空想プロスピ史①ヤクルト編

プロ野球スピリッツ2014から始まった私のプロスピ人生。今は2015で楽しみながらプロスピAも無課金ながらやり込んでいる。

そんな私は、プロスピはRPGだと思っている。育成ゲームであり、ペナントモードであれど12球団のチーム、そして選手それぞれの人生を妄想できる世界、いわばリカちゃん人形のようなものだと思っている。

そこで、「PSP版プロ野球スピリッツ2014」において、簡易なシーズンデータを採取している2022年から2026年度を振り返って行きたいと思う。(阪神を主チームとして2014年から進めていたデータの中で)

当然2014年度から毎試合こなしてはいたのだが、残念ながらデータを記録していなかった。最新版のプロ野球スピリッツでは毎シーズンごとのデータが選手個人においても記録されているようだが、それは機種自体のデータ容量の増加に伴うもので、当時としては存在していなかった。

断っておくが、PSPは電池が限界をきたし稼働する事が半永久的に難しくなっているため、記録しているデータと私の記憶からの振り返りになる。ではヤクルトスワローズからいってみよう。

①抑え論

ヤクルトdata①

上記はデータ上保管している中でセーブを記録している投手の成績である。石田奨が守護神として入団以降活躍している様子が見て取れる。この石田という投手はKONAMI系のゲームをやっている人は分ると思うが四方向の球種を持つ投手だ。直球の球威はBで球速も150を超える。小さい変化のスライダーシュートフォークを使うタイプで、ドラフトでよく現れる持ち球である。実在した徳山を除いた三選手は、全て獲得から育成までゲームのCPUが行った。ブルペンを長らく支えた屋台骨のノルンやアンダースローの宇田など特徴的なブルペン陣だったヤクルトスワローズ。

他に中継ぎとしては山本、平井、江村、秋吉、大場、岩本と他球団からの育成も合わせて実在した戦力の生き残りも数多い。プロスピの特徴で選手の劣化の幅は小さく設定されており、長く選手を応援できるのも魅力。

八回ノルン、九回石田の方程式は管理者としても信頼出来た。防御率は現実的でない数字が並んでいるがこれはご愛嬌。ゲームなので仕方が無い。選手の価値を表す☆も80近辺であったりとクローザーやセットアップには十分だったはずだ。ヤクルトは小川杉浦の二枚看板が毎年二桁勝利をし坪田や蛭田といったドラフト組も一年間ローテーションを守る事が出来た。小川に至っては常に防御率を四点代以下に抑えるプロスピ界隈では大変優秀な投手であり、5年間で64勝を積み上げていた。

このような投手陣の強みもあって、管理人が阪神タイガースでプレーしているとはいえ優勝争いには常に絡んでいたと言っても過言ではない。オリジナル選手である凌統公積投手が安定していたのも要因の一つだろうか。

②内野手編

ヤクルトのチーム構成が打高投低であることは神宮を本拠地にしていることもあって現実もゲームも変わらない。現実は投手陣が良くなったことで2021年シーズンに優勝したが、打撃も魅力であった。次は内野手について見ていきたい。阪神からトレードで送ったオリジナル選手一名がサードとショートを守る事が多いため、それ以外のポジションでヤクルトとしては育成環境を作りたいところ。

ヤクルトdata②

この図はヤクルトを2022年以前から支えていた内野手が含まれている。デイは二塁手で守備はオールD程度の平凡な選手だがミートに長けていた。ラムゼイは長距離砲の一塁手で、現実世界にいるサンタナに私が描いていた成績である(現実のサンタナは.290も打ってしまった、阪神ファンとしては大誤算だ)。清宮や犬飼はドラフト組の架空選手で清宮は守備、犬飼は打撃に特徴のある選手達である。

ヤクルトdata➂

二つ目のこの図はデイやラムゼイと入れ替わるような形でレギュラーについた選手が多い。岩山は阪神、友田(捕手)は西武からの移籍でそれぞれ古巣ではレギュラー格になれなかった選手なので良い移籍となっている。

さて、山田哲人がデイに押され守備固めや代走をやっているというなんとも想像しがたい采配になっているが、2014年度版の山田哲人はまだ覚醒前だったのである。打率は残せたがパワーがなかった。ファーストをラムゼイが務めショートを清宮が守るといった布陣が2022年頃は行なわれていたのだろう。先述したオリジナル選手はミートCパワーA三塁Cというような選手だったので打順において前後を支える選手が必要だったと言えよう。

清宮や山田は通年よく頑張ったが、上位互換のような岩山の登場で出場機会は減りつつあった。清宮山田に代わってセカンドに入る事も。2024年はヤクルト内野において大事な年であり、デイが退団しラムゼイの衰えが見えたところでのカーター加入という出来事がある。カーターは一塁手だったためラムゼイの後釜だが珍しくミート型の走れる外国人選手だった。打順も二番や三番を任せていたと記憶している。

守備力に長けた内野手が多い事がヤクルト投手陣の安定に繋がったのは間違いないが、やはりこれまで紹介した選手では攻撃力に劣ってしまう。つまり外野手がこのチームの根幹だったわけだ。

➂外野手編

ヤクルトdata④

外野陣はオリジナル選手が一人、2019年オフドラフト時に加入している。オールBのような選手で入団以来ヤクルトの一番を務め、リーグでも屈指のライトとして活躍している。上の表はそんなMVP級の選手の後に続く外野手である。レフト福寿、センター木目田が基本的なスタイルで2026年度もその形だった。福寿は率を残せ信頼が置ける選手だし、木目田に至っては走攻守揃った一流どころに成長していると言ってもよい。2024年からの三年間の成績は圧巻である。まさにこの架空ヤクルトを代表する選手である。

上田剛史は年齢も影響し、川上は打率が残せず、海藤は守備型とレギュラーで回ったのは福寿と木目田になるが、貝瀬、池亀、湯澤とドラフト組が控え選手として支えていた。貝瀬においては2025、2026シーズンで打席数が100前後ではあるものの.300を超える打率をマークしており選手層が厚かった。

最後に

ヤクルトは手ごわいチームであり以下のような試合もあった。

Inkedヤクルトdata⑤_LI

プレイヤーの腕の問題とも言えるわけだが、PSPのプロ野球スピリッツ2014において私にとっては特別なチームであった。もうPSPで遊ぶことは無いかもしれないが、Vita版で遊んでいる2015においても見事な成長を遂げる木目田聖人のような選手に出てきて欲しいと思う。


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