空想プロスピ史⑤~広島東洋カープ編

①先発編

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前田健太が移籍しないというのは半ばズルのようなものだが、そう言う世界線もあったのだろうと思う。2022年、2023年の成績はプロスピとしては大変優秀であり、エースの成績。後半成績が落ちてきてはいるが貢献度としては申し分が無い。他に先発として金子千尋がいるなど金満球団広島を体現しているが、西原、九里、大瀬良といったところも十分。坂野という若手も出てきた点は大きく、現実の広島のようにこの先コンテンダーとなりうる可能性を十分秘めた先発陣が形成されている。手持ちのデータに抜け落ちがあるか若手の台頭で一軍に残れなかったか定かではないのだが、金子や石山、涌井といったFA移籍組の出場機会が後半無いのが残念な点。

数字上はそれほどではないが、この先発陣はセ・リーグでも上位に入る物でこの先発陣を中継ぎがどれだけ支えられるかが鍵となる。次は中継ぎ陣を見ていこう。

②中継ぎ編

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(防御率の空白は記録ミス。)

現実で広島の優勝に貢献したのは間違いなく中継ぎ陣。一岡、今村、中崎、中田とゲームでもしっかり成績を残した。2026年まで代わり映え無く抑えて来た中継ぎ陣には敬意を表したい。

現実でも中崎や中田が勤続疲労から立ち直りつつあるがぜひ頑張って欲しいもの。空想広島では片倉と笹本という若手二人が台頭した。やはり、いずれは若手や新戦力が出てきてこそ。どのチームにも言えるがサイクルが安定しなければ継続して勝つことはできない。広島投手陣は良いサイクルで回っていたようだ。

➂捕手・内野手編

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以上が広島の内野手陣。広島には実名オリジナル選手一人が2022年からファースト起用されているため、それ以外のポジションでの争いとなる。二遊間の岸慧はオリジナル選手だが、中日編の北大路と同じく架空の選手。最多安打のタイトルは常時200安打越えが想定されるセ・リーグにおいて(操作している阪神球団以外も200は超えて来る)、2022年にタイトルを獲得。

捕手は多賀がレギュラー、セカンドをコールマン、ショート岸、サード堂林という布陣が基本線となる。堂林は外野も可能で、菊池は内野全ポジション。選手が固定されればチームは強いが、ベンチの選手達の機会が限られてしまう。そのあおりを受けたのが、池原であり山際だった。サードとショートを本職とした池原は栗原健太を師と仰ぎ長距離砲と期待された。しかし平均以下の守備力が災いして出場機会が限られた。左の大砲候補だった山際も同じ。確実性の無さとファースト守備がFなことがやはり苦しい。

ライバルは先述のオリジナル選手になるわけだが、2020年度からの七年間でホームランを84本放ち通算打率も二割後半を維持。高い壁となっていた。

奇妙なのは楽天から安達了一をFA補強したことだ。安価なFA補強だったとはいえ、この内野陣に加えるのは少々おかしい。安達はユーティリティプレイヤーではあるものの、菊池よりも二歳年上だ。2022年こそ119試合に出場したものの、翌年は90試合FAした2024年も92試合とわざわざ補強するほどではない。打率も残しておらず安達了一にどのような価値を見出したのだろうか。守備面は期待できるものの、打撃力のあるデクスターやロバーツ、守備面では豊嶋と層の厚い内野陣にどれほど効力があったかは不明だ。

裏話としては堂林翔太のこの時点での走力は低い。走力練習をつけるプレイヤーもいたという話。

④外野手編

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広島の外野陣には実名オリジナル選手が一人レフトのポジションに入る。日本代表レベルの右の長距離砲で毎年35本はホームランを打つような選手だ。ゆえに、センターが丸でライトが新田という仕様は変わらない。鈴木将光などの名前もあがるがそこまでのようだ。ちなみに鈴木誠也は能力が低すぎる。2014年現在の面白さだ。他に明石健志、松本剛、北爪、仁平など守備面で支える選手も複数いたが外野のレギュラー陣を脅かす存在は出てこず。安達や堂林が入るくらいのもので、変化は少なかった。

広島カープが補強を繰り返すというのはゲームの世界では珍しい事ではない。金子千尋などのビッグネームも平気で補強した。今回野手の方では「育成の広島」を見ることはできなかったが、投手では感じられたし、育てていた実名選手達の活躍を長く見る事が出来た。これは広島の力と言って差し支えないだろう。

今年も現実のペナントレースでは苦戦が予想される広島だが、中崎の復活などもあってもう少し戦えるようになるのかもしれない。


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