【うみねこ】譲治に「君はこのままではいけないよ」と言わせた意味について

■初めに

タイトル通り、
譲治の「君はこのままではいけないよ」という
台詞について、真面目に考えてみました。

以下、
「うみねこのなく頃に」シリーズの重大なネタバレを含みます。

予めご了承ください。

■筆者の視点から考える

今回考えてみる台詞は、うみねこのEP1で、
譲治が紗音にプロポーズする際に言った言葉です。

しかしそれまでの間、
そしてそれ以降も、
譲治は人格を否定するようなことを
言わない人物として描かれています。

そんな彼が、プロポーズの時に
「君は変わらなくちゃいけない」「このままではいけない」と
いうのは一見すれば、
かっこいい男性としての一面のようにも見えます。

しかし、漫画版EP8で明確に言及されているように、
EP1はベアトリーチェ、
つまり紗音が書いた「犯行計画書」です。
それを踏まえると、見方が変わってくると感じました。

紗音は自らを猫箱とし、
誰かに、願わくば戦人に自分の苦悩を暴いて、
自分の心を全て気づいてほしくて、
計画書を書いたと漫画版EP8にて言及されています。

ここからは自分の推測になりますが、

自らという謎を解き明かしてほしい、
という願いの上で書いた文章で、
「変わらなくちゃいけない」という台詞があるのは……

ひょっとすると、
本当にそう誰かに言って欲しかったから、
と考えることもできそうだと思いました。

きっと紗音は、
誰かに「このままではいけない、変わらなくてはならない」と
強く今の自分を否定されることを、
心のどこかで望んでいたのかもしれない、と思います。

それを言ってほしいと望んだ相手は文面通り、
譲治だったのかもしれません。

ひょっとすると朱志香かもしれないです。

いや、はたまた戦人だったのかも……？
と、そう思わずにはいられません……。

■終わりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

また、
ネタバレ前提にはなってしまいますが、
うみねこについての他のnoteもありますので、
よければご覧ください。

うみねこのなく頃に について真面目に考える｜さかな煎餅｜note

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