動画制作依頼時のポイント~編集者との最適なコミュニケーション方法
動画制作を外注するにあたり、依頼側のイメージ通りにアウトプットを
仕上げるのに重要なことは、編集者とのコミュニケーションです。
本記事では、適切なコミュニケーション方法について解説します。
コミュニケーションが重要な理由
どんな仕事においてもコミュニケーションができるということは、
お互いが気持ちよく仕事をする上で非常に大切になります。
更に、動画編集をお願いする際に必要なコミュニケーションが
どのようなものなのかを、4つの理由ごとにお話ししていきます。
①:商品やサービスの深い理解が必要
動画を作るにあたって、商品について理解しなければ良い動画は作れません。
また、せっかく作った動画も見てもらわなければ意味がないので、、
視聴者が見るのを途中でやめないような構成にすることが大事です。
そしてそのためにどの順番で情報を出せば良いのか、どのような見せ方や
訴えかけをすれば当事者意識を持って聞いてもらえるのかということを
考える必要があります。
そのため動画を制作する人が、商品を理解しようと真摯に向き合ってくれるかどうか、顧客のことをより解像度を上げて理解しようとしてくれるかが
大事になってきます。
商品について一番理解していて、その商品の良さをもっと多くの人に
届けたいと思っているのは依頼者です。
しかし、そんな依頼者に負けないほどに商品に対して愛を持って動画の撮影や制作にあたってくれるかは、どんな動画ができるかを大きく左右します。
②:ビジョンや世界観も聞き取る必要がある
動画は、聴覚情報と視覚情報が共存し、とにかく情報量が多いメディアです。
その分、お客さんが動画からどのような印象を感じ取るかということは、
動画編集者の腕によって大きく変わります。
会社のPR動画であっても、商品の説明資料であっても、集客のためのSNS
であっても、会社の世界観を保つことはブランディングに繋がります。
そのため動画編集を行う際は、どのような課題を解決してどのような世界を作っていきたいのか、顧客はどのような属性の方をターゲットとしているかについて、依頼者からのヒヤリングを通して考える必要があります。
ビジョンや顧客については、簡単に答えられるものではないかと思います。
動画編集を担当する方も、依頼者とコミュニケーションを取る中で練り上げていく必要がありますし、場合によっては依頼者の顧客と直接話すことで
解像度を上げることもあります。
どこまで丁寧に、依頼者に寄り添って、依頼者のことを知ろうとしてくれるかどうかというのは重要なことです。
③:イメージの共有はコミュニケーションの中でもかなり難しい
依頼者が頭の中で思い描いている動画の世界観のイメージを編集者に伝えることは非常に難しいです。
依頼者の頭の中で具体的に決められていないこともありますし、
決めていたとしてもそれを言葉だけで表現するのはとても難しいです。
しかし、イメージを共有しないまま作業を進めてしまうと、
動画が出来上がってから思っていたのと違う、作り直してほしい
ということになってしまいかねません。
このような事態を防ぐためには2つの重要なことが考えられます。
1つ目は、まずイメージの共有をするときに、言葉以外の表現方法で
イメージを共有することです。
例えば、他の会社の動画を参考として引っ張ってきて、
こんなものは作れますかと話したり、ラフな絵を描いて説明したりします。
動画という情報量の多いものを言葉だけで表現して、お互いが同じものを
イメージするのは至難の技なので、他の媒体を使って
イメージの共有をすることが望ましいです。
デザインツールを用いてイメージがずれていないかをすり合わせしたり、
絵を描いて説明したりすることです。
2つ目は、動画の制作に入ってからこまめにコミュニケーションをとって、イメージの齟齬がないかを確認することです。
いきなり100%作りきった成果物を作ってもらって、それが依頼者のイメージしているものと全然違うと、納期が遅れたり、編集者にも
負担がかかってしまい、誰にとっても不幸な結末になってしまいます。
そこで、作り始める前のイメージのすり合わせは当然するかと思いますが、その後、少し手をつけてからイメージと沿っているか確認して、
もう少し進めてから確認して、という作業を挟むことが重要です。
ほしい動画に関して、イメージをそっくりそのまま伝えることなんてできるはずないので、イメージの共有をした後、差ができてしまった部分を
どれだけ埋められる人であるかということが重要です。
④:制作者の提案に左右される
動画制作の依頼者側は、どんな動画を作りたいかどうかのイメージが
固まっていない場合が多いというお話を先ほどしました。
例えば採用ページで、会社の概要を説明する動画を
埋め込みたいと考えたとします。
その時、会社概要の動画は、何分くらいの長さで、どのような構成に
するのがベストかわかりますか。
そもそも、動画を埋め込むことでどのような効果がどれだけ出るのかということのイメージがつかない方がほとんどではないでしょうか。
値段についても、相場がどのくらいかを知らないまま考えるのは難しいです。
依頼をする側がはっきりしていないものを引き受ける以上、どんな動画を
作るのが良いのか、その動画がどのくらいの効果を生むのかは、
制作側がはっきりと示す必要があります。
動画の構成については、論理的に説明しつつ、かつ他の事例をたくさん
持って来れる引き出しの多さが必要です。また、動画が生む効果についても、数値を持ち出して、定量的に評価すると効果がわかりやすいです。
動画は成果物がどのようになるのか、選択肢がいくらでもある分、制作者がこのようなものを作るのが良いと提案できることが重要になるのです。
コミュニケーションができる動画制作者を選ぶ方法
今まで、どうしてコミュニケーションを取ることが動画編集の仕事を
依頼するときに必要かということについて見てきました。
ここからは、制作者が、そのように重要なコミュニケーションを取れる人であるかどうかということを判断する方法について4つ見ていきましょう。
①:仕事を依頼していた人から話を聞く
コミュニケーションを取れるかどうかは、実際に仕事をし始めないと
分からない部分も大いにあります。
例えばまだ顧客となる前の段階では丁寧に接するが、いざ案件が決まると
コミュニケーションが一気に雑になるというケースもあります。
そのような事態を防ぐためには、動画編集を実際に依頼したことのある
知り合いに、依頼先とのやりとりがどうであったかということを
聞くのが一番です。
動画編集を行う会社はたくさんあるので、相場などを知るためにも、
実際に依頼した人の話を聞く機会はとても貴重です。
②:コミュニケーションの頻度と迅速さを確かめる
動画編集において、イメージの齟齬が生じるのは当然だとお話ししました。
そのため、齟齬が生じたときにどう対応してくれる人であるかということが選ぶ基準となります。
例えば、こまめに制作の段階を報告してくださる方、何か齟齬が
生じたときに、すぐに「いつまでに変更します」と連絡してくださる方には安心して任せることができるかと思います。
そのような対応ができる動画制作者であるかどうかを依頼する前に
判断するポイントとしては、普段のやり取りの頻度と迅速さです。
③:過去の経験を聞く
コミュニケーションが円滑にいく動画制作者は、動画制作を行ってきた
経験値が多いという特徴があります。
様々な業界のクライアントの案件をこなしてきた動画制作者なら、
この業界だったらこのようなターゲットに見せるためにこのような動画の
構成にして、このように動画を発信していくのがおすすめである、
ということを事例を持って話すことができます。
そのような方が担当についてくださったら安心して任せることができますよね。
そのため、過去にどのような案件をこなしてきたのか、その時はどのようなクライアントで、どのようなことを意識して作ったかなどを具体的に聞いてみましょう。
クライアントの案件に対してどこまで深く考えて取り組んでいられる方
なのかということもわかるのでお勧めの方法です。
④:商品やビジョンに共感してもらえるかで決める
動画制作をする方がいくらスキルがあったとしても、自分の商品について
知ろうともしてくれない、良いポイントはどこかを考えてくれない、
顧客の気持ちに寄り添ってくれないという状態では、
的外れな動画を作ってしまうことになります。
動画はそのまま顧客に見せることが多いものですし、
一度作ってもらった動画に手を加えることは簡単ではありません。
単価も大きなものになるので、一度作ったらなかなか一から作り直すことはできません。
そこで、自分の会社のビジョンに共感してくれたり、商品の良さをわかってくれたりして、この人に任せたいと思える人に任せるといった定性的な
判断をすることも、検討する上での基準の一つになります。
動画制作を依頼する時はコミュニケーションで判断
動画制作を依頼する時、どうしてコミュニケーションが重要で、
どうやって依頼するかどうかを判断するのかについてご紹介してきました。
動画編集は専門的な能力なので、クリエイター気質の方もたくさんいらっしゃいます。
そこで、組織としてディレクションをしてくれる方がいるのかどうか、
その方が動画編集のことを理解しながら、依頼者のことまでヒアリング
してくれるかどうかが重要な判断基準となっています。
弊社ファーストトーンも動画編集は、会社の説明動画から、
360度VR動画などまで、あらゆる種類の動画を制作している会社です。
動画編集において大切なコミュニケーションができている会社かどうかは、いくつか比較検討しないとわからないかと思うので、
ぜひ一度、ご相談ください。