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ゲームで考える野球采配論⑨ープロスペクトランキングvol.1

 前振りは野球采配論⑧で書いた。

 本稿ではさっそくプロスペクトランキングを書いていく。(自己満足)
 基準を満たす104名の中から25名を洗い出したわけだが、ランク付けして順位を付けた。結果として、

  • Aランク:25名

  • Bランク:17名

  • C+ランク:23名

  • C、C-ランク:15名

  • Dランク、オリジナル選手:22名

  • 基準外(既に活躍):2名

 という振り分けとなった。ここから上位25名を25位から発表していこう。

プロスペクトランキング

25位

対ランナー○はポジティブ要素

 2019ドラフト三位で広島に指名された大卒一年目。スケールの大きなタイプではないが多彩な変化球でブルペンを支えるか。一年目にしては制球もまずまずなので数年の間に上手くレベルアップできれば。

24位

 2019ドラフトにて二巡目で指名された大卒一年目。プロレベルとまではいかないが安定した守備と走塁が魅力の内野手。今後外野に転向する可能性もあるが、源田が存在しない世界線においてはなんとかしたい素材。これから上を目指すチームにおいて貢献できるかもしれない。打力は乏しいのでそこがどうなるか。

23位

年齢を考慮してこの順位。

 社会人からドラフト三位で入団した外野手。本職レフトの点はWARを積むという点で見ればマイナス要素なのだが、走力守備力共に現時点でもプロで通用するレベルではある。勿論センターをやればいいし打力を磨けば現実世界の辰巳のようになれるかもしれない。プロ入りが遅いハンデはあれどレベルの低い楽天外野陣なら必ずチャンスはある。

22位

 社会人出にして2019年ドラフト五位で指名を受けた。魅力は圧倒的な守備力。このようなタイプは一軍戦力にはかかせない。守備適正Cはなかなか難易度が高く、これを新人で記録しているのは良い補強だ。なおも鳥谷西岡がいる世界ではあるがいずれ一軍に呼ばれるだろう。

21位

 2018年ドラフト三巡目にて大卒で指名を受けた捕手。新人王資格は打席数の関係でちょうど今年が期限となる。捕手の能力は乏しいが、長打力は大きな戦力。このくらいの潜在能力があれば試す価値がある。捕手で勝負するのか一塁などにコンバートするのかなど数年が勝負となるだろう。

20位

 2018年ドラフトで一位指名を受けた中継ぎ左腕。大卒一年目は苦しいシーズンとなったが、最速149キロの左腕は需要がある。このタイプのノーコンはコマンドさえ良化すれば大化けするので、弱点を一つずつ補っていってもらいたい。今まで紹介してきた選手の中では一番スケールに期待が出来る。

19位

 19位に僅差で滑り込んだ形の座間は2018年ドラフト二位の左腕。高校生だったこともあって球威には不安があるが、今期は抑えを任されている。スピンの効いたボールは魅力の一つで、球種も豊富。緩急を付けられる投手をドラフトで獲得するのはこのゲームでは難しく、まだ若いので伸びしろ抜群。

18位

 我が千葉ロッテマリーンズのトッププロスペクト、丸山和史。今期はまだ21打席なので新人王資格はまだ残っている。高卒一年目から一軍デビューを果たしたドラ一は、チームでも1,2を争う走力を武器に活躍したい。ポイントは打力になるが、まだ20歳と焦る必要はない。しっかり育成していきたい。

17位

 2019ドラフト三位で指名された高卒右腕。現時点でもまとまった投手という印象。その分伸びしろの点は不明だが、球の力がつけばローテーション投手くらいにはなるだろう。本格正統派タイプを下位で獲れたのは大きい。

16位

 2018年ドラフト二位の大卒二年目。プロレベルのスタミナとコントロールで今年一軍デビュー。ほろ苦いデビュー戦とはなったがチームに不足がちの左先発投手として楽しみな存在。中継ぎとしても面白そうな存在なのでその辺をどうするか。

15位

 ドラフト三位で2018年に指名を受けた捕手。超高校生級のパワーが特徴のバッター。21位の安里同様守備力に課題は多いが、まだ19歳なのは大きい。左打ちの長打力がある捕手としてじっくり育成していきたい選手だ。

14位

 プロスペクトランキング14位は2016年ドラフトで二巡目指名を受けた高卒四年目。今期プロ初出場を果たし本塁打も放っている。ソフトバンクの外野陣は現実世界同様高齢化も進んできているため、今年レギュラーを掴みたいところ。ただ、守備力はかなり苦しく起用法は考えさせられそう。年齢としては大卒一年目だし、柳田のような選手を目指したい。

13位

 Aランクの中ではトップとなる13位は、オリックスの金田。ドラフト三位で指名された大卒のキャッチャーだ。同僚の安里と違うのは守備の安定性。捕球能力を筆頭に一年目から一軍で起用できるレベルには達している。後は課題の打力を克服すれば正捕手も見えてくる。

 以上の13人はレギュラークラスにはなりえる選手たち。投手から野手まで満遍なく選出出来たように思う。ポイントとしては、ロッテ、西武、阪神、広島はプロスペクトは上限がこのレベル。特Aランクには入れなかった。一方でセ・リーグの選手はまだ入ってきていない。これはプロスペクトがいないのではなく、上位12名に食い込めているのである。

 以上がAランクのプロスペクトランキング。次の記事では特Aランクの12人を並べていく。

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