価値と尊さ
日経新聞に時より掲載される三浦知良さんのコラムを楽しみにしている。
今回のテーマは「努力なくして成功なし」だったが、今回の内容も心に突き刺さるものだった。
自分もそうなのだけど、誰もが失敗することが怖いし、リスクを背負いたくないと考えるので、安全とか安定している感じがするモノにすがりたくなる。
だから「楽して稼げる」とか「絶対に失敗しない方法」とか冷静に考えればそんな現実はどこにもないのに、自分にだけはもしかしたら運よくそんなチャンスが巡って来たのではないかと期待して、努力することを忘れてしまう。
そうやって月日が過ぎていき、ふとしたときに何も蓄積のない空っぽの自分に嫌気がさしたりする。
努力していないのは自分なのにだ。
カズさんは試合でPKを蹴る機会がいつ来てもよいようにと、週3回居残りでPK練習をこの10年毎週やっているが、その間実際にPKを試合で蹴ったのは1度だという。
1500回練習して実践はたった1回(その1回を見事成功!)。
カズさんはその1回のチャンスのための努力に価値と尊さがあると言う。
僕はというと、うまくいかないと嘆くばかりで、何の努力をしてきたのか。具体的にいま何をしているというのか。
とてつもなく自分が恥ずかしくなる。
ただ恥ずかしいと下を向いても何も変わらない。
カズさんに鼓舞されて僕もいっちょやったろうと奮い立つ。
さぁ、明日は月曜日。
やれることはすべてやろう!