note始めてみました

長文を書きたいならnoteに、という事で始めてみました。

しかしいざとなると書くネタが思いつかない。

書くならとりあえず自己紹介から。

・絵が好きです。
・小動物が好きです。
・合唱やってます。

くらいか。

そうだな。動物業界と合唱を絡めてみるか。

合唱とは歌い手の人数が多い。故に色々な人がいる。同じパートの中でも、歌い方は千差万別である。だから面白い。

私の担当はアルトパート。つまり女声の低音域である。これがまた面白い。女声のみならベースとして全体を支えるし、混声では中音域となる。男声に近い低音を出す事もあればソプラノと共に高音のコーラスを担当する事もある。外声も内声も出来るパートだ。非常に面白い。
因みに混声合唱での立ち位置は中央寄りである。アイドルのセンターとは違い、人気実力関係なし。センターをやりたければ合唱団に入って内声パートを極めれば良い。男性は高音、女性は低音を歌えればセンターのチャンスがある。

とまあ、アルトは面白い!と長々語らせていただいたが。
私は元から声が低いのか?と聞かれるとそういうわけではないと思う。普段の話し声は一般の成人女性の中でも高めな気もする。
つまり、高音も中音も低音もとりあえず出せるのだ。しかし声量もないし声質も良くない。どの音域でも「音は出せる」だけだ。

「器用貧乏」というやつだ。

そろそろ動物の仕事の話と繋げよう。

人間はホモ・サピエンス一種類である。かつては別の種もいたが、現存するホモ属は一種類だ。欧米人もアジア人も同じだ。

一方、その他の動物は色々な種類がいる。背骨があるやつないやつ、空飛ぶやつ、泳ぐやつ、毛のあるやつ、鱗のあるやつ…
数えきれない。
似ているようで違うやつもいる。ジュゴンとマナティは首の骨の数が違う。

よって、人間の世話をする仕事は対象が一種類なのに対し、動物の世話をする仕事は対象が幅広い。

そして動物の仕事は人間の仕事ほど細分化はされていない。 

例えば、人間の医療従事者は医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、放射線技師、作業療法士…と業務内容により細かく分かれる。法律により許されている業務内容が異なったりする。

一方、動物の医療従事者は獣医師と動物看護師、看護助手くらいしかいない。薬の調剤は獣医師と看護師がやるし歯の治療も獣医師がやる。動物の歯医者さんなんていないのだ。リハビリなどを担当する人は看護師さんだったりする。

対象とする生き物も業務内容も幅広い、それが動物の仕事だ。

そろそろはじめの合唱の話との繋がりについて伝わったであろうか?

要は動物の仕事は人間の仕事と比較すると「広く浅い」

人間の仕事をする人は、合唱に例えると特定の音域で高い実力を発揮する人である。ここの音域しか出せない、しかしそこが凄い。他の音域は出来ないが自分の担当パートは外さない。そういう人が求められる。

動物の仕事の方は、前述の私のようなタイプである。音域は広い。しかし歌唱力が高いかと聞かれるとそうではない。声量がなくて邪魔にならないので人数調整のために移動出来るタイプ。少ないパートや主旋律など数が必要なパートに大体いる。そういえば学生の時のクラス合唱はソプラノからアルトまで全部やった。休んだ日にパート決めがあったらしく、その時に数合わせで割り振られたポジションをそのまま受け入れた。そんな人が動物の仕事に向くのだと思う。

器用貧乏というと良くない印象だが、臨機応変と言えば長所だ。それに幅広く色々出来ると思うと楽しいではないか。

そして。
動物の仕事の中でも小さい動物を扱う人の声には特徴がある。

高い声で話す「クセ」である。

先程、私は普段の声は「高め」だと述べた。しかし、小動物との業務中は「かなり高い」声で話す。これがクセになっている。

本来の音域よりも高い声を出し続けるのは、結構負担がかかっていると思う。喉や腹筋のために、たまには真逆の低音や中音を出す機会が必要なはずだ。

そういう目的もあって、アルトを歌っているのである。単純に楽しいからでもあるが。楽しくて喉に良い。最高ではないか。

この高い声で話すクセは人間の方でもお子様と接する仕事の方にも見られるであろう。 
逆に、介護など高齢の方と接する仕事の方は低い声で話すクセがあるのではないだろうか?そのような方々は高音パートを歌ってみて欲しい。

つい長くなってしまった。何を書けばいいか分からない、て言ってたのに。

仕事と趣味、関係ないようで繋がっている。
繋げる事で新しい発見もある。

というわけで、特に同業者の皆様には合唱をお薦めする。器用貧乏改めて臨機応変な性質は役に立てるし、喉の負担をリセットするのにも良い。

ではまた。

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