シーズン1 #08『鉄壁のアリバイ』
原題:mr.MONK and the MARATHON MAN
放送日:
米 2002年9月13日
日 2004年5月18日
スタッフ:
脚本 ミッチ・マルコウィッツ
監督 アダム・デヴィッドソン
ゲストスター:
ピーター・アウターブリッジ(トレヴァ―・マクダウェル役)
ポーラ・バレット(アンジー・モリソン役)
アーレーン・マゼロル(ティリー・グレイブス役)
マーティン・ローチ(カール・ジェンキンス役)
リチャード・ゼッピエリ(アーサー・ザレスキー役)
ザケス・モカエ(トンディ役)
<ストーリー>
マラソン大会の中継を自宅のマンションで観ている女性。そこに、そのレースに出場しているはずの恋人が現れ、彼女を窓から突き落とした。憧れの選手トンデイを見ようとレースを訪れたモンクは、帰り道にストットルマイヤー警部の姿を見かけて現場に立ち寄り、それが殺人であると看破する。
やがて浮かんだ容疑者は、家具店の経営者トレバー・マクドゥエル。彼には妻子がおり、愛人である被害者とは別れるところだったと証言した。モンクは彼が犯人だと確信するが、大会の参加者はIC チップで移動がすべて記録されており、トレバーには鉄壁のアリバイがあった――。
<考察>
第2話以来となる倒叙形式ミステリであり、後にシリーズのトレードマークとなる〈ハウダニット物〉(「どうやったのかは分からないが、犯人は彼です!」)の最初のトライともなった。ミステリとしては、堅実ではある
ものの平凡な出来で、「誰にも見られずに抜け出し、犯行後またレースに戻る」という点でも、かなり無理があるように思われる。
本作で素晴らしいのは、モンクが死体のある状態からこれが自殺ではないと見抜く手がかりで、これは、A・ブレックマンが2番目に気に入っている手がかりだそうである(1番のお気に入りは「盲目の目撃者」の項を参照)。
一方、ミステリ要素以外でも、高校時代のモンクのシーン、後のシーズンでさらに爆発することになるディッシャー警部補の「迷推理」、モンクが疾走するという意外なクライマックス等々見どころは多い。また、警部の魅力的なジーンズ姿が本作で初登場したことも特筆しておきたい。
<MEMO>
*準備中です。
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