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半導体産業復活の鍵は政治主導にあり

岸田文雄首相は2024年7月24日、次世代半導体の国内量産化や研究開発支援に向け、関連法案を早期に国会へ提出する方針を表明しました。いよいよ盛り上がっている半導体業界、その背景には政治主導の強い影響力があったことが浮き彫りになっています。

丸ごと一冊『半導体』(週刊ダイヤモンド 2024年2/24号) 」を通して、その背景をみてみましょう。週刊ダイヤモンド 2024年2/24号、半導体業界の最新動向が網羅され、裏話的な情報も豊富で非常に引き込まれる内容です。特に、国内の半導体関連企業への補助金支援や、日本の材料・装置メーカーの世界での優位性が図で示されており、わかりやすい内容です。

記事では、技術だけでなく、パワー・アナログやラピダス、IOWNまで幅広く言及しています。特に印象的だったのは、半導体復活シナリオを推進する立役者たちのエピソードです。デンソー・富士電機のパワー半導体への取り組みも詳細に描かれており、非常に興味深いです。JASM工場を計画通りに完成させた日本建設業の底力には感嘆します。米中対立の激化を背景に、日本の半導体政策は異例のスピードで進展しています。

丸ごと一冊『半導体』(週刊ダイヤモンド 2024年2/24号) p.31

そのような背景の中、今回のTSMCの日本進出を決定づけたのは政治主導であるとのことです。

以下、丸ごと一冊『半導体』(週刊ダイヤモンド 2024年2/24号) からの引用。

TSMCの日本進出を決定付けたのは政府による巨額の財政支援だ。それを後押ししたのは、自民党で経済安全保障政策の司令塔を務める甘利明氏。21年に、関芳弘氏、小林鷹之氏らと半導体戦略推進議員連盟を立ち上げた。

丸ごと一冊『半導体』(週刊ダイヤモンド 2024年2/24号) p.38

この記事を通じて、半導体業界、経済振興における政治的リーダーシップの重要性を確認し、政治の重要性を実感した次第です。

2024年8月7日 5目s


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