シーズン1 #06『億万長者の殺し方』
原題:mr.MONK and the Billionaire Mugger
放送日:
米 2002年8月16日
日 2004年5月4日
スタッフ:
脚本 ティム・リー
監督 ステファン・クレイグ
ゲストスター:
ジェシカ・スティーン(マイラ・ティール役)
J・C・マッケンジー(シドニー・ティール役)
リチャード・シュボロー(ウィリス役)
シャノン・ハイレ(アンジー・デルーカ役)
アロン・テイガー(レオ・オッターマン役)
ピーター・オノラーティ(アーチー・モディーン役)
ジョナサン・ラネルズ(モラッタ役)
<ストーリー>
デート中のカップルを襲った強盗が反対に射殺されるという事件が発生。一見、よくある強盗未遂と思われたが、強盗の正体は、コンピュータ業界の若き大立者・シドニー・ティールであった。なぜ世界的な大富豪が強盗などを働いたのか? また、現場から慌てて走り去ったという謎の警官の正体は?
捜査を開始したモンクは、シドニー夫人から、彼が時折、刺激を求めて無謀な冒険を行なっていたと聞くが、死体が肘当てと膝当てを着けていたことからその証言に疑問を持った――。
<考察> ※注:ややネタバレがあります。
本作は、脚本チームの1人デヴィッド・ブレックマンが、実兄で企画/製作総指揮のアンディ・ブレックマンとともに『サタデーナイト・ライヴ』に参加しているときに書いたコメディ・スケッチ《〝あなたのデートを印象的に〟サービス》が元ネタとなったという。アンディと彼は、そこに〝もしビル・ゲイツが強盗をするとしたら?〟という別のアイデアを結びつけ、さらに、ミステリ・コンサルタントのハイ・コンラッドが、モンクが「狂言強盗」を立証するための手がかりとして〝腰抜けコップ〟の存在をつけ加えて、見事なミステリが完成したのである。
冒頭から平行して描かれるシャローナの「給料未払い」事件(笑)も面白く、〝腰抜けコップ〟を使ってエピローグでそれを解決する手際は、絶妙というほかない。
冒頭の映画館で「ヒッチコック特集」をやっており、ティール邸の家政婦の名が「ダンバー夫人」というのがマニアックで素晴らしい。邦題は、またしても大問題で、今回は完全にネタバレである。
<MEMO>
*準備中です。
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