#100「ビットコインの信頼が分水嶺にさしかかっている?」
ビットコインの価格が下がっていますね。
私はビットコインの思想が大好きなので、このまま下落して無価値になるとは思っていません。
まあ、投資と呼べるほどではありませんが、少額のビットコインを持っていて、価格が下がっているので買い増ししよう・・・と目論んでいます。
お金の共同幻想
今の現金って紙幣と硬貨ですよね。
紙切れと金属片です。
硬貨の起源がお金の起源に直結していると思いますが、物々交換の世界の中で、変質し難い希少な金や銀を物の代わりにして、価値を保存するというのがお金の起源と思います。
金や銀は希少ですから、無限に製造されることもなく、食料や家畜等と取引されていました。
しかし、現代の貨幣は金や銀そのものではありませんし、ましてや紙幣はただの紙切れです。
現代のお金は、金や銀と引き換えることができる、銀行が発行した引換券として登場し、この権利を国が持つことによって成り立っています。
では、実際に国は引き換えるべき金や銀を持っているのでしょうか?多分無いのだと思います。
でも、私達は紙幣や硬貨に価値があると思っています。
このように考えると、お金というのは共同幻想であり、みんなが思い込んでいるから価値があるだけで、実際にはただの紙切れと金属片であるということです。
ビットコインの信頼と分水嶺
ビットコインは仮想通貨と呼ばれます。
仮想というのは、現実では無いという意味です。
では、現金は現実なのでしょうか?
先に述べたとおり、現金というのも幻想つまりは現実では無いと言えます。
じゃあ、現金とビットコインの差は何でしょう?
これは、信頼だと思います。
現金は国が価値があると保証しているわけで、たくさんの人が関わる国という集まりがあり、その中の人が信頼し合っているから価値があると思い込めるわけです。
そうなるとビットコインの信頼が何かということになりますが、つまりはビットコインの保有者数がイコール信頼と言っても良いのでは無いでしょうか?
2021年末の時点で、クリプト・ドット・コムによると全世界のビットコイン保有者は1億1400万人と言われており、日本の人口1億2580万人に迫る人数となっています。
日本の人口は世界11位で、つまりはそこそこの国と同じ規模の人がビットコインを信頼しているということになります。
過去の通貨の信頼がどの程度の人数が信頼した時に成立したのか?私は解りませんが、日本ではビットコインを知らない人は1割程度とかなり知られており、欧米でも同じような割合だと思います。
かなりの人が知ってはいて、買ってる人はまだ少ないっていう今の状況が、私はかつて人々が通貨をいうものを信頼し始めた頃の状況に似ているのでは無いかと思いました。まあ、何の根拠もありませんけど・・・でも、はっきりとした基準などは無いことであり、肌感というか空気感というか、そういうもので決まってくることなのかなと思います。
分水嶺を越えた先
今が分水嶺だとして、分水嶺を越えられなければ、ただのデータとしてビットコインは無価値になっていくのだと思います。
ちょうど2022年1月末の今、ビットコインの価格は暴落しています。このまま無くなってしまうのか・・・
でも、それはちょっと考え難いな・・・って感じです。根拠はありませんけど、そうなったら困る富裕層がたくさんいると思いますし、よほどのことがなければこのまま価値を持ち続けるのだと思います。
となると、分水嶺を越えたビットコイ今後どうなっていくのでしょう?
今の貨幣は各国が管理しています。管理というか独占ということなのでしょうけど。
これが、ビットコインにちゃんと価値があると世界中の人が「信頼」するということになって「世界通貨」が爆誕するということになるのでしょう!
ワクワクしますね!
以上、いろいろ妄想してみました。
ちなみに、ビットコインだけで考えてみましたが、実用性でイーサが普及するかもしれませんし、共同幻想という意味では、デジタルデータのNFTとかも同じようなことだと思います。
本日もご覧頂きありがとうございました。
ではではまた