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生活空間を整えて、自分自身を整える。First Penguins7月全体会レポート

こんにちは、First Penguins 運営サポートの「おくあや」です。First Penguinsは、7月から3ヶ月間の後期プログラムへと移行しました。前期のテーマだった「セルフマネジメント」「自分の才能」「仕事」への取り組みは続けつつ、さらなるパフォーマンスを発揮するために「生活を整える」プログラムを展開していきます。

7月のテーマは、「生活空間」です。

月初めにZoomで行う「全体会」では、次のようなワークを行いました。
●6月の振り返り
●生活空間を整えるためのワーク
 ・整理収納の考え方を学ぶ
 ・おうちのお掃除頻度チェックリスト
 ・1日のタイムスケジュールを書き出して、過ごす空間を振り返り

今回のレポートでは、First Penguins アクションコーチで整理収納アドバイザー1級を持つでんちゃんによる、「整理収納の考え方」について紹介したいと思います!

整理収納の考え方

さてさて、でんちゃん、わが家はとっても散らかっているんですが、いったいどうやって収納すればキレイになるんでしょう!?

「整理収納をしたい」というときに「収納」から考える人が多いと思うんですが、本当は、一番最初にすることは「整理」なんですよね。整理って、自分に不必要なものを取り除くっていう作業。整理をした上で、じゃあ自分に合った収納って何だろうと考えるのが、正しい手順です。

先に収納のことを考えて大きい収納用品を買ってしまうと、それに合うだけのものを入れてしまって、自分には必要ないものを持ったままになります。その状態だと、自分にとって必要なものを見つけるのが大変です。

整理収納にはステップがあり、初めは、どうしてそのモノを持っているのか、「所有の意味を考える」ところから。収納に取り掛かるのはかなり後半なのだそうです。

そうか…目の前に散らばったものを何とかどこかに隠すことにとらわれて、「とにかく収納してしまえたらいいな〜」なんて思っていましたが、まずは本当に必要なのかを判断する必要があるんですね。

そんな判断のために役に立つのが、「必要度合い」×「使用頻度」を軸にした考え方なのだそうです。

①毎日のように使うもの(必要度合い:高、使用頻度:高)
例)スマホや手帳、お気に入りの洋服など

②出番が来たら使うもの(必要度合い:高、使用頻度:低)

例)季節の洋服、子どものおもちゃなど

③持っているだけ、忘れているもの(必要度合い:低、使用頻度:高)

例)クローゼット、押し入れにしまってあるもの

④壊れているもの、ゴミ(必要度合い:低、使用頻度:低)

切れたネックレス、片方しかない靴下など

まずは、④の「壊れているもの」は捨てる決断がしやすい部分です。次に取り掛かるのが③の「持っているだけ、忘れているもの」。こちらも捨てやすいです。

う〜ん、思い返してみると、しばらく使っていない「持っているだけ」のものって、家の中に結構あります。なんでこんなにものだらけになっちゃうのでしょうか。

でんちゃん曰く、そこには「ものが増える要因」「捨てられない要因」があるとのこと。

●ものが増える要因
・「流行っているものが欲しい」「欲しいという気持ちが抑えられない」といった心理的な要因
・「買うものを決めずに毎日スーパーやコンビニに行く」「特に買いたいモノがなくてもバーゲン・セールに行く」といった行動面の要因

いずれにしても代償行動の結果として、ものが増えてしまうことが多いようです。

メンバーからは、「本屋に行くと我慢できない」という声が挙がりました。これはまさに「欲しいという気持ちが抑えられない」例です。

衝動で買うものって、そのあとちゃんと読みますか?結局読まない本が増えてしまう。
「あえて自分に代償行動をさせてみよう」と思ったらするのもいいけれど。自分の状態を認識すれば、「あっ、これは代償行動だから抑えましょう」と考えることもできます。

▼「代償行動」については、ぜひコチラのstand.fmで!

一方で、捨てられない要因には次のようなものが挙げられます。

●捨てられない要因
・「親からの躾で、捨てるのはもったいないことだという考えが染み付いている」などの心理的要因
・「少し残った調味料など使い切っていないものを置いておいてしまう」、「粗大ゴミなど、捨て方がわかりにくいものの捨て方を調べる手間を惜しんでいる」などの行動面の要因

「捨てるのは、もったいないことだ」という考え、心当たりがあります。まだ使えるものをゴミ箱に入れるのは、ちょっと心が傷んでしまいますよね。人間は頭に何かインプットするのは大好きだけれど、やめる・切るというのはネガティブに捉えてしまって、なかなかできないものなのだそうです。

でも、手放さない時間や場所の方がもったいなかったりするので、必ずしも、ものを捨てることはもったいないことではありません。

でんちゃんが例に挙げたのは「ワッフルメーカー」です。

ずっと家に置いてありました。「もらったから、新品だから使わなきゃ」みたいな気持ちもどっかにあった。だけど、そのマシンを見るたびに、「やってない自分」が思い出される。

わかる…そのモヤモヤ!

コーチあっちゃんからは、

いらないけど捨てていないものを「未完了」タスクとして覚えていると、脳のリソースを食ってしまうよね。

とのコメントも。なるほど、確かに手放さない時間や場所がもったいないだけでなく、自分の脳もムダに使ってしまっています。

でも…、「いつか使うと素敵だなと思っているワッフルメーカー」みたいに、心理的に後ろ髪を引かれてしまうものって、なかなか捨てたり手放したりできないんです…。

「すごい思い入れがあるけど、使ってない」状態のものだったら、まずは半年、それを物置に置いてみましょう。

例えば「わたしたち、もう終わりじゃない?」みたいなカップルって、いきなり別れるのはしんどいけど、「ちょっと距離を置きましょう」って言って距離を置くと、なんとなく心も離れるじゃん。

ものと、ちょっと距離を取ってみる。例えば「それから半年後のタイミングで、一度も使ってないとか、一度も思い出すことがなかったら、捨ててよし!」みたいなルールを作ると、さよならできます。

タイミングはもう、Googleカレンダーに入れて、日時も決める!
「そのもの自体がまだ使える状態だから」手放さないっていう判断をしてしまうこともあると思います。でも、「わたしにとって」大事なのか・大事じゃないのか、今後役立つのか・役立たないのか、その軸でジャッジしていいんだよね。

たしかに。「もの」を主語にして判断するのではなく、自分の生活空間のことは自分が判断したいところ。分類する中で、どうしても手放す決心ができない時には、「物理的に距離を離す」という方法もあるんですね。判断する予定日時を決めてしまうのも、自分を動かすためのポイントかも!

ちなみにでんちゃんのワッフルメーカーは、バザーで他の人に引き取られて行ったそうです。誰かが喜んで使ってくれていたら、自分にとっても、ワッフルメーカーにとっても、幸せなこと!リサイクルショップやメルカリなど、手放すために使える選択肢は、どんどん使っていきましょう!

感想で出てきた言葉

整理収納について学ぶとともに、おうちのお掃除頻度チェック・1日のタイムスケジュールの振り返りも行い、全体会を通して次のような感想が出てきました。

「使ってないもの」の分類をしようとするとき、たしかに、何かにとらわれていたなと改めて思いました。もう何年も着ていない服がある。

あと、3年ぐらい前に買ったジューサーの箱を開けてなくて。メルカリで今、出品しました!
1日を大切に、効率よく・無駄にせずに使うことがスッゴイ大事。私自身の良いコンディションを保つことがまず大前提だし、大事だなっていうのを実感。整えていきたいと思います。
リモートワークでずっと部屋にいるので、「部屋の香りを変える」というのはアリなのかなって思いました。(話をする中で)、いくつかすぐ試してみたいなって思いました。
7月からテーマが変わって、みんなワイワイやりそうで楽しみ。私自身もいっぱいやりたいことがムクムク出てきたので、楽しく、やってみたいと思います。

生活空間を整えることで生活習慣は変わり、コンディションが整っていきます。今もし自分の習慣に「変えたい」部分があれば、空間を変えることも一つの手段になりますね。

と、いうわけで、First Penguins後期3ヶ月のテーマも、どんどん実践していきましょう!

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