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子宮筋腫を取った話①

2025年1月7日(火)、子宮筋腫を取る手術を受けました。
生まれて初めての手術、全身麻酔。
今回手術を受ける事になった経緯と、入院、手術、術後の事を何回かに渡り記録していこうと思います。


◎子宮筋腫が分かった時

初めて子宮筋腫があると分かった時はもうしばらく前の事、
10年以上前かと思います。最初のきっかけはもう覚えていないけれど、
おそらく、20歳を過ぎてから毎年受けていた子宮頸がん検診で
「子宮筋腫がありますね。」と指摘されたのが初めてだったと思います。

子宮筋腫とは…子宮の壁にできる良性の腫瘍のこと。発症すると徐々に大きくなり、下腹部痛や貧血、月経過多などの原因になる事がある。

初めて検診で指摘されたときは、2㎝~3㎝の小さな筋腫でした。
症状もなかったため、経過観察をしていました。

◎長男の妊娠

 今から11年前、長男を妊娠した時にも、もちろん筋腫がある事を指摘されました。でもまだそこまで大きくなかったため、無事に長男を出産しましたが、長男妊娠時には初期に切迫流産、後期には切迫早産で1か月以上入院した事があったので、今思えばもしかしたら筋腫の影響もあったのかもしれません。(後に分かる、筋腫を持っていると流早産しやすい説…)

◎次男の妊娠

 長男を出産してから約3年後、次男を妊娠しました。
長男を出産した総合病院は分娩を休止してしまったので、家から20分くらいの隣町の総合病院での出産を選びました。
 ここでももちろん筋腫の指摘を受けます。この頃には、筋腫の大きさが4㎝ほどとなっていた記憶があります。『子宮筋腫合併妊娠』という名前の元、妊娠を継続する上でのリスク(流早産のリスクが高まる事、分娩時に出血量が多くなるかもしれない事)などいくつか説明されました。

 長男出産の経験を生かして、妊娠生活にはいろいろ気を付けていたので、入院などもすることなく、無事に次男も出産することができました。
ただ、やはり陣痛が始まりいよいよ分娩室に移動となるときに、もしかしたら出血量が多くなるかもしれないからと(輸血の可能性)、通常点滴のルートは1本で良いところ、両腕にルートを取られました。結局分娩時の出血も多くはなく、無事に出産を終えました。

◎半年ごとの経過観察が始まる

 次男出産後1か月検診の時に、産科での診察は終了になるけど、ここからは婦人科で筋腫の経過をみたいので、半年ごとに通院して経過をみていきましょうとのお話がありました。その時に早々と手術の話をされました。
子宮全摘か…筋腫だけを取る核出術か…。今の主治医とは違う先生でしたが、当時は取ったほうが良いと言われ、でもまだ次男も小さいし、今すぐには難しいよな…と結論を出せずにいました。でもその時の先生は『自分はもう手術をしないから、実際に手術をする先生に診てもらいましょう』との事で、次回から先生が変更。そこから今回手術をしてもらった主治医に変わりました。

◎主治医変更。最初の診察にて

 そして主治医が変更になって初めての診察。なんて言われるのだろうか…とドキドキしながら診察室に入ると
 「今のところ手術は必要ないです!もっと大きい筋腫持っていても普通に出産してる人もたくさんいるから大丈夫!」と天地がひっくり返る事を言われました。もうてっきり手術の日程まで決められるかと思っていたから、とにかくびっくりしたのと安心したのと…。でも経過観察は続けましょうという事で、半年ごとの受診はそこからも数年続きます。

◎しばらくして、だんだん出てきた諸症状…

 いつからか、毎月の月経量がとても多くなりました。詳しくは書きませんが、きっとこれは月経過多。そして別なことがきっかけで受けた血液検査でも極度の貧血。そしてトイレが近くなる…。(子どもと一緒に見に行ったドラえもんの映画の最中、トイレに行きたくなり2時間もたなかった…)
 そのことを受診した時に先生に話すと、「症状があるなら、手術適応かもね~。」との事。もし私の今の年齢が40台後半や50代だったら、閉経を待つ逃げ込み療法を選ぶけど、まだ閉経までしばらくあるし、この現状のまま十数年過ごすのは現実的ではない…との先生の見解。ちょっと家族と相談してみて3か月後に来てと言われ、ついに手術に踏み切る決断をしました。


手術に至る経緯を書いたら、すごく長くなりました…。
次回は術前検査の事を書きたいと思います。
長々とお読みいただきありがとうございました。





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