見出し画像

返済に勝る運用無し、という格言

古希を前に気になっている住宅ローン。自宅の住宅ローンは退職金で完済したので、これは別で、セカンドハウスローンである。セカンドハウス建築の資金繰り計画では、保有していた不動産を処分するのに時間がかかりそうだったので、セカンドハウスローンで一部を借りて取得代金を支払い、不動産を処分して一括返済する予定だった。予定だった、と書いたのはまだ返済していないからである。不動産の処分は予定通りに進んだのだがそのままにしてある。

自宅のリフォーム等でライフプランニングを上回る支出の可能性が出てきたので手元資金を確保しておきたいというのが理由である。固定低金利の借入であり、返済の負担感はなく、団信も付いている。資産に対する負債W/Tは10%未満で家計のバランスシートの健全性を阻害しているわけでもない(と考えている)。

手持ち資金が増えたからと言って、資産のアセットアロケーションを見直した訳ではないので、無リスク資産が増えて、資産全体の運用利回りは下がる一方で、運用のように不確実ではない確実な利息支払いは発生している。借金して投資している、レバレッジをかけているというような状態ではないが、資産と負債が両建てになっているのは事実である。いわゆる返済に勝る運用無しという格言に反しているとも言えそうだ。

この資金を含めて、あらためて家計収支、バランスシート、アセットアロケーションを検討する必要がありそうだ。

いいなと思ったら応援しよう!