Microsoft Office撲滅計画
個人的に、Microsoft Office (word, excel, powerpoint, etc…) はできるだけ使わないようにしている。その理由は以下のとおり。
サブスクリプションであること
サブスクリプションは、お金を払い続けることで使い続けることができる。すなわち、お金が払えなくなると、使えなくなる。
買い切りのだと、新規にインストールするのが難しかったりするようだ。そもそも今はもう提供していないかも。
また、私の所属機関では、office365というサービスに契約していて、タダで使えるようである。しかし所属機関が変わったら使えなくなるリスクがある。そもそも使いにくい
スライドを作るのにpowerpointを使ってたが、勝手にスライドデザインの候補を出してきたり、画像を勝手に圧縮したり、要するにおせっかいがひどい。
画像とテキストを含むオブジェクトを拡大したときも、体裁が崩れる。
word, excelは基本使わないのでわからない。けれども募集フォームなどの入力で、空白が崩れたり、63000と入力したら勝手に6.3e4になったり、ストレスを感じないことのほうが少ない。組織との関連がわからない
所属機関のofficeを使っていると、所属機関によって管理されているのだろうか?よく知らない事務の書類 (個人情報だったりする)がonedriveで同期されている。
しかもwindowsの場合、エクスプローラーの最近使用したファイルにいちいちそれが出てくる。共有ファイルだと思われるが、極めて迷惑である。設定が複雑、突然リセットされる。
上述の問題は、複雑に入り組んだ階層の設定で解決できることもある。しかし何かのふしでリセットされることがある。要するに安定しない。
必要?
個人で仕事をする分には、officeは要らないと思う。プライベートでは、全くつかわない。
代替
文章作成
論文など、リファレンスの管理をしたい場合は、LaTeX一択。
最近はローカルにインストールせず、overleafを使っている。いまのところ無料で使えている。ただ、ちょっとコンパイルが遅い。
ちょっとした覚書や、手紙ならば、googleドキュメントで十分。スライド
これもgoogleのスライドで十分使えている。スライドマスターも使えるし、なんの不足もない。
論文のベクター画像を流用したいとか、本気でスライドを作るときは、Beamer (LaTeXでスライドをつくるスタイル) を使っている。環境はoverleafでOK。
最近、iPadを買った。サブスクリプション推進の権化みたいなデバイスだけど、Appleのkeynoteも意外といいかもしれない(これはタダ)。webで編集できるので、macユーザでなくてもスライドは作れそう。iPadでスマートにプレゼンはできるのでしょうか。メール
メーラーはthunderbirdをずっと使っていて、問題なし。表計算
あんまり使わないが、googleスプレッドシートで十分ではなかろうか。マクロを書けるかとかはわからないが。
困ること
申請書のフォーマットがword, excelであること
wordはわかるが、なぜexcelで文章を作成しなければならないのか?本当に意味がわからなくて愕然とすることがある。
フリーウェアではあまり上手に編集できたことがない。「ppxで準備してもらえますか」といわれたとき
要するに、同僚とファイルの共有をしなければならないとき。やはり圧倒的にシェアの大きいpowerpointである。いつも途方に暮れ、嫌々ながらpowerpointを使う。
論文執筆ならば、LaTeXで共有してくれる人が多い。これにはいつも助かっている。wordで論文を書けるとは思えない。
まとめ
個人用途であるならば、microsoftのソフトウェアは使わないほうがいいと思う。最近では、ドイツの役所がLinux+Libreofficeに切り替えたところもあるらしい。
こうしたところは、お金をかけるところではないと思っている。もはやofficeのソフトウェア自体に大した付加価値がないからだ。
他人とのコラボレーションで困るときは、webアプリのofficeでなんとかしのいでいこう。
おわりに
サブスクリプション制度は、予算が切れたときに使えなくなるというリスクがつきまとう。買い切りがよかった、という周辺の声は多い。
一方で最新の機能を提供してくれる、という利点もあるし、サブスクリプションでないと提供できないような、クラウドサービスがあるのも事実だ。
サブスクリプションの費用が馬鹿にならない現在、どういう戦略がいいのか、まじめに考えないとと思う。
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