消えたチャイム
古びた団地の一角に住む篠崎美沙(しのざきみさ)は、夕方6時になると聞こえる「夕焼け小焼け」のチャイムを、何よりも楽しみにしていた。仕事で疲れて帰宅する途中、そのメロディが一日の終わりを優しく告げてくれるからだ。
しかし、ある日を境にそのチャイムが突然鳴らなくなった。
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