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はじめましてのオタクとラジオを録り続けてみてわかった“スベらないシャニマスの話”ランキング
はじめに
いきなりだが、僕は自己紹介というものが苦手だ。
しかし、人とシャニマスの話がしたくてたまらない。だってシャニマスが好きだから。
ならば、互いにシャニマスの話をしながら自己紹介をすれば良いのではないか?
そう考えシャニマスの話だけで自己紹介をし合う企画を立てたところ、想定の5倍以上を超える応募が来た。
そしてこの企画で何度も自己紹介をしていく内に、とある発見があった。
「……こうしたらシャニマスの話題、絶対にスベらないんじゃね?」
と。
今回はその話題たちの正体を探るため、一行はアパトラコ運河へと旅立った。
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第5位 シャニマスに対して自信がない話
難易度 ★
いきなり矛盾したことを言うなと思うかもしれないが、ブラウザバックする前にあと2行だけ読んでほしい。
シャニマスのオタクは意外とシャニマスに詳しくない人間の話が好きだ。
考えてみてほしい、貴方の好きなコンテンツのキャラを見て「この子○○してそう、△△好きそう」みたいな話をしている相手がいたとして、それを嫌だと思うだろうか?
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大抵の人は別に嫌だと思わないどころか、「見てくれてありがとう」ぐらいの気持ちになるのではないか。
(僕もそう思うし、僕自身にもよくわかっていない部分がある)
貴方が他のアイドルマスターを好きなら、そこで好きなアイドルを挙げて似ている特徴を持ったアイドルの話に繋げてもいい。
シャニマスに詳しくない人にしかできないシャニマスの話というものも、ある。
第4位 アイドルと一緒に仕事をしてほしい芸能人の話
難易度 ★
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ノクチルの コラボで入れたら ガチャだけ
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シャニマスのシナリオを読んでいる時に考えることと言えば、やはり「どんな芸能人とコラボしてほしいか」ではないだろうか。
ドラマで共演してほしい、楽曲提供されてほしい、一緒に大喜利をしてほしい等々、どんな形でも構わない。
シャニマスのアイドルとのコラボに夢を見たなら、ぜひ共有してみてほしい。
僕は桑山千雪と最も仲の良いお笑い芸人はやす子だと思う。
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第3位 アイドルへの偏見
難易度 ★★
樋口円香って、サムスで遠くからB貯めばっか撃ってそうだよな。
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各アイドルがスマブラで使うキャラについては既にインターネットで議論され尽くしている話題だが、それでも個人個人のキャラ解釈に各々オタクの差が出たりするのがまた面白い。
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緋田美琴、回転寿司でガリと味噌汁だけ食って退店したことがありそう。
美琴、くら寿司の海老ブロッコリーも食べな。
僕は普段の日常生活でミスをした時に「この失敗はあのアイドルならどうしてたかな……」みたいなことを思いながらメモするのが趣味なので、このアイドルへの偏見という話題が大好きだ。
もし偏見が思いつかない時は、どんな気付きでもいいので日々の生活の中にシャニマスとメモ帳を取り入れてみよう。偏見は貴方のすぐそばにある。
第2位 最初苦手だったアイドルの話
難易度 ★★★
これはちょっと難しい話題なのだが、”最初苦手だったが好きになったアイドル”の話は無茶苦茶に面白い。
なぜなら、そのアイドルを好きになる過程にアイドルと話者の物語が確実に存在しているから。
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僕は上に挙げた記事に書いた通り、最初はイルミネーションスターズのことがかなり苦手だった。
明るく元気な姿で「輝きをみんなに届けよう!」なんてうるさいことを言うものだから、暗く沈んだ僕の前に現れても気分が落ち込むだけだと思っていた。
だが、イルミネーションスターズの皆さんは自分たちのそうした光のうるささを知っている。うるさいなと石を投げてくる者の存在も知っている。
知ったうえで、そうした者たちへ向き合うために彼女たちは前に進み続けている。
僕は今、イルミネーションスターズのことが大好きだ。
第1位 人生
難易度 ★★
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正直これが一番面白い。
これを言いたくてこの記事を書いていると言っても過言ではない。
その人がシャニマスに出会うまで何をしていたのか。なぜシャニマスを始めたのか。シャニマスのどこに惹かれたのか。
それら全てに、人生が詰まっている。
なぜならシャニマスは人生讃歌の物語であり、その物語性を語るには己自身の人生に立ち返ることが必要不可欠だからである。
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僕は七草にちかというアイドルが大好きだ。
大好きな理由は一つではないが、あえて簡略化した形で言い表すとすればそれは彼女が貧しい身で苦しみながら進んでいることにある。
僕自身、貧しい家に生まれた人間だった。
貧しい家の人間が集まる団地で生まれ育ち、そこでは毎日のように諍いがあり、腹を空かせた人間が明日食う飯への不安を抱えながら行き来していた。
そういう場所で生きてきたからこそ、七草にちかというアイドルがずっと不安を抱えて過ごしていることも、人に優しくできなかったことも、人に優しくできない自分を嫌う気持ちも痛いほどわかった。
だから、僕は七草にちかを捨て置けない。
僕の人生において七草にちかを見なかったことにするのは、あの貧しく苦しかった世界の中で泣いていた過去の自分を忘れるのと同じだからだ。
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つまり何が言いたいのかというと、シャニマスのアイドルに人生を感じた時の話は個々人が持つ最大の物語であり、文字通り”スベらない話”なのである。
おわりに
……とまぁ、言いたいことだけざっくりと書き連ねたわけだが、たまに誤解されていることがあるので最後に書いておきたい。
シナリオについて語り合えなければシャニマスの話はできない、ということは全くない。
なんなら僕のラジオ企画ではシナリオそのものの感想や考察よりも、それを受けて自分がどうしたか、そこから自分の人生にどう影響を受けたか、そこから見えるアイドル像はなんなのかといった話の方が多い。
また、人によっては当然「この話はあまりしたくないな」と思う話もあるのではないかと思う。
率直に申し上げて、他人に話したくないことを今すぐ話せるようになる必要はないと思う。
僕は生まれた家が貧しくて苦しかったという話を人に打ち明けるのがずっと苦手だった。具体的には20代前半くらいまで。
なぜ今はこんな風に書けるのかというと、それは相手が僕の生まれ育った場所を知らないどこかの誰かだから。
僕はシャニマスの話をする相手がほぼインターネット上の相手になってしまうものだから、少なくともシャニマスの話をする時はこんな風に自分の人生をある程度開示してもいいだろうと思ったわけだ。
結果として、シャニマスの話だけで自己紹介をするラジオではこの話を語り口として振るえるようになったし、ありがたいことに多くの相手から「こういった人生の話をしていいんだ」と思ってもらえるようになった。
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シャニマスは異様な数のシナリオから、ありとあらゆる人生を紡ぎ出そうとしている。
であるならば、くだらない笑える話から己の人生や物語性まで、自身の思い出や物語性を見出すことはきっと難しくないはずだ。
この記事の通りにやって本当にスベらない話ができるかどうかはわからないが、この際スベってもいいからシャニマスの話をしてみてほしい。
スベった先に何もなかったら……一緒に『スベったね』って笑おうよ。
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