SUPERSTAR JYPNATIONのお話
正月に暇すぎて入れたアプリ、「SUPERSTAR JYPNATION」
私はそれまで、リズムゲームは小さいころにゲーセンでやった太鼓の達人くらいしか経験がなく、それもはなかっぱのかんたんしかやったことがありませんでした。
そういうことで、「できるのかな」という一抹の不安を抱えつつも、正月によってテンションの上がった脳みそによって電気信号は送られ、気づけばアプリの入手ボタンを押していたのでした。
チュートリアルはちょっとミスりながらも無事に終え、とりあえずイージーモードで一番簡単なスキズの曲をやりました。
確か曲は「Lost Me」だったと思います。もちろんイージーモードなので非常に簡単にフルコンでき、他の曲もフルコンしていくうちに私は調子に乗ってこう思いました。
「いや、これノーマルくらいならいけるぞ?」
そして次の日、ノーマルをやってみることにしました。
結果、惨敗しました。なんだこれ、全然できない。どうしてこんなにできないんだ。
初めての挫折です。今までイージーモードでぬるま湯に浸かっていたはなかっぱ人間には到底できなさそうな感じがしました。
とりあえずちょっと調べてみて、速度を変えればもしやできるんじゃなかろうか、ということがわかりました。
なんか速度を早くすれば、ノーツとノーツの間が開くので、わかりやすくなるらしいのです。
実際にやってみたらあらまあ不思議、ミスをしつつも、ある程度はできるようになりました。
「できる」というのは非常に楽しいもので、気づけばスキズの曲全曲クリアまでこぎつけていました。もちろん、これには血の滲むような努力があります。
「Blueprint」「Scars」「Lonely St.」等ではラップのところでボコボコにされ、何度も途中で強制終了させられましたし、「Side Effects」「District9」はサビが難しくて、さっきまで頑張ってやってたのにサビで太刀打ちできなくなってクリアあと一歩のところでアウトになるなど、本当に苦戦しました。
私はこのゲームを難易度順に並べ替える機能を使って、簡単な方から順にスキズの曲のみやっていたのですが、先ほどあげた「Blueprint」「Scars」「Lonely St.」はそれなりに序盤の方に置かれており、まだ先を知らない初心者に
「これより難しい曲がこの先たくさんあるのか…?」
と思わせて心をへし折る仕組みになっています。
実際はそれらよりも難易度が高いとされている曲も、やったら案外できるのですが、初心者はそんなことを知らないのでとにかく心を折られます。
難易度というのがノーツの数で決まっているのか知らないですが、一番大事なのは密度です。
短い時間の間に大量のノーツが来ると、人間は絶望し、一瞬のうちに重なる「MISS」の文字を見ながら、本当に何もできぬまま「YOU NEED MORE PRACTICE」の画面を見るはめになるのです。
その何回もの絶望を切り抜け、何回も挑戦し、やっとこさクリアできたときの喜びは計り知れません。
そして、数多の試練、絶望、そして達成を経験した私は、ある日とんでもないことを思いつくのでした。
「スキズの曲、ノーマルで全曲フルコンできないかな」
できるわけがないだろう。自分ですらそう思えるような、無謀な挑戦。
よく考えればつい最近まではなかっぱ人間だった者が、ノーマルモードで全部クリアできている時点で赤飯炊くくらいおめでたいことです。
それなのにこれ以上の達成を望むなんて…
そう思いつつ、このゲームをやり込みまくって、しっかりスキズ全曲フルコンまで達成してしまいました。
もちろんこれも血、汗、涙の努力の甲斐あってのものです。
その中でも、最後までずっと苦戦し続けた曲が「FREEZE」です。
ゲーム内の楽曲の中で一番難しいとされている「GO生」よりも断然苦戦しました。
まあGO生にはあとで苦しめられることになるんですが…
とにかく、「FREEZE」は初っ端からエンジン全開のラップ、特にハンさんのところにとんでもなく苦戦しました。本当に何回も、何回もやって譜面を指が覚えたおかげでフルコンできた曲だと思います。
ノーマルフルコンして、次に何をするか。
もちろん、ハードモードをやってみました。
結果ボロッボロにできませんでした。
ノーマルと同じ速度でやるととんでもなく速いのです。目が追いつきません。
その挫折によってしばらくハードに手を出さなかったのですが、少し経って速度を落としてもう一度やってみました。
するとそこそこできました。
この頃にはあれだけ苦戦していたはずの「FREEZE」をお遊び感覚でやってフルコンできるくらいの、もうただのはなかっぱ人間ではなかったからだったでしょうか。結構できました。
しかし、それでもノーマルなら余裕も余裕でフルコンできる曲を、ちょっとミスりながらのクリアなので、かなりハードなようです。
それでも全曲クリアに向けて、めっちゃ頑張りながらやりました。なんでこんなにこのゲームに熱量があるのかわかりませんが、頑張りました。
苦戦したのは「MIROH」「Side Effects」
そしてラスボス「GO生」
MIROHはサビ前のラップが、Side Effectsはサビが、GO生は全てが難しい曲です。
GO生はノーマルだと「そんな難しくないぞ?」と思えるのですが、ハードだと本当に「ラスボス」という雰囲気が漂っています。曲の雰囲気にも合っていますね、本当に。
濁流のように何度も押し寄せるノーツの波に、何度心をへし折られたことか。
おまけにGO生自体が1分程度の短い曲であるために、普段サビが終わったら終了なのに、この楽曲は完全に最後までやらねばいけません。絶望です。
ゴリ押しでも、この曲を初めてクリアできたときの達成感は凄いものだったなと今でも思います。
そして今、私は「ハードでスキズ全曲フルコン」という無謀な目標を密かに胸に掲げて、このゲームを楽しんでいます。
…余談ですが、私は一度、間違えてこのゲームをスマホから消しています。
Rカード(一番ランクの高いカード)を同じテーマで揃えて、2周年記念のイベントも血眼でやって、プロフ画像ゲットして凄く嬉しかったのに、誤って消してしまいました。
アプリを入れ直して最初からやり直しで絶望して、半泣きでまたノーマルフルコンして今ハードをやっています…
しかし、最初からやり直しでレベルの高いカードがろくに揃っていないのに、「Side Effects」をすぐに星2でクリアできたあたり、はなかっぱのころと比べると実力がかなりついてきたのではないか?と思っています。
なので、いつの日かハードで全部フルコンも夢ではないかもしれない、という希望を添えてこの記事は終わります。
こんにちは、ふじさんと申します。
この記事は、テンションの高いある日の朝にノリで書いたものです。前置きというものを捨て、ただただゲームについて、太鼓の達人はなかっぱ時代からの成長を長ったらしく綴るだけの変な記事を作ってしまいました。
記事を書いてみて、私はこのゲームに対してそれなりの熱量を持ち、無課金でかなり楽しんでいるんだなということがわかりました。だからなんだという話ですが。
公開するかどうか悩みましたが、3000字以上書いた下書きを消すのも勿体無いなということで公開いたしました。
このゲームをやっている方に共感を、やったことのない方に興味を持っていただけたら本望です。
頑張るとできるようになる、努力は必ず報われるゲームですので、達成感を味わいたい方にはおすすめです。
でもカード集めは正直ちょっときついこと、そして判定がゆるいことをお知らせしてこの記事は本当に終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!