全てを知る者!?I.N編
※考察に絶対的な正解はないので、この記事も「そういう考え方もあるよな」程度で見ていただけると幸いです。
こんにちは、ふじさんと申します。
「みんなが知らない何かを知っている」「よくわからないけどみんなとは違う」MVではそんな感じの雰囲気を纏っていらっしゃるアイエンさん。
とりあえず前回みたいにMVを並べて考察(?)していきます。
바보라도 알아(Mixtape : On Track)
パボアラでは、「ヒョンジンが女の子のことを好き」ということにアイエンだけは気づいているようです。
リノとヒョンジンどっちも飲み物を買ってきて、どうしようもなく気まずくなっているとき、まるでそれを助けるかのようにコーヒー牛乳奪って飲んだり
サッカーでリノのシュートを防ぎきれなかったとき、手を差し伸べて横にいてくれたり
ラストシーンの撮影で、リノと女の子を見つめているヒョンジンのことを気にかけているようだったり。
そして、シングルアルバムのジャケットにもそれは表れています。
右下に写っている人物は多分女の子で、ヒョンジンとリノは彼女を見ているようですが、アイエンだけはヒョンジンのことを見ています。
まるでいつも静かに見守っていて、助けてくれているようです。
また、パボアラの考察の一つに、「アイエンはヒョンジンのことが好きなのではないか?」というものがあります。
そうだとすれば、アイエンはヒョンジンには好きな人がいることを知っているから、自分の気持ちに蓋をして、とにかく彼を助けることに専念している。と考えることができます。
知っているから、知ってしまったからこそ、手助けすることしかできない。
彼が好きだから、彼に幸せになって欲しいから、自分の気持ちは表に出すことなく…
とにかく、アイエンはヒョンジンの気持ちを知っている多分唯一の人物である、ということです。
B Me
パボアラの続きとなるB Meでは顔に怪我をしています。
メイキングでこの怪我はスンミンに殴られてできた、という設定が明かされました。
このMV、絆創膏貼ってたりしてみんな怪我してるようなのですが、怪我の理由がわかるのはMVで事故のシーンがあったリノと、メイキングで理由が明かされたアイエンしかいませんよね。
MVではわからないのにちゃんと設定があるということは、やはり特別で重要なポジションなのかなと思いました。
Mixtape : OH
B Meの続きとなるOHではヒョンジンに電話をかけています。
しかしヒョンジンはベランダに出ていたので、電話には出ず…
また、アイエンはフィリックスの幻覚(?)みたいなのを見ています。
アイエンがコーヒー牛乳を取ろうとすると、フィリックスがそれを取ってしまいます。
実際にはそこにフィリックスはいないのですが、「もしこうだったらいいな」という希望か、「こんなこともあったな」という回想か。どちらにしても切なすぎる幻覚が見えています。
あと、そもそもアイエンが「コーヒー牛乳を取ろうとした」というのがもう泣けてきます。
パボアラでヒョンジンからコーヒー牛乳を奪ったのが、ちゃんと思い出として彼の心には残っているのではないかと思えるからです。
あの頃の思い出のコーヒー牛乳を取ろうとしたところ、一瞬の希望を幻覚で見て、でもそれはすぐに消え、そのとき彼は一体何を思ったんだろうか…
The View
フィルムを持つフィリックスと、同じ机に腰掛けるアイエン。
フィリックスはOHで「Dreams come true to those who truly want them(夢は本当に望む者に叶う)」という文章を本で読み、ろうそくに願い事をしていました。
↓この文章はThe Viewにも出てきます
フィリックスはのちのSKZFLIXでも重要人物であり、そんな彼と一緒の机にいるアイエンも、何かしら重要な人物であると考えられます。
そして、机の上にはいくつかフィルムが置いてあります。
パボアラやB Meなどでの描写から、8人は撮った映画をフィルムに保存していたと思われるので、このMVにおいてフィルムは「今までの出来事を保存したもの」として出てきていると考えられます。
そのフィルムを持ったり、眺めたりしているフィリックスとアイエンは、まさに「すべてを知る者」なのではないでしょうか。
Astronaut
Astronautではなぜか、最後1人だけ遊具のある屋上へ戻ってきます。体も少し透けていたり、一瞬消えたり。
このMV、ラストみんなで笑顔で楽しそうにしている描写がありますが、ここのアイエンは全然楽しそうじゃないんですよね。
そして、最後の方のこの衣装なんですが、真っ白なんですよね。
真っ白な衣装といえば「District9」ではないでしょうか。
冒頭、キッズたちは全員同じ服着て同じ髪色して施設で過ごしており、とにかく管理されています。
しかし、空から液晶が落ちてきたことによって、外にはもっと大きな世界がある、と気づいたバンチャンが脱走の計画を渡し、彼らはこの施設から抜け出していきます。
このDistrict9冒頭の衣装が、みんな同じ真っ白なものなのです。
もし、彼らが何かしらの罠に嵌められて、管理されていた頃に逆戻りしてしまったとしたら、アイエンの表情にも納得がいくのではないでしょうか。
アイエンだけが罠に嵌められたことに気づいたのか、はたまたタイムリープ等で先の展開を知っており、それを回避しようとしていたができなかったのか、それとも体が消えたりしていたことから、別の世界線に移動できるのか…いずれにしても、他のメンバーは知らない何かを知っていたために、表情が曇ったのかもしれません。
Levanter
他のメンバーは普通に扉に入っていくのに対し、アイエンは少し躊躇っている様子。
本当に「他のメンバーとは違う」というような描写が多いです。
FREEZE
3:40くらいから、アイエンが拳銃を手に取り、こちらに向けて撃つフリをしてニコニコしてるところがありますが、この「ニコニコ」が「作戦が成功したときの悪役」のそれなんですよね。
また、最後にヒョンジンが読んでいた新聞ですが
「氷山派の撲滅、しかしボスはどこに? 20代前半と推定される男 黒髪、分け目がある 上下黒スーツ着用 銃器所持の可能性が高い 特にご注意を」
…紛うことなきアイエンです。ボスがスパイとして乗り込むというとんでもねぇ作戦をやってのけています。
↓こちらの考察がわかりやすいです。
確かにこのMV、終始キッズたちの作戦がうまくいっている、とは到底思えないんですよね。途中でしっかり捕まってるし、ライターがなかったら終わっています。そこも含めて作戦だったのかもしれないけれど…最後のアイエンの笑みを見る限り、とても「成功」とは言えないでしょう。
また、途中でバンチャンがアイエンを指差しているところがあります。
バンチャンはもしかしたら勘付いていたのかもしれない…
さて、今回はこれで終了です。
「Lee Know編」「I.N編」ときたら、他のメンバーも書くのかと思いきや、今はその予定はありません。前回は本当にノリで書いたので、なんのために「編」をつけたのか自分でもわからなくなってしまいました…
とにかく、今後もいろいろと考察は書いていきたいと思っているので、よろしくお願いします。
この記事を読んでくださったあなたに、少しでも楽しんでいただけていたら幸いです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!