日本から海外へ~船便で送ったモノを受け取った時の話#10
Episode10
いよいよこの話をしましょう。
5回目の引越、海外編
日本から約14、5箱は送ったでしょうか。
あらゆるモノを箱に詰めて、、
割れやすい品々は時間をかけ
丁寧に包装(過剰にはしない程度に)
一箱一箱、中身の入力、何が○○グラム、何が約○○円と入力したモノをゆうちょにてプリントアウト
(手書きは不可だったため)
それらを箱に張り
郵便局の方に取りに来てもらいました。とそこでハプニング勃発!
手続きをしていると
その担当者の方が
「あれ?オーストラリアに送りますよね?この箱ひっかかるかもしれません」と言うではないですか。
「え、どういうことですか?」と聞くと
「オーストラリアは植物や食べ物を送るのが厳しいルールがありまして、この箱、木の模様ですよね。。材木とかね、疑われる可能性がありますね」
えええええー!!!
と驚きを隠せない状況でしたが
念には念をで
アドバイスを受け
ゆうちょの箱を新たに購入し
詰め替えることにしました。
様々な理由があり
詰め替えは夫にお願いしました。
それから約3か月後
新居にて
木の模様の箱も、全て受け取りました!
3か月の間~
海を渡った、渡った、渡った箱たちよ!
ありがとう。来てくれた
届くんだね✨ほんとに
そんな感動の中
私は箱を開いていきました。
しかし、ガザガザゴソっと
不思議な音が、、、
開けてみると
大事に包装したはずの
コップやお皿が完全に割れてます。
これはいかに?
箱には何も書いていない。
そうです、夫はワレモノ注意という
意味の単語
「Fragile 」を書いていないために
当然ながら、ワレモノではない扱いを受けた箱は恐らく、タフな扱いをされたのでしょう。。
時間とお金と気持ちを込めたはずの
モノも扱い方を間違ったために
壊れて、修復不可能な姿となって
私の前に現れました。
この時、夫は仕事中
私はこの壊れたモノたちと向き合い
片付けをいつものように
しようとして手を止めました。
夫にこの作業をしてもらう必要があると感じたからです。
いつも私は後片付け
後始末を一人でしてきました。
その過程で
捨てるという決断
捨てるスキルも
いつの間にか身に付けて来たのだと
思います。
しかし、夫は少し違うように感じていたので
夫がした判断で何が起きたのか
その起きたことのへの責任として
捨てる、片付けることを体験していただかなくてはならないと
強く思ったのです。
今回は片付けたい気持ちをグッと押さえてそのままにし、夫には壊れたモノを直視していただき、それらをゴミ袋に詰め、そしてゴミ袋を外にある大きなゴミ箱に入れてもらうまでやってもらいました。
家の中に戻ってきた時の彼は
苦いものでも食べたような顔をしていましたが、その気持ちを味わっていただくことはとても大切なのです。
私たちはモノに囲まれて生きているので、捨てる、手放すことは時にしなくてはなりません。
モノとの出会いもありますが別れもあるわけで、モノとの別れの時も、人と別れる時のように、感謝をして最後の時を締め括りたいと私は思っています。
この経験でまた
私の心のどこかが強くなった
気がしました。
次回は6回目の引越し準備について
書こうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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