほどの瞬時の判断で適切なセリフを選び、会話の応酬をするから、脳はフル回転し急速に疲労する。すなわち、大量にMPを消費する。いかに最大MPが増えようとも、このスペシャル技を乱発したら継戦が難しいことは想像に難くない。
そしてこのスペシャル技のオープナーを鍛えていくと、オープンできる対象の範囲が増えていく。リーチできる裾野が広がっていく。まさに当初、企図したとおりにオープン率は高めることができた。
そう、オープン率 ” は ”。
このスペシャル技を練磨することの弊害は、本来はオープンしなくても良い女子をも、オープンできてしまう点だ。これはオープン率が一定以上になった中級者以降の悩みとなる。「オープンはできるけど、セックスにつながらない」という壁である。ナンパに取り組む者は、オープン自体をしたくてナンパをしているのではない。セックスがしたいから、ナンパをしているのだ。となれば、セックスというゴールから逆算する必要がある。オープン後に、いかにそこまで持ち込むのかはVol.6にて詳しく説明する。
セックスとは非常に動物的な行為である。知能が発達し、理性で考えるようになった人類だが、ことセックスという生殖行為に関しては、理屈では説明しきれない部分がある。いかに社会的地位が高かろうとも、トークが面白かろうと、動物の本能としてメスが「こいつとはセックスしたくない!」と直感したならばいくらオープンしようがセックスまでたどり着けない。繰り返すがこれは本能の直感であり、オープナーという理屈で押し切れるものではないのだ。逆に、男のルックスや佇まいが女子の本能の琴線に触れるならオープナーが練られていなくとも、女子は興味を持ちオープンすることもある。そこから重大なミスがなければ、そのままセックスまで押し切れることだってありえる。これも理屈ではなく、動物的な直感によるものだ。ならば、このセックスに至る確率が高い因子を持つ女子を、あえてスクリーミングしていくことがセックスへつながる最短経路となる。
ここでオープン率の調整を行う。つまり、意図的にオープン率を下げることにより、女子から足きりしてもらうのだ。いわゆる「雑なオープナー」にも反応する女子は、先述のように本能レベルで自分とマッチングしていて、セックスに至る因子を持っていると考えられるのだ。そして女子が因子を持っているかどうかは、表情や仕草、態度から読み取る。このとき、経験によって身に付けた観察眼が役立つ。また、ここぞというサインを嗅ぎ取ったら、消費MPが大きいオープナーに切り替えていく。
このMP消費量とオープン率の操作がナンパの成果ーーーつまりセックス回数を最大化させる。オープン率は、高ければ良いというわけではない。オープンして話が盛り上がっても、それ自体はゴールではないのだ。まさにオープン率の逆説と言えよう。では、オープンした後はどうすれば良いのか?
その講義はVol.6にてつまびらかにされる。震えて待て。
つづく。
著・ヤコバシ
【使い方】
1.ながらで聴く。iphoneに仕込んで、通勤の電車や車の中など、スキマ時間で聴いてください。
2.繰り返し聴く。最低でも5回、出来れば10回目安で繰り返し聴いて貰えると効果が高いと思います。
3.久しぶりに聴く。1か月、2か月のインターバルを置き、忘れた頃に聴くと閃きます。
【よくない使い方】
わざわざ音声を聴く時間を割いて、集中して聴き、1回聴いたら終わりにするやり方です。オーディオブックは、試験勉強や読書とは全く違います。集中せずに何度も繰り返し聴くのが良い使い方です。
Vol.5では恋愛工学だけでなく流星道場流も修めたアナキンさんのテクニックが披露される。Vol.4では地蔵の克服について取り上げた。ではその先、いかに女の子と会話をスタートするか、つまりいかに「オープン」するのか?という部分の講義に移っていく。
地蔵を克服した男は、街行く女子に狙いを定め、接近して声をかける。女子がそれに応じれば「オープン」となるのだが、そこに至るまでには組み立てが要る。まずステップ0として、相手に逃亡をされないことが大切だ。驚かせない・特別な警戒をさせないことが大切だ。それは物理的な接近の角度と距離の詰めかたといった間合いの把握から始まる。街中で、いきなり後ろから声をかけられたら誰でも驚くし、正面から一直線に急接近してくる男も恐い。こういう相手には危険を感じて、女子はまず逃亡してしまう。まずは自然に自分を認識させることが第一の関門となる。ここで逃亡されなければ、ひとまずは次のステップに進める。
次は会話を開始する、つまり「オープン」をすることが目的となる。オープンするための声かけ、それをオープナーと呼ぶが、このオープナーに女子が反応し会話が始まるかどうか、がVol.5の最重要テーマである。
ナンパには「MP」の概念がある。MPとはRPGゲームでおなじみのマジックポイントのことであり、呪文を唱えるために必要な精神力のことだ。アタマの回転や気力の源でもある。ストリートナンパ時には、肉体的な体力であるHP(ヒットポイント)よりも、MPのペース配分のコントロールが重要となる。まずナンパ初心者はMPの最大値自体が少ない。すぐに枯渇してしまう。MPは寝ないと回復しない。MPはナンパに慣れれば最大値が増える。筋肉を鍛えるかのように、MPも鍛えることができる。また消費MPを節約できるスキルも「慣れ」によって身に付き、燃費が向上し継戦能力が高まる。これは実戦を積み重ねれば体得できるスキルでもある。
このようにMPの基礎体力を増やしていくことも大切だが、同時に技術面、つまり消費MPのコントロールを修得することも大切だ。特に初心者の頃は、オープンさせることに一生懸命になるので、消費MPが大きいオーダーメイド的なオープナーを多用することになる。そのため、すぐにMP切れとなってしまう。MPは有限であり、オープナーにはMP消費があるということを正しく把握することから消費MPのコントロールは始まる。この消費MPとオープン率の微調整コントロールは、後ほど重要な概念として登場する。
とはいえ、まず初心者の頃はオープン率を高めるためにスペシャル技を修得する必要がある。オープン率を高めるためには、通り一遍の定型文・既製品のオープナーではなく、その女の子のために作った「オーダーメイドのオープナー」が有効だ。オーダーメイドするためには、その女の子をよく観察する。どんな服を着ているのか、靴やカバンに特徴があるかといった装備品をきっかけとするオープナーもあるし、疲れている・楽しそうなどといった様子を基点とするオープナーもある。
それらが的を射ていて、適切であれば女の子は反応しやすくなる。例えば「その靴、かっこいいね。仕事の帰り?」と声かけする。当然、いきなりのことなので女子は戸惑いながらも「えっ!?靴!?あ、うん仕事の帰りだけど…何ですか?」と反応する可能性が高まる。少なくとも「こんばんわ。今ヒマ?飲みにいかない?」というような定型文で、いかにもナンパらしい声かけよりも無視されにくいのはわかるだろう。こうしてオープンする確率が高いスペシャル技を編み出し、練習していくうちに、その精度は高まっていく。より適切な観察、言い回し、タイミングなどの経験が知見となり、技術となっていく。
ただし、このスペシャル技は女子の観察と、アドリブによる声かけのため、脳を高速回転させる。まばたきほどの瞬時の判断で適切なセリフを選び、会話の応酬をするから、脳はフル回転し急速に疲労する。すなわち、大量にMPを消費する。いかに最大MPが増えようとも、このスペシャル技を乱発したら継戦が難しいことは想像に難くない。
そしてこのスペシャル技のオープナーを鍛えていくと、オープンできる対象の範囲が増えていく。リーチできる裾野が広がっていく。まさに当初、企図したとおりにオープン率は高めることができた。
そう、オープン率 ” は ”。
このスペシャル技を練磨することの弊害は、本来はオープンしなくても良い女子をも、オープンできてしまう点だ。これはオープン率が一定以上になった中級者以降の悩みとなる。「オープンはできるけど、セックスにつながらない」という壁である。ナンパに取り組む者は、オープン自体をしたくてナンパをしているのではない。セックスがしたいから、ナンパをしているのだ。となれば、セックスというゴールから逆算する必要がある。オープン後に、いかにそこまで持ち込むのかはVol.6にて詳しく説明する。
セックスとは非常に動物的な行為である。知能が発達し、理性で考えるようになった人類だが、ことセックスという生殖行為に関しては、理屈では説明しきれない部分がある。いかに社会的地位が高かろうとも、トークが面白かろうと、動物の本能としてメスが「こいつとはセックスしたくない!」と直感したならばいくらオープンしようがセックスまでたどり着けない。繰り返すがこれは本能の直感であり、オープナーという理屈で押し切れるものではないのだ。逆に、男のルックスや佇まいが女子の本能の琴線に触れるならオープナーが練られていなくとも、女子は興味を持ちオープンすることもある。そこから重大なミスがなければ、そのままセックスまで押し切れることだってありえる。これも理屈ではなく、動物的な直感によるものだ。ならば、このセックスに至る確率が高い因子を持つ女子を、あえてスクリーミングしていくことがセックスへつながる最短経路となる。
ここでオープン率の調整を行う。つまり、意図的にオープン率を下げることにより、女子から足きりしてもらうのだ。いわゆる「雑なオープナー」にも反応する女子は、先述のように本能レベルで自分とマッチングしていて、セックスに至る因子を持っていると考えられるのだ。そして女子が因子を持っているかどうかは、表情や仕草、態度から読み取る。このとき、経験によって身に付けた観察眼が役立つ。また、ここぞというサインを嗅ぎ取ったら、消費MPが大きいオープナーに切り替えていく。
このMP消費量とオープン率の操作がナンパの成果ーーーつまりセックス回数を最大化させる。オープン率は、高ければ良いというわけではない。オープンして話が盛り上がっても、それ自体はゴールではないのだ。まさにオープン率の逆説と言えよう。では、オープンした後はどうすれば良いのか?
その講義はVol.6にてつまびらかにされる。震えて待て。
つづく。
著・ヤコバシ
【使い方】
1.ながらで聴く。iphoneに仕込んで、通勤の電車や車の中など、スキマ時間で聴いてください。
2.繰り返し聴く。最低でも5回、出来れば10回目安で繰り返し聴いて貰えると効果が高いと思います。
3.久しぶりに聴く。1か月、2か月のインターバルを置き、忘れた頃に聴くと閃きます。
【よくない使い方】
わざわざ音声を聴く時間を割いて、集中して聴き、1回聴いたら終わりにするやり方です。オーディオブックは、試験勉強や読書とは全く違います。集中せずに何度も繰り返し聴くのが良い使い方です。
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