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流行の成分「レチノール」について注意点もあわせて分かりやすく紹介!

レチノールは、韓国コスメをはじめ、近年さまざまな場所で見かけるようになった流行の成分のひとつですよね。
今回は、日常に浸透しつつあるレチノールの効果や使用方法などについて、改めて分かりやすく紹介していきたいと思います。


レチノールの効果

レチノールは、3種あるビタミンAの形態のうちのひとつです。
皮膚を健やかに保ち、老化を防ぐ効果があるとして注目の成分です。
肌のターンオーバーを促し、シワやシミの改善、ハリの向上など、美容に役立つ成分として近年、さまざまな化粧品で使われています。
話題になったのは最近ですが、欧米では40年以上前からニキビの治療薬として使用されてきた、歴史のある成分なんです。

そんなレチノールの主な働きは以下の通り。

肌のターンオーバー
細胞の新陳代謝を活性化し、古い角質を取り除くことで、肌のターンオーバーを促進します。

シワの改善
 コラーゲン生成を促す効果で、シワの改善につながります。

シミや色素沈着の軽減
日中の紫外線などによるメラニンの生成を抑制し、シミや色素沈着の予防に効果的です。

レチノールは肌に優しい成分ですが、高濃度で使用すると刺激が強くなることがあるため、敏感肌の人は徐々に使い始めるのが良いとされています。


レチノールは毛穴トラブル改善への近道

レチノールは、毛穴の詰まり・たるみ・ひらき・黒ずみ等、多くの毛穴の悩みに効果的です。
これは、レチノールが皮脂の過剰分泌抑制・肌のターンオーバー促進・コラーゲンやエラスチンの生成促進の役割を果たすことが由来となっています。

肌のターンオーバーを促し、古い角質を取り除くことで、毛穴が詰まりにくくなります。
これにより、皮脂や汚れが毛穴に溜まるのを防ぎ、黒ずみやニキビの発生を抑えるのです。
また、皮脂が多く分泌されると毛穴が広がりやすくなりますが、レチノールの使用で皮脂のバランスが整い、毛穴が小さく見えるようになる効果があります。


そんな毛穴悩みをもつ女性におすすめのレチノールですが、使用してから毛穴が悪化した・毛穴が目立つという方も一定数います。
その原因は、レチノールの使い始めに起こる、A反応によるものです。



レチノール使用の際に気をつけたい「A反応」と、その対処法

レチノールを使用した際に起こるA反応とは、ビタミンAが不足している肌にレチノールなどのビタミンAを使用した際に起こる、赤み、乾燥、皮むけ、かゆみなどの反応のことです。
レチノールの使い始めは、肌のターンオーバーの速度が上がります。それによって、肌が薄くなり敏感になることが原因のようです。

対策として、以下の点があげられます。

低濃度のレチノールから始める

高濃度のレチノールは高い効果が期待できる一方で、刺激が強く、A反応が起こりやすくなります。
そのため、レチノールの刺激による肌トラブルを防ぐためにも、最初は低濃度の製品を使い、肌をビタミンAに徐々に慣れさせることが大切です。
濃度が0.1%以下のレチノールであれば、比較的安全に使用することができます。

低刺激なレチノールを選ぶ

肌が敏感な方やレチノールによるA反応が気になる方は、市販されている低濃度レチノールの中でも、特に低刺激処方のものを選ぶと良いでしょう。
ただし、低刺激のレチノールでも、必ずしも全ての人に肌荒れが起こらないとは限りません。肌が弱い方は、使用前にパッチテストを行って確認しましょう。


レチノールの効果を最大限に実感するための正しい使用方法

肌悩みを解決してくれる頼もしいレチノールですが、正しい使い方で効果を最大限に感じたいですよね。
レチノールの誤った使い方で肌荒れを引き起こさないように、正しい使い方をチェックしておきましょう。

たっぷり保湿をした後に使う

肌への刺激が気になるレチノールは、たっぷり保湿をした後に使うのがおすすめ。
レチノールは脂溶性ビタミンであるため、洗顔後すぐに使うとその後の化粧水が浸透しづらくなります。
 そのため、化粧水で保湿し、乳液やクリームでフタをした後にレチノールを塗ることで、肌への刺激を抑えながら効果を感じることができます。


使用時間に気をつける

レチノールは、紫外線で分解されてしまう光に弱い成分です。
朝に使用すると日中の紫外線で成分が変化してしまうため、夜のスキンケアでの使用をおすすめします。
ですが、近年の研究により、朝晩の使用OKの商品も販売されるようになりました。
朝のスキンケアで使用したい場合は、パッケージや公式サイトの使用方法を確認してから購入するようにしましょう。


まとめ

レチノールは毛穴やシワ改善に効果があるとされていますが、副作用が出ることもあるため、肌の状態を確認しながら正しく使用することが重要です。
今回ご紹介した注意点を踏まえて、レチノール配合の化粧品で肌ケアを始めてみてはいかがでしょうか?


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