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F1 note『毎年、タイム差に感動を覚える』

毎シーズン、不思議に思うことがある。

マシンデザインに関するレギュレーションの制約はとてつもなく大きいんだろうけど、
基本的には自由なデザインができるF1マシン。

トップとテールエンダーの差はそこそこあるけど、それでも4秒そこそこ。
チームそれぞれがいっせーので出してくる新車なのに、よくそんな差で収まってるなっていうのが正直なところ。

とってもすごいことだと思うんだよね。
ある意味奇跡だ。

▶2018シーズン タイム差比較

FP1 
  1 ハミルトン  1’24.026
20 C.ルクレール 1’28.853

FP2
  1 ハミルトン  1’23.931
20 C.ルクレール 1’26.815

FP3(Wet)
  1 ベッテル  1’26.067
18 ペレス   1’38.482

予選
  1 ハミルトン 1’21.164
20 ガスリー  1’25.295


ザウバー、ケータハム、マノー、マルシャ、HRT、ヴァージン、スパイカー、スーパーアグリ、ミッドランドF1、ミナルディ…

いつ消えてもおかしくなかった、そしてほとんど消えていったF1プライベーターチーム。

いつもいつも周回遅れにされ、走るシケインとまで形容されてきたが、彼らのつくりあげるマシンも一般的に見れば非常に高性能だし、激速なんだよね。

F1という世界にいるから弱小扱いばかりされてしまっているだけ。


コンマ1秒を絞り出すのは、ある一つの変更や改善で成立するものじゃなくて、0.01秒が10箇所、もしくは0.001秒が100箇所かもしれない。

そういうミクロ単位の研究の結晶が、F1マシンの進化だと、目をつぶって考えると、ある意味宇宙レベルだ。


単に0.1秒とか数字を聞いているだけでは、決してF1の真の世界を体感できない。






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