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意図を読み取る

写真、インスタグラムからmasahiro_tanaka3さんの写真を使わせて頂きました。

動作分析を肉眼でどのようにできるか。
いろんな見方があると思いますが。

上の写真で読み取れることをいくつか書こうと思います。

ちなみに、野球のピッチャーの写真をチョイスしましたが、
私は、昔からサッカーの方が好きです…

左側の写真。

素晴らしい前脚(左脚)の支持ですね。
やや母指球側で地面を捉えていますが、下腿を傾けることなく、
股関節でしっかり重心を前方へ移動しています。
回旋を主として投球するピッチャーはそうはいかないもの。

右側の写真になると、足部の支持の方法が変わっています。
踵側がしっかり接地し、脛は後方へ傾いたように見えます。

この時点で、身体の中での運動意図が、前方への推進から回旋運動の転換していることが予測されます。

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腕を振るということは、右手を回旋させていきます。
身体のどの部位まで回旋に関与するか個人差がありますが。
右肩甲骨を外転させながらなのか、肩甲骨は固定したままなのか。
それとも胸郭ごと回旋するように身体操作しているのか。

それに対応する形で反作用する力を必要としています。

その力は、
下腿の後方傾斜
脊柱屈曲
足部の接地方法

で発生させていると予測されます。

このように、時間軸でみていくとどの地点で意図(目的)がかわっているかを探ることができます。

ある関節運動の運動方向が変化した相。
重心位置が変化した相(動かなかった相)。
ある基準点に対し、空間的位置関係が変わった相。
などなど。

今回の場合、踵側を地面につけたということは、
そこでブレーキを踏もうとしている身体操作が生れていると予測できる。
前への重心移動からブレーキがかかる。
そんなときに、ボールに大きな力を伝えることができれば、
より強い力をボールに伝えることができるのではないでしょうか。

なにが正解かわからない世界です。
このようにして動作を分析、目的を解釈していくと、
徒手による関節運動、エクササイズへの落とし込みに役に立つように感じます。


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