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ミュージカル『ジェーン・エア』を観た。
こんにちは。うおはると申します。
先日、チケットが取れたのでミュージカル『ジェーン・エア』を見てきました。
恥ずかしながら原作は未読でして、あらすじだけ読んで結末を知らずに行ってきました。
同じ(と言っていいのか微妙だけど)ブロンテ姉妹の『嵐が丘』は原作をとっても気に入っているので、やはり天気も人も不安定な荒野の屋敷が舞台になるとテンションが上がる。
ただ、ああ〜宗教色がつよい〜そしていい感じの終わり方〜〜ってところで、感動しつつもきれいな話だった〜って感想にとどまってしまった。
(もうちょい救いのない話とか人間がきたない話とか好き)
だから、一番感動したのは春野寿美礼さん演じるおば様でした。
死の床でもなお人間の欲望や傲慢さをギラギラとした瞳に残っているのがもうとにかくゾクゾクして。
自分より誰かが不幸であってほしい。ひどい目にあってほしい。そういう誰にでもある感情を、劇中で一番あらわにする人物でした。
人を赦すということももちろん難しいけれど、嫌な感情をもつ自分自身を認めて赦す、ということもさらに難しい。
自分のありのままを、両手を広げて抱きしめること。ロチェスターみたいに愛をもらって気づけたら最高なんだけど、そこまで人生上手くいかないかもしれないので、自分で自分を愛せるように強く生きます。
おまけ
今回ついについに生で井上芳雄さんの歌声が聴けまして! 後ろの方の席だったのにばっしばっし声が飛んできてどうしようかと思った。明るい人が苦悩する役やってるとなんかゾクゾクするよね。笑
毎回チケ難なんだよな〜次はいつ見られるんだろう…