HSOP楽しかったって話
皆様ご無沙汰しております
note書くためにポーカーやってる北陸のフィッシュです。
今回は1/14.15の2日間で行われたHSOP(北陸シリーズオブポーカー)に参加させていただいたのでその時に出場したメインイベントについて書いていこうと思います!
今回のHSOPは1/14のメインイベントDAY2の前に各地でDAY1が行われていたのですがそこは軽くダイジェストで流してDAY2からのことを書いていこうと思います!
というわけでDAY1ですが中盤辺りのPFAIでAQ>AKで死にかけた所を上振れた!
ラストハンドでAAがきてAA>77>Q5sでトリプルアップして120BBオーバーで通過した!
最後オールインのときに7呼び込んだ周りは全員DAY2でしばく!
以上!ラッキーしただけ!DAY1終わり!
そして迎えたDAY2、過去の実績の数々を知っている方達からは色モノ枠のムロタクが120BBも持って会場にやって来たのを見て、
「そんなに持ってたら飛ぶのに時間かかるよ?」だの「流石に優勝でしょ(笑)」だのとあたたかいお言葉をいただいたのですが当の本人は、これだけディープなスタックを持ってDAY2に出られる機会はなかなか無いしこのチャンスを掴んで優勝し、有り余る承認欲求を爆発させたいと思っていました。
このイベント、なんと言っても3DAYの変則40分ブラインドのロングストラクチャー。
非常にゆったりとした実力の出やすいストラクチャーで魚の自分にとってはひじょ~に厳しいものとなっております。
今回のHSOPで結果を出すためにまず決めた目標としては、
・余裕があるから最初の数ブラインドはスタックを増やすことよりも危ない橋を渡らない
・ポーカーのプレイとして正しいか正しくないかはともかく「余計なことをしない」 ※余計なことについては下のリンクを参照
この普通の人なら当たり前にやっているであろうことを「目標」にしている人がいるらしいです
あれこれ考えているうちにDAY2がスタート、優勝して承認欲求を爆発させたい僕の長い戦いが始まりました!
今回の僕は非常に落ち着いており、変なことをしたい、とかちょっと驚かしてやろうと言った邪な考えは出てきませんでした。
本当になんにも起きずブラインドが500/1000/1000から600/1200/1200に上がった時にようやく大きめのポットを戦うことになりました。ちなみにハンドのメモなんかは取ってないのでもし同卓した方で「ん?なんかちがくね?」と思った方は各自で補完してください。
6人テーブル600/1200/1200
BTN150.000点(HERO)AhJd r2500/c SB40000点 r8000
BTNでAJoが配られました。当然オープンレイズしますが相手から3betが入ります。コール以上のアクションはしますが40BB弱の相手にライト4betを打つのは当初の目標に反するのでコールを選択しました。フロップを見ます。
frop Ad Kd Jc(18400)
SB 5000
BTN c
フロップでまさかの2ペア!ナッツのQTはどっちにもありそうかな~という感じ。SBの方は非常に上手な方でSBvsBTNの3ベットレンジも適切にやっているだろうと思われます。
ただ、AA.KK.AKなどの物凄く強い役は相手に多くこちらも2ペアではあるが注意は必要なボード。相手の方は5000点の比較的小さいサイズのベットを選択。上記の理由とIPであるためこのAJはコールすることを選択しました。
turn 2c(28400)
SB 7000/f
BTN AI
ターンは2のクラブ。ラグですがクラブのスーテッドはフラッシュドローに発展した形。相手の方は引き続きベット、7000点の非常に小さなサイジングを選択してきました。ここで僕はあろうことかオールインを選択します。先ほどのフロップであれほどAA等のプレミアは相手の方に一方的にあるから気を付けようと言っていたにも関わらずです。アクションに一貫性が無くて思い返した今でもこいつ何してんだ?って思いますね。
あの時の魚の心境としては「サイジングもかなり安いしレイズしてもよくないか?」「リバーで落ちて欲しくないカードが割とある」「ブラフはバックドアが発展したQxのクラブクラブがあるから大丈夫」「そもそも2ペアって強くね?」などを考えていた記憶があります。
このオールインに相手の方は長考!これはほぼ確でこっちがフェイバリットです!ナイスアクション!(結果論)
悩むところなんてもうAT.AQくらいじゃん~早くコールしてよ~と余裕しゃくしゃくで待ってました。
すると相手の方はフォールド!うーん残念。ここで飛ばすことが出来ればスタックも増えるし弾みもつくのに….
ポットのチップを集めていると相手の方から「AQって勝ってます?」と聞かれ焦りました。そこにコールもらえないならこのオールイン絶対やっちゃダメじゃんと気付きます。
「2ペアだったんで負けてますよ~」となんとか声を振り絞りました。
「いや~やっぱりそうですか?あの場面ブラフ作るの流石に人間には厳しいっすよね~クラブのバックドア伸びた所とかいれるの結構しんどいっすよね~」と相手の方から言われてしまい撃沈。
試合に勝って勝負に負けたってこういうことを言うんでしょうね
何はともあれチップは増えたので気を取り直してトーナメントを続けますが、その後も本当にな~んにもなくスタックも15万~20万弱をウロウロしていました。
時は一気に進みブラインドは2000/4000/4000スタックは20万点無いかなくらいの時に久々に大きなポットを戦います
7人テーブル
LJ 400.00点 r8000
BTN c
BB 195.000(HERO) 6d4d c
BBで46sが来ました。王道のスーコネ、意外性のワンギャッパーという格言(自作)があるくらいワンギャッパースーテッドは好きなのでBBをディフェンスしていきます。
frop Jd 7s 4c(28000)
LJ 8000
BTN f
BB c
フロップはボトムペアとバックドアのストレートとフラッシュがあります。マルチウェイポットですがLJのポジションの方がベットしてきたので、オーバーペアやJヒット、物凄く強いところだとセットなども考えられます。現状自分はボトムペアですが今後のカード次第で強い役に発展することや落ちるカード次第でブラフ出来るチャンスもあると考え、カバーされていて、強いレンジでベットしていそうな相手に立ち向かいます。5.6時間以上もポーカーしていると最初の目標の危ない橋は渡らないっていうのを忘れちゃうんですね。
turn 2d (44000)
BB x/c
LJ 25000
ターンは2のダイヤでこちらにフラッシュドローが付きました。ですが、相手のオーバーペア等は以前強いままですし、比較的大きめな6割くらいのベットをされたのでコールに止め、リバーでダイヤやストレートが完成しそうな5.8あたりや4のトリップス完成時にドンクベットを考えました。
これは全然関係ないんですけど僕はドンクベットって嫌いなんですよね。アクションに好き嫌いがあるあたり、いかに僕がオプティマルにプレイ出来てないかがわかりますね。
river 5s(94000)
BB 50000/f
LJ AI
リバーは5のスペード!ストレートが完成しそうなローカードが落ちたので不本意ではありますがドンクベットを打ちたいと思います!ここで「6xなんて相手のバリューハンド全くブロックしてないじゃん」とか「ウィザード回したけど全然間違ってるよ」とか思ったそこのあなた
ポーカーはパッションです。やろうと思ったときがブラフするタイミングですし、そんなところで理詰めでネチネチ言ってると女の子にモテないと僕は思います。
ちなみに相手の方はA3sでストレート完成してて見事にブラフは失敗しました。
ブラフ失敗で遂にプッシュオアフォールドに近付く20BB付近まで行ってしまいましたがブラインドスチールやシングルレイズポットをちまちま勝ち続けスタックも30万点台のセーフティラインまで増やすことに成功しました。
DAY2開始からおよそ8時間30分頃、プライズバブルが近づいて来ました。ブラインドは5000/10000/10000でスタックは35万点程有りインプライズは目前という所で事件は起こります
6人テーブル
UTG 800.000点 r20000
BB 350.000点(HERO) ThJh c
問題のハンドです。プリフロップは当然のコール。バブル目前のこのポットで地獄を見ることになります。
frop 7c 7s 9h(55000)
BB x/r46000
UTG 18000/c
フロップはガットショットとバックドアのフラッシュドローです。ペアボードなのが少し気がかりですが悪くはないフロップだなといった印象。UTGよりはこちらに7xや9などもありそうなためKハイやAハイなどはこのレイズでかなり降ろせるだろうと思いチェックレイズ。相手の方は小考しながらコール。通常ならいいんでしょうけどバブル目前の今やるべきことなんですかね…?
turn Kh(147000)
BB 65000/f
UTG AI
ターンはキングハートで僕のハンドはダブルベリーバスターストレートフラッシュドローJハイ(言いたいだけ)に発展しました
ここは当然ベットしてリバーのオールインがポットの60-70%くらいのちょうどいいサイジングになるようにベットします!
すると相手の方からまさかのAI!思わぬアクションに悶絶します…。
すぐに降りればいいのにこのフィッシュ考え出します。「これ8とQとハートはホンマにアウツか?99にしか見えんくなってきたんやけど引いて勝てるかな~」と。落ち着け当時の自分、お前が今持ってるハンドはJハイだぞ、飛んだらバブルだぞ、Qハート引いたときだけは主人公だけど他は悲惨だぞ。
あれこれアウツのことを考えてもわからなくなって「引けるか引けないかの二分の一か…」と考えているうちに正気に戻り手にあったJハイを捨てることに成功します。
このブラフのせいで翌日20BBから戦うことになりましたがなんとかDAY2を生還しプライズを確定させました。
そして迎えた正念場のDAY3、131エントリーあったこのトーナメントも遂に17人にまで絞られていました。
午前10時から始まりオールインをせず、連勝を重ねスタックを倍にしたのですが11時以降にメインテーブルで戦っていた記憶がありません。
そんな中唯一覚えているミスプレイを紹介します。
7人テーブル8000/16000/16000
BTN 400.000点(HERO)Tc6c r32000
BB 900.000点 c
frop Ah 6d 4h(88000)
BB x/c
BTN 19000
BTNからスチールも兼ねてオープン、BBの方にコールされAハイのツートーンボード。
スチールに失敗したがポットが欲しいためセカンドペアでなんの根拠もなくただただ安ベットし相手にコールされました
turn 5h(125000)
BB 40000
BTN c
ターンは5hで考えうる限り最悪ですね。相手の方のドンクベットにとったアクションはまさかのコールに「????」と首をかしげた方も多いと思います。
このフィッシュ、ドンクベットするのもされるのも「嫌い」なんですね
コールした理由は先に打たれて嫌な気持ちになったから。
それ以外の理由がありません。
river 3h(205000)
BB 80000
BTN f
リバーも3ハートで恐ろしい事になってから自分のした事の重大さに気付いて「いや~地獄か?」という断末魔を残してフォールド。
地獄を作ったのは他の誰でもなく自分だったんですけど
このあとすぐショートスタックになってじり貧の8BBになったところで渾身の89sをプッシュしたら隣の方のハンドから王様二枚がショウされた所で僕の記憶は途絶えています。
優勝を目指して頑張りましたがまだまだ自分が大きいトーナメントを優勝出来る力が無いことを思い知らされたHSOPとなりました。
ですが、北陸の様々な方達とポーカーを丸2
日楽しみ、とても楽しい思い出になりました!
このイベントを企画、運営してくださった方々にこの様な小学生の日記のような拙い文章でしか感謝を伝えることが出来ませんが、僕がこのイベントを楽しんだということが伝われば嬉しいです!
北陸でポーカーやってて本当に良かった!HSOP最高!HSOP最高!
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