結婚相談所を使っても婚活に苦しむ女性に捧ぐ話

みなさま、はじめまして。
今回は、結婚相談所を使っても婚活に苦しんでいる35歳以下の女性に対して、こうしたら結婚できるよというお話をしていきます。
本当は全年齢を対象としたお話をしたいのですが、いかんせん子供が欲しいと思う割合が男性8割、女性7割のため、障害児のリスクがまだ低い35歳以下を対象とさせていただきます(子供抜きなら全年齢に向けた内容です)。
かなり長文になりますが、以下を守れば、あなたが身体か精神に重大な障害を持っているなどの例外を除き、99パーセント結婚できると考えている自信作です。
本気の方は覚悟を決めて、ぜひ読んでください。

婚活女性が結婚するためにやることは、大きくわけて二つあります。

1つは、理想を下げて視野を広げること。
もう1つは、需要を理解しコミットすることです。

①理想を下げることについて

まず、前提の確認をしましょう。
リスクヘッジ意識が高く将来を見据え若いうちから結婚相談所に入所する方もおりますが、基本的に結婚相談所を使っている時点で、男女共に順調な恋愛結婚ができなかった余り物です。
まずは、その前提を受け入れていただいた上で、理解してほしい概念があります。
それは、「あらゆる事柄はトレードオフである」ということです。トレードオフとは、ざっくり言えば「何かを得るには何かを失う」ということです。
つまり、結婚相談所においてイケメンであったり年収が高い場合は、その分人格が破綻していたり、女性に求めるハードルが異様に高いなど相応のマイナスがある訳です。
だと言うのに、結婚できない婚活女性はあらゆることに理想が高いし完璧を求めがちで「表面的なスペックが高い人」しか見ておらず、しかもその人たちにすら相手にされなくてキーキー喚いている印象です。
そのため、具体的にここまで理想を下げろというラインを提示します(DVしない、ギャンブルをしすぎない、浪費家ではないなどの人として当たり前のことは満たしている前提)。

年収 300~(首都圏は400~)
年齢 自身から±5歳
学歴 基本的にこだらわない、こだわっても高卒以上
身長165~
体重 80まで
容姿 生理的に無理でないならこだわらない
居住地、出身地 地元もしくは首都圏
婚姻歴 バツ2まで
子供の有無 なし
喫煙の有無 なし
飲酒の有無 こだわらない
趣味 こだわらない
おしゃれかどうか こだわらない

こんなもんですかね。
一つ一つ、さらに細かく解説していきます。

・年収について
この金額に設定したのは、共働きで各々が経済的に独立していれば、まあ贅沢はできないけどそれなりに生きていけるだろうという金額だからです。
300というのは平均年収よりはやや低いですが、地方なら全然有り得ますし、繰り返しになりますが生活できない額ではありません。
そもそも、平均はひとつの指標にはなるものの、実態とはややずれるものです。
たとえば、50 50 50 50 50 50 50 300 400 1000の平均は205となります。
2桁の数字が10個中7個もあるにもかかわらず、平均は3桁になります。平均とはこのように、1個飛び抜けた数字があれば簡単に揺らぐものです。
つまり、実態としては公表されている平均年収より低い方がゴロゴロいてもおかしくないわけです。
また、高年収の方はわざわざ凡百の婚活女性、少なくとも男性の年収に集ろうとするような方は相手にしません。
よほど贅沢しない限り、結婚して固定費を減らしつつ世帯年収が増えれば、独身より経済的にも楽になります。集ろうとせずにメリットに目を向ければ、高年収じゃないとダメということにはならないはずです。

・年齢について
これは少し悩みました。
最初はプラマイ8か、なんなら10にしようかなと思っておりましたが、ジェネレーションギャップを始めとする年齢差というのはあらゆる面で影響があるかなと思い、こちらは緩くしたつもりです。
小学が6年間、中高合わせて6年間、6年という期間の差が大きいと感じたので、その1年少ない数字を最低ラインとしています。
5歳差というのは決して小さくない差だとは思いますが、ジェネレーションギャップや体力の差は比較的抑えられるかなと。
年齢に限らずですが、筆者が設定したよりも受け入れられる範囲が広い分には、別に構いません。

・学歴について
当たり前のようにプロフィールの項目のひとつに入っていますが、正直ずっと違和感です。
だって、会社に入ってから、その学歴が名誉以外で役に立ったことあります?
少なくとも筆者はありません。
超一流企業ならまた話は別かもですが、一般的な会社で入社後に学歴で損得することってプライド以外あるでしょうか。
学歴の実際の損得って、生涯年収や学歴フィルターを考慮しても「入社するまで」はあるでしょうが、実生活で役に立つかと言われればないじゃないですか。転職が当たり前の昨今、なおのこと学歴の価値はそこまで高くないと感じます。
さすがに小中不登校とか最低限の義務教育すら果たしてない方は実生活でもギャップがありそうですし、実際高卒以上がほとんどだと思いますので、高卒以上なら実質こだわってないのと一緒かなと思います。

・身長について
高身長がいいってお気持ち以外の何物でもない。あえてお気持ち以外にフォーカスするなら「子供にも高身長になって欲しいから」とかでしょうか。
冷静に考えて欲しいのですが、高身長になったら何があるんですか?
日本は家屋にしても電車にしても、天井は低めに設定されています。
つまり、高身長の方はあらゆる場面で屈んだり頭を下げたりしないといけないわけです。
左利きの人は、右利きに合わせた社会に日々微小なストレスが蓄積されて早死にするというデータがあるように、高身長も上記のような微小のストレスを蓄積していくデメリットがあるでしょう。
高身長であることのメリットが見栄え以外に思い当たらないので、あまりの低身長は除くとしても165から検討してください。

・体重について
平均体重70キロ前後よりは概ね10キロほど多いですが、これも結局見栄えの話でしかないと思います。
そもそも、生物学的に言えば太っている方が胃袋が強い、効率的に栄養を吸収・蓄積しているとも言えます。また、筋肉の方が脂肪より重いので、筋トレしてマッチョな方は重くなります。
100キロ超とかお相撲さんみたいな体型はさすがにと思いますが、70キロも80キロも大して変わらないと思いますし、太っていることの実害が特に思い当たらないので、80キロまでは視野に入れましょう。

・容姿について
容姿について解説するにあたり、ひとつ聞きたいことがあります。
あなたは恋愛をしたいんですか?結婚をしたいんですか?
恋愛と結婚が違うことは理解していると信じています。
恋愛ならまあ、容姿についてある程度こだわる気持ちは理解できます。でも、結婚において容姿にこだわる理由とは何ですか?
リアルでもネットでも、好きな人と結婚したいと見聞きしますが、それって結婚するだけならそんなに重要ですか?
だって、一部のごく稀な例外を除き、男性も女性もお互いの相手にいずれ飽きるんですよ。老けても行きますし、好きで居続けるなんてお互い基本的にないわけです。
であれば、最初から容姿がいい、好きである必要ってそんなにありますか?
また、最初に話した通り子供を求めるのが男性8割、女性7割となっており、「結婚の大きな目的のひとつは子供」というのは過言ではないでしょう。
子供は好きな人とでなくても作れますし、遺伝的にも自分が提示した条件は優秀ではないにしろ劣等でもありません。
要するに「子供が欲しいから結婚したい」のであれば容姿にこだわり好きな人と結婚する必要はないわけです。
「見た目が遺伝したら子供が可哀想!」という意見もあるかもしれませんが、ハッキリ言って今の日本社会なら容姿が良くても産まれていいことはあまりありません。
そもそも、子作りや子供を産むこと自体親のエゴでしかありません。「子供が可哀想にならないようにしたい」のであれば、極論産まない方が確実なので、どうせ産むなら容姿の遺伝にこだわる必要がないわけです。というか、遺伝にこだわるなら身長とか容姿より知能や健康にこだわったほうがいいですし。
好きになることや容姿を重視するなら、冗談抜きでマッチングアプリで遊び続けるか、ホストとじゃれあっていた方が合理的です。
「容姿にこだわるのは遺伝とかそういうんじゃないよ気分の問題だよイケメンならちょっとムカつくことあっても許せるんだよだからイケメンの方がいいんだよ」という方は、ある意味天晴れです。
ブサイクの性格いいよりイケメンのクズの方がいいというならそれはそれでいいと思いますが、それならそれでその覚悟を貫いてください。手遅れの年齢になってから「やっぱやーめた」しても、そのころにはブサイクにすら相手にされないので。
イケメンが性格悪いと決めつけてるのはなぜ?という問に対しては「良くなる必要がないから」と回答させていただきます。
イケメンなら性格を磨く必要がないわけです。ちょっとクズいMoveしても勝手に良い方に解釈してくれますし。勉強しなくてもテストで高得点取れるなら、わざわざ勉強せずに他の楽しいことしますよね?イケメンにとって性格を磨くというのは、勉強しなくても高得点が取れるテストに対して勉強するようなもんなんです。
だから、性格を磨く必要がない。
ブサイクはその逆です。
まとめとして、本当に結婚がしたいのなら、生理的にどうしても無理なら仕方ないですが、そうじゃないならそこで足切りするのはやめましょう。

・居住地・出身地について
首都圏はあらゆる面で便利ですので、首都圏が嫌ということはないと思っています。
男女共に地元が好きな方は一定数いると思います。地元トークなどもできますし、これもそんなに異論ないと思います。
地元以外の地方は、精神的にも物理的にも大変かと思いますので、地元以外の地方については足切りしてもいいかと思います。

・婚姻歴について
「二度あることは三度ある」「仏の顔も三度まで」「三度目の正直」
「3」にまつわることわざはこのようにいくつかありますが、これらのことわざを総合しての筆者の持論は「2回目まではしゃーない。3度目が大事」です。
バツがある=その方に問題があるとは限りません。相手方に問題がある可能性も十分にありえます。まあ、見る目がないという意味ではどっちみち問題あるのかもしれませんが、バツが2までなら、いったん視野に入れてください。
さすがに、バツ3以降は除外していいです。
筆者はかつてバツ3の方とお付き合いしておりましたが「やはりちょっといろいろと違うな。だからバツ3になるんだろうな」とその方に問題があると感じました(ちなみにこの方は筆者より結構年上で、そのこと自体はなんとも思いませんでしたが、ジェネレーションギャップがあり、考え方も古い人でした)。
もっとも、婚姻歴についてはこだわっている人をあまり見た事がありませんし、相談所にいる方は大抵未婚だと思いますので、婚姻歴の解説についてはこの辺にしておきます。

・子供の有無について
血の繋がっていない子供を愛し育てるのはかなりハードルが高いと思います。
少子化の昨今、子供がいない人は全然いるはずなので、この点についてはなしでこだわっても問題ないでしょう。

・喫煙の有無
昭和ならいざ知らず、令和では男性も吸わない人の方が多いため、喫煙については吸わない人を希望して全然問題ないでしょう。
女性の喫煙率7パーセントのため、あまりないケースと考えていますが、女性であるあなたが吸う場合は、禁煙するか、同じく喫煙者を希望してください。タバコを吸わない人は男女問わず、臭いや健康被害を考えて相手にも吸わないことを求めがちなためです。
ただし、禁煙ではなく喫煙者を選ぶ場合は、先にも言ったように男性も今や喫煙率は低くなっておりますので、選択肢が少なくなるのは覚悟してください。

・飲酒の有無
正直、さほど重要なファクターではないと考えていますが、婚活のプロフィール項目にありがちなので入れました。
筆者の話で恐縮ですが、筆者は飲みません。好き好んでは飲まないとかじゃなくて、1ミリも飲みたいとも思わないため飲みません。
でも、相手が飲む分には別に構いません。
酒くささは多少はあるにせよ、タバコほど不快な臭いじゃないし、タバコと違ってその場にいるだけで健康被害を受けることもないからです。酒癖が悪いとか、酒に金を使いすぎる場合はまた別ですが、飲まない派としては相手が飲もうが飲まなかろうがどっちでもいい要素だし、酒飲みの親に暴力を振るわれたとか特別なトラウマがない限りは、飲まない人の多くもそこはこだわらないでしょう。
ただ、飲酒の有無についてややこしいのが、飲む派の人は相手にも飲んで欲しいと思っているのが一定数いることです。それはなぜ?とヒアリングすると、「お互い飲んでバカにならないとつまらない」「自分だけ飲んで相手が飲まないのはつまらない、平等じゃない」などの回答でした。
うーん、という感じです。
協力型のゲームとか、共同作業系なら相手にも同じことして欲しい気持ちはまあわかりますよ。でも飲酒は自分が楽しいからしてるんでしょ?じゃあそれでええやん、と思います。
確かに、自分が楽しいことを共有できたらなおのこと楽しいのはそうですが、それを強制されるのは違う話ですよね。
とまあ無駄に長くなってしまいましたが、飲酒に関しては程度の差はあれ飲む人の方が多いと思うので、上記パターンはあまりないと思いますし、あなたが飲めて相手が飲めないパターンをあなたが許容できるなら、飲酒の有無についてはこだわる必要ないかと。

・趣味について
倫理的、道徳的、法律的に違反していない、過度な浪費をしていないのであれば、趣味についてはお互い自由で当たり前です。
上記守られているのであれば、趣味に口出しするのはご法度です。
趣味の禁止はダメですが、趣味を共有したい場合、おすすめは全然してください。
女性にありがちな趣味として旅行があると思いますが、それが趣味と公言しない男性も誘えば大抵来るでしょう。なぜなら、大抵の男性は、自分から進んでやる理由がないから旅行をしないだけで、旅行自体が嫌いなわけではないからです。
というか、旅行に限らず、何をするかより誰とするかによって面白さは変わってきます。あなたに好感度があれば、相手の趣味はある程度コントロールできるということです。
よって、趣味についてはこだわる必要がありません。

・おしゃれかどうか
もう婚活のプロフィールにもない項目だと思いますが、オシャレを求める女性が多いと思うので解説です。
おしゃれかどうかについてはこだわらないで下さい。というのも、おしゃれなんて結局好みだからです。
男は女性ほどオシャレに興味ありませんし、男側はネットや相談所でも無難にまとめろとアドバイスされます。おしゃれ、というか服に興味ある男性はいるかと思いますが、そういう人たちは自分好みの服を収集しているだけで、女性の好みに合わせるためではありません。たまたまそのセンスがあなたと合致すれば幸せになれるかもしれませんが、そうでなかったら目も当てられないでしょう。
結局、おしゃれなんて好みなんだから、相手におしゃれを求めるなら、趣味と同じであなた好みに仕立てあげればいいだけです。
おしゃれに限らず全般に言えることですが、女性諸君は抽象的な文句ばかり言うのをやめて、具体的なアドバイスなどをしてはいかがでしょう。
当たり前の話ですが、具体性のない文句から改善するのはかなり難しいですし、そもそも改善する気も起きません。逆に、具体的かつ生産的なアドバイスなら、ハードルが高い要求でない限り男性はひとまず聞き入れます。
文句ばかり言ってそれに反発されるルーズ・ルーズの関係より、アドバイスによってウィン・ウィンの関係を目指しませんか?

理想を下げることについては以上ですが、ここまで読んだ皆さんの大半はおそらく、「なんでこんな平均以下まで理想下げなきゃいけないんだよ。こんなんだったら結婚しなくていいわ」と思っている気がします。
ただ、序盤に言った通り結婚相談所に頼るような人は基本的に余り物です。
高い理想は持っていてもいいし挑んでもいいけど、上ばかり見てもキリがないから、結婚という目的を果たしたいなら視野を広げましょうという話です。
ここまでの話は、要は考え方を変えろという話なので、本当に難しいことではないはずです。男性にはあれこれ求めるのに、自分は考え方を変えるだけすらできないなんてことはないはず。
それに、スペックが高くない男性は、その分性格でカバーしようと努力します。それがあなたに刺さるかどうかはともかく、そういう姿勢があるのは確かです。外側だけでなく中身を見ることもしてあげてください。
また、婚活女性が男性に高い理想(断言)を求めてしまうのは、「私は努力している」という自負があるからだと思います。
トレードオフの概念と似ていて、「私はこれだけ努力しているんだから、私に釣り合うのは相応に努力した男だけだ」という根底から生まれている思想だと考えています。
ちゃんと言いますが、男にとって女性の努力の大半は無意味(詳しくは後述)なので、そこでギャップが生じるわけです。
無駄な努力を辞めたら、「まあ私も大して努力してないし、ストイックすぎて求められることが多いよりは楽でいいか」と思えるようになります。
某番組の発言で意訳になりますが、ロッチ中岡の母の結婚の決め手は、「この人なら求めれらること少なそうだから」だそうです。これは数年以上前の話なので現在の夫婦仲についてはわかりませんが、結婚生活を長年持続し、ロッチ中岡というまあまあ売れている芸人を生み出しのだから、客観的に見てこの結婚は成功していると言えるでしょう。

以上で、理想を高くすることだけが唯一の正解なんてことはなく、考え方を変え、「足るを知る」だけでも成功確率が上がることは理解してもらえたかと思います。

②需要を理解し、そこにコミットすること


①では、理想ばかり追いかけて時間を浪費していかないために、現実と損得にフォーカスしてどんな男性までを許容するかをなるべく具体的に理由付きで書いたつもりです。
そして、この項目では、あなたがどうなれば男性に選ばれやすくなるのか、それを解説していきます。

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