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Photo by
inagakijunya
構造物としてみてみる
医療機関に出入りするフリーランス理学療法士です。
レントゲン画像。
『お医者さんからなんもないと言われた』
よくサロンを利用されるお客様から聞く。
なんもない。
そこには、くっきり映された骨の画像がある。
何もないとは?
医師は、『医学的異常がない。』
その意味で“なんもない”と言っているのだろう。
骨病変
骨、関節の病変といえば、
骨折と変形。あとはアライメント不良でしょうか?
骨折ですら、見つけるのには技術(見る力)が必要だ。
先日、小学生の中手骨の若木骨折の見つけ方でビックリする見方を教わった。
関節の変形では、骨棘・裂隙狭小化などがある。
レントゲン
あるレントゲン画像をみてみる。
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これをみて、『よくわからん』そう言われた80代男性。
医学としてみると、わからないですよね。医学を学んでないですから。
こんな風に線を引いてみました。
『構造物としてみてみたらどうですか?』
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撮影の角度にもよりますか。
真っ直ぐ立つ・寝るとしても姿勢自体が左右対称ではないですから、画像も左右対称である必要はないと思います。
左右非対称🟰悪
ではなく、その画像から何を読み取るか。
それが大事ではないかと思っています。
動作の傾向、関節の痛みの原因、骨の状態などなど。
私たち理学療法士は、診断を下すことが仕事ではなく、どのように動き・動作を作っていくか。それが仕事ですから。