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【検証】撒き餌を取り上げられたフカセ師は釣果を出せるのか in明石海峡
どうも湯気(ユケ)です。
今回も釣行記になりますが、前からやりたかったある検証をやって来ました。
その検証とは、いつものフカセ釣りスタイルで撒き餌が無くても魚を釣れるのか?というものです。
フカセ釣りは、撒き餌がかなり重要な役割を持つ釣りで、集魚剤の配合や撒き方が釣果に大きく影響すると言われています。
しかし、私がこれまでフカセ釣りをしてきて、撒き餌を作る前から本命が釣れたり、撒き餌をやめたタイミングで釣れたりすることもありました。
そこで、撒き餌無しで普段通りのフカセ仕掛けで釣りをすると撒き餌有りの時と比較してどうなのか試してみよう!というのが今回の趣旨です。(要はシンプルなウキ釣りです)
また電車釣行などなるべく荷物を抑えたい状況で、撒き餌用のバッカン・オキアミブロック・集魚剤のセットを持っていけない時でもフカセ形式で釣果を出せるか、というテーマも検証していきたいところです。
釣行の様子を動画にしているので、良ければ併せてご覧ください。↓
釣り開始
始発の電車に数十分揺られ、今回の釣り場に到着。
![](https://assets.st-note.com/img/1725429089-CH7VrUhM9NjJnQ0sB6qOFgzc.png?width=1200)
明石海峡大橋の目の前で釣りができる人気スポットです。
最近継続してグレや真鯛が釣れているという情報もあり、ここを選びました。
![](https://assets.st-note.com/img/1725429159-i6ShWJqnX2C4A9HEldRIwfYk.png?width=1200)
今回の刺し餌は、ヒロキューの生イキくん。
撒き餌をしないのでこいつに全てがかかっています。
まず仕掛けを組み、際から狙っていきます。
すると早速アタリがあったので上げてみると、
![](https://assets.st-note.com/img/1725429274-jVKd8LR3CZehinYUS7afy492.png?width=1200)
記念すべき1匹目はフグでした〜
もう一度際に入れてみると、またすぐにアタリが出ました。
![](https://assets.st-note.com/img/1725429340-RKB4TcI5zJZ6N2r9jV81tMgq.png?width=1200)
今度はベラ。
堤防際の方はフグやベラのアタリが多そうなので少し沖目に投げてみると、
![](https://assets.st-note.com/img/1725544356-EWQzhKRFocPiZpDqk6x1r0Mw.png?width=1200)
チャリコが来ました。
連日真鯛の釣果も出ているので、これのサイズアップにも期待したいところ。
こんな感じで、朝から何かしら魚の反応は多く出てくれます。
しかし開始からしばらくすると、流れが一気に強くなってきました。
来る前から分かってはいましたが、明石海峡は流れがかなり速いポイント。
どうも仕掛けが煽られて上手く入っていかないので、ここでウキをBから2Bに変更し、ガン玉を追加しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1725429625-JAa917nrUXLveluh2sxY5Niy.png?width=1200)
私はシマノのゼロピットシリーズのウキを愛用していますが、仕掛けを切らずにウキを交換できるので非常に便利でオススメです。
仕掛けを変えて、少し沖目に投入すると、どうやらアジが回ってきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1725429794-2KEAXn5Iy6JuQHYG8VRPpkrb.png?width=1200)
けっこう回っていたようで、狙っているわけではない中で、計5匹ほど釣れました。
その後しばらくすると、少し潮が緩んできました。
そのタイミングで・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1725429974-lBcLHo13IQYepWmwzMObZNK8.png?width=1200)
グレ釣れました!
サイズは堤防でよく見るコッパサイズ(20cmほど)ですが、一応フカセ対象魚釣れたということで。
チャンスタイムかも、と思いながら潮が緩んでいる間にまた同じように流していくと、一気にウキを消し込むかなり勢いのあるアタリが出たのでアワせると、
ゴンッ!
とかなりの重量感が手に伝わってきました。
浮いていたのか、アワせた瞬間少し魚影が見えましたが、タイ型ではなくやや細長い感じの魚影です。
先ほどから海面付近で見えていたのもあり、「ボラか?」と思いましたが、しばらくやり取りして海面に上げてくると・・・
「スズキや!」
![](https://assets.st-note.com/img/1725430357-ZIKh6eM2jwnqv3RElC5WkFbd.png)
何と、かかった魚はスズキ。
あまりオキアミで釣れるイメージは無い魚だったので驚きました。
そしてかなりデカい。
エラ洗いのために海面に上がってきたかと思えばまた勢いをつけて潜っていく。
しなやかなフカセタックルとはいえ、ハリス1.7号で普段想定していないサイズだったので慎重にやり取りしていきます。
そして・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1725430767-PUqDozZt8xykSXNpEKA7YVju.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1725430784-mH3vS4GYb2qKnkAuI95JOwVQ.jpg?width=1200)
約65cmのスズキを上げられました!
なかなかフカセでは釣れない魚なのでかなり嬉しかったです。
その後は、
![](https://assets.st-note.com/img/1725431102-5o0ilbq12ChYBFMOSXpyzIks.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1725431102-4rZPckdTsIJjhUG8CVFg20Wq.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1725431102-hBMp4bPOsG08A9c2kYWZ5tzF.png?width=1200)
こんな感じにまたポツポツ魚が釣れて、終了しました。
感想・考察
今回は撒き餌無しで釣りをしていきましたが、感想としては、8魚種と様々な魚に出会えて、思わぬ大物も釣れたのでとても楽しめました。
こう見ると、撒き餌なしでも良いんじゃないか、と思うかもしれませんが、やはり一つの本命を効率よく釣っていくためには必要なものだと思います。
撒き餌なしだと、今回のように良くも悪くも釣れる魚が一定にはなりませんし、釣果情報と照らし合わせて考えても、もし今回撒き餌があればもっとグレの数もサイズも出せていたかもしれません。
打ち分けなど撒き餌の入れ方でエサ取りを避けることもできないわけですし、特に本命を決めて狙っていく時であれば何やかんや撒き餌があることによるメリットは大きいと思いますね。
ただ、撒き餌が無くても十分楽しく釣りができて、何が来るか分からない五目釣り的な楽しさも感じられたという点で、フカセ師にとっての新しい楽しみ方・荷物を減らしたいときの釣法としてはかなりオススメです。
私も機会があればまたやってみたいと思います。
では。
動画リンク:https://youtu.be/DgM9okQ7t3s?si=UthgZZiVrZC2e8eg