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オンライントーナメントの考え方と取り組み方

こんばんわ。fish_sanと申します。
周りの人がものすごくnoteを売っているので、便乗してnoteで荒稼ぎしようと思います。
はじめに自己紹介ですが、現在27歳で働き始めてから3年経ちます。
働く前は徳島という地で大学を留年していました。
大学を無事中退し働き始め、現在も少しだけポーカーを続けている感じです。

今回は自分がどのようにして、これまでどのようなツール、考え方などを使ってきたのかを書きたいと思います。戦略は他の人が上げている有料のnoteでも買ってください。

1. トーナメントにおけるHUDの選び方と使い方

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こんなHUDに憧れていた時期もありました

みなさんはどんなHUDを使っているでしょうか?
Holdem Manager? Poker Tracker?
最近ではHand2Noteという選択肢も増えてきたと思います。
トーナメントをする上で自分がおすすめするHUDはどれかというと、
sharkscope Desktop & HUD
https://www.sharkscope.com/#SharkScope-Desktop.html
というものです。(以下sharkscope HUDと記載)

sharkscopeというのは上でも画像を出しましたが、オンライントーナメントの成績を集計しているサイトです。
sharkscopeというものは聞いたことがあったとしても、そこにHUDの存在があったのかさえ知らない人が大半だとは思います。
そんな中でこのマイナーなHUDを自分は推したいと思います。
きっと訳の分からない地下アイドルを推している人の気持ちも、こんな気持ちなんだろうなと思います。

トーナメントのときにみなさんはどのようなスタッツを注視しますか?
VPIP?3Bet率?CBに対するfold率?色々あると思います。
某プロが言うには、aggという項目を表示させてない人は時代遅れらしいので、みなさんは表示したほうがいいみたいです。
[PR] MTTで表示すべきHUDと活用
詳しくはここを読むといいそうです。
ちなみに自分は買ってもないし表示もさせていなかったので、なんとなく表示させました。この値がどうなればいいのかよくわかってないです。

実際に自分がトーナメントで普通のスタッツで重要だと思っているのは、以下の3つです。
VPIP、PFR、3Bet率


え?少なすぎる?もっと情報が欲しい?
もっと情報が欲しい人は、aggを追加したらいいみたいです。
[PR] MTTで表示すべきHUDと活用

ここからが本題なのですが、sharkscope HUDの機能にある、
Ability、Av Stake、Profit、Countの4つを追加で表示させています。
それぞれの各項目について、大まかに説明します。

Ability:
ドラゴンボールでいうとスカウター。多分バイイン額とプロフィット額が計算に使われていると思います。95以上は人間ではない可能性が高いので近寄らない方がいいです。(にりすけさん:97、一ノ瀬さん:97、木原さん:96)
Profit:
文字通り、通算勝ち(負け)額。$10万ドル以上勝ってる人でもこんな低いレートに結構いるんだなっていう知りたくもなかった現実が味わえます。
Av Stake:
参加している平均バイイン。 平均バイイン額が高くて、Abilityが70付近だと負けている人だとわかるためにいれてます。
Count:
ハンド数的なノリ。レギュラーかとか上振れ一発屋かどうか見分けられるので、一応いれてます。

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$50万、$40万、$60万、$70万勝ちがいるテーブル
コロナよりも人類に猛威を奮ってる人たちです


つまり、客観的に見た勝ち組と負け組がある程度可視化されるわけです。
基本的にポーカーというゲーム上、自分よりも弱い人たちと戦って利益を出すゲームです。

もちろんsharkscopeに鍵をかけている人は見ることが出来ませんが、だいたいの人は鍵をかけておらず、Abilityが見える状態かもしくは承認欲求の塊で自分の成績を表示させています。
この一番凄いところは、自分と同卓しているトーナメント以外のトーナメントの成績から引っ張ってきているということです。
Holdem ManagerやPoker Trackerでは、自分が参加したハンドしか集計できないので、その個人にとってはかなり極小なデータとなるのです。
その点sharkscopeは基本的に、その人が行ってきた何万トーナメント、何十万ハンドの結果、どういう収支をたどってきたかを見れてしまうのです。

正直、Abilityが60以下の人はどのレートでも狙い目だと思っても構わないです。60-75までの人が低レートにいると勝ち組であると判断し、高レートにいると負けていると思っても大丈夫だと思います。このあたりを判断するために、HUDに平均バイイン額を入れています。

上の項目で書いた人は、色々と誤った判断をするので狙って行ったほうが得だと思います。戦略記事は有料記事でいっぱいnoteが書かれているので参考にしたらいいと思います。自分は1冊も買ってないです。

以上、自分がトーナメントにおけるHUDの選び方、使い方でした。

2. トーナメントにおけるBR管理

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BR管理のスペシャリスト、なめぽさんのグラフ

トーナメントをする上で一番気になるのはBR管理だと思います。
下振れを気にしつつ、攻めるにはどの程度のBRを持っているのが正しいのでしょうか。
ググってみるとリングはバイインの20倍から40倍、トーナメントは80倍から100倍とのことが、根拠もなく書かれているブログがありました。
本当にバイインの100倍で足りるのかどうか、実際の結果から調べてみたいと思います。


今回のサンプルは、
・ポーカースターズでプレイをしている
・トーナメントの出場数が上位10位
の人たちを抽出しようと思います。
https://www.sharkscope.com/#Leaderboards//2020/Scheduled-by-Network/PokerStars
理由としては、
・日本人が触れることができるポーカースターズでのプレイしていること
・トーナメント出場数が多いのでまず負け組ではないから
・十分なサンプル数が取れるから
の3つです。
sharkscopeというサイトで必要なBRも目安で出すことができます。

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Add Other Staticsというのがあるのでそこをクリックすると、様々な項目を変えれる画面に移ります。

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検索窓にreqと打つとRequired Bankrollという項目が結果に出てくるので、それを左の項目に持っていってください。すると通常の画面でも項目が現れると思います。
Required Bankrollという項目は、文字通りダウンスイングを食らった際の天井から底の幅を計算したものとなるみたいです。
つまり、この値から必要なBRがだいたい分かると思います。
今回はわかりやすく、$109までのトーナメントに出るなら、どれほどのBRが必要なのかを出してみたいと思います。

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抽出したところ、一人を除いて勝ち組のレギュラーでした。
$109までのトーナメントでバイインの100倍の$10,000ドル以下の下振れで済んでいる人は、勝ち組の中でも1人だけです。
このグラフを見る限り、大事を取るならバイインの400倍が必要ととれますし、大半の方はバイインの200倍は普通下振れています。
実際は参加人数によってかなり違いはあると思われますが、200倍ぐらいは普通の人なら下振れが起こると思います。

最近のスターズだと、1年ぐらい前からインマネの枠が大幅に増えたので、今の時代は400倍はいらないと思いますが、一般的に200倍は普通に下振れが起きると思います。これから専業になろうとしている人はこのあたりを意識するといいのかもしれません。

ちなみにバイトや通常の労働は、下振れても給料の未払いだけで済むので月給の200倍のBR管理とかはいらないです。安心ですね。

3. ゲームセレクション

あなたは普段どういうトーナメントに出ているでしょうか?
時間がないからHyperしか出ていない。じっくり楽しみたいからRegularを出ている。色々あると思います。
今回は先程の10人のsharkscopeを使って、実際に自分の分析と利益を得やすいストラクチャーについて紹介したいと思います。

まず初めにどんなストラクチャーで各々が利益をだしているのかを分析するために、各ストラクチャーの成績について見ていきましょう。

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Regularです。先程出したグラフと同じですが、1名の負け組は先程出したものより負けている幅が増えていると思います。

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続いてはTurboです。
みなさんお気づきでしょうか?今までいた1名の負け組がいなくなっています。
負け組だった方はTurboが得意みたいなので、Total ROI(総利益 / 総バイイン額)では上から2番目の位置にいます。とても優秀です。

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最後にHyperです。負け組の人がだんだん下がっていっているのが気になりますが、それでも収支はプラスではあります。
つまり、TurboとHyperだけに絞れば負け組ではなく勝ち組なのです。

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みなさんも自分の出ているストラクチャーについても考えてみてもいいのかもしれません。この人の場合、ロングなストラクチャーよりも、ショートなストラクチャーのほうが肌にあっていたのかもしれません。
ですが、この人はロングなストラクチャーのトーナメントを出ているため、負けに転じているのです。

今回はストラクチャーだけで見ましたが、sharkscopeのフィルターには、バイイン額、プレイヤープールの大きさ、バウンティの有無、ホールデム以外など、色々な条件で検索できることが出来ます。みなさんもどのトーナメントで利益が出ているのか確認してみてはいかがでしょうか。


次に実際に平均的に利益を出しやすいストラクチャーはどれなのか見ていきたいと思います。
sharkscopeには、成績を足し合わせる機能があります。

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足し合わせたいプレイヤーの成績を検索してから、Player Groupsというボタンを押し、Create Newを押してください。

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検索したプレイヤーが右側に出ると思いますので、Add allボタンか+ボタンを押すと、左側の空のボックスに入ります。
ここでConsolidatedというチェックを入れると、各プレイヤーの成績を足し合わせたものが一つのグラフとなり、保存されます。

読み込むには、まず先にフィルターを設定してから、Player GroupsのLoadから先程作ったものを読み込んでください。
そうすれば強いプレイヤーはどこの分野で良い成績を出しているのかなも見れたりします。

それでは例に、各ストラクチャーごとに足し合わせた成績を出してみましょう。

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Hyper > Regular > Turbo
上記の順番が一般的に利益が出しやすい事がわかります。
また、Required Bankrollの値も見てください。
分散的に優しいのは、
Hyper > Turbo > Regular
となります。実際にこうして図にしてみると、いかにハイパーターボというトーナメントが、利益に直結しやすく、分散に左右されにくいものなのかがわかると思います。
つまりまず初めにトーナメントをするなら、これらの分析の結果、ハイパーターボがおすすめです。バイインも100倍程度で済むと思われます。
詳しくは、色々な人が6-Max ハイパーターボトーナメントの戦略記事を出しているので参考にしてみるといいと思います。(木原さんkiichiさんプロポさん)

3種類もnoteがあってどれを買えばいいのか分からない・・・
そう思った人も少なくないはずです。その時にもsharkscopeというものは使える目安になります。
つまり全員をsharkscopeで検索して、勝っている人の戦略を買えばいいのです。

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勝ってたのを自慢するために自分も入れました

kiichiさんはsharkscopeに鍵を書けていたため、どれほど勝っているのかはわかりませんが、木原さんとプロポさんの成績はわかります。
ROIが2倍も違っているので、どちらのほうが有用な情報をnoteを書いているのであるのか、一種の目安にはなっていると思います。
実際には、教え方、教える主軸などが違うとは思うので、一概にどれがいいとは言えないです。sharkscopeも上振れているだけの結果かもしれません。目安程度です。

ちなみに、両者の間に挟まれて勝っている自分の戦略も書こうと思います。


6-Max Hyper Turboに勝つためには

レイトレジストしたら10bbの戦いが主になると思うので、プッシュしたときやコールをしたときは出来る限り強く祈ることが大事です。
勝てば実力、負けたらイカサマ。この気持ちが大事です。

4. さいごに

ここまでポーカーのことをつらつらと書いてきました。
大学辞めて、専業でやれば年間80kぐらい普通に勝てると思っていました。
それでも大学を辞めて普通に働き出したとき、周りの人に驚かれました。
辞めようと思った理由は、2点あります。

まず1点目は、人がオンラインから抜けていったことです。
2014年当時、ポーカーを始めたばかりのころ、日曜の深夜2時ごろは、同時接続人数20万人はいたような気がします。
それが2016年には、15万人ほどに減っていました。コロナが流行る前は週末でさえ10万人を切る日も少なくなかったと思います。
Sunday Warm-Upというトーナメントがあるのですが、この保証賞金がポーカーを始めたころは、通常時で500kとかあった記憶があります。それが今では200kとかになっていたような気がします。
スターズが上場企業に買収され、国ごとの規制が激しくなり、人が少なくなった記憶があります。
わかりやすく人数が減っていったのが見えたので、このままオンライントーナメントで続けてもなという思いがありました。

2点目に、カジノ法案がニュースに出てきたことがあります。
2016年にはIR法案のニュースが飛び交い、オリンピックに向けて急ピッチで進めるらしいとの報道が出てきたころです。
カジノが日本に来れば、いままでグレーだった部分も変わるリスクがでてきます。しかも通常のカジノと違ってオンラインポーカーは、日本に利益が出ることはまず無く、カジノの側に取ったら潰しても良い存在ではあるので、非常に立場が弱い事が明確でした。
なので東京オリンピックまでしか、オンライントーナメントで稼ぐことはできないなと思っていました。
現実はオリンピックは延期、サンズは撤退するみたいです。仕事して。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-13/QA7V11T0G1L401

以上の2点により、これから縮小するところにコミットしてもあまり意味がないなと思い、ポーカーの専業かぶれを辞めて、ついでに大学を辞めて東京で働くことにしました。


社会人になってからはというと、ポーカーはCOOP系のイベントを4回優勝した程度の趣味にして、プログラミングの仕事をしています。
ポーカーは趣味にして、もっと拡大しそうなことに自分の力を注ぎ込んではどうでしょうか?

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株式会社エイシスでは、総合二次元コンテンツサービス事業を展開しており、DLsiteをはじめとしたサービスを運営しています。
近年の事業拡大に伴い採用に注力をしており、現在は色々な職種で募集しております。
株式会社エイシスの求人一覧

まだ働いたことが無くて、今までポーカーしかしてこなかった人のためにも、
一芸に秀でたオタク採用
というポテンシャル採用もあります。ポーカー採用なら履歴書とsharkscopeのグラフまたはハンド履歴を提出する必要があります。

専業を目指しているみなさんやコロナで色々悩んでいる人も、ポーカーというコミュニティの中だけではなく、一度立ち止まって就職や転職という視野を広げてはいかがでしょうか?


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