プログラミングを始めるなら「結果がすぐわかる」「誰かに褒めてもらえる」を大事に

プログラミング教育の必修化がいよいよ来年に迫ってきましたね。

Twitterでは、プログラミング学習の実態がひどいというつぶやきがバズっていたりして不安も大きい今日このごろ。

僕も小学校に子供を通わせる親として、子供にとって必修化はどうなのかと考えるんですが、わりと絶望的かなっていう気がしています。

まず、プログラミングを始めるにあたってテキストを使った学習から入るんだとしたらこれは相当な悪手だし、学校で教えるとなるとそうなってしまいそうで。

我が家では子どもたちがパソコンを使って、Scratchでプログラミングをしていたりするのですが、その様子を見た中から、これがあればプログラミングを身につけられるんじゃないかというのを書いてみます。

結果がすぐわかると次のステップへの意欲が増す

プログラミングに限らず、何かを作るという行為ではやったらその分結果が見えると楽しいんですよね。

子供がレゴやダンボールでの工作にハマるのも、手を動かせば短時間で、確実に何かができあがるのが楽しいからなんだろうなと、そんなふうに見えます。

作ってみて、いいものができたらまた新たに作り始めるし、納得がいかなければ手直しする。

そうした結果の積み重ねが楽しみになり、学習していくんだろうなと。

テキストでプログラミングを学んでも形にはならないじゃないですか。

それ、絶対つまらないと思うし、つまらないとやらないんですよね。

人は基本的に褒めて欲しい

それと、なにか作ったら褒めてくれるっていうのは大事ですね。

特に子供は、友達からの称賛とか、大人が褒めてくれるというのが次への動機になりやすいですね。

褒めれば褒めるほど、新しいことをして「見てみて!」と持ってきますし。

学校だと、何かしらの基準で点数をつけたりすると思うのですがそれはあまりプログラミング学習にはいい影響はないのかなって思います。

ものを作るというのは、良し悪しよりも作った達成感が意欲につながるので出来によって点数つけられて、その点数が良ければまあいいんですけど、悪ければやる気も削がれるでしょうね。

うちではいいものを作ったら褒めて、駄目だったり変なものを作ってきたら「面白いねー」と笑っていて、とにかくどちらにせよ楽しいという感じにしています。

そうするとね、子どもたちはやっぱりもっとやりたくなるんですよ。

ただ、宿題やらなくなりますけど。

僕はそれでもいいと思ってますが、まあ妻は怒ってますね、はい。

必要なことだからこそ楽しさを維持する必要がある

というわけで、プログラミング教育をうまくやるためには楽しい環境を作ってあげるということが必要だなという結論になるわけです。

大人って、必要なんだから苦しくてもやれとか言いがちじゃないですか。

でも、それって教育の放棄だと思うんですよね。

そもそも、子どもたちに必要なことを身に着けさせるのが教育者の役割なので、身につけるための正しい手段を選ぶのも仕事のうちでしょ?

必要なんだからやらなければってのは正論だけど、つまらなければ身につけようともしないってのはそりゃもう人間の特性だと思うんですよ。

そういった意味では、Scratchみたいな簡単に使えて、自分の作ったプログラムが動く様子をすぐに確認できるツールを与えて、先生は作ったものをただ褒めるだけでもいいんですよ。

そうすれば、プログラミングを教える人材不足の不安とかも解消されるんじゃないですかね?

だって、Scratchの使い方教えてあとは褒めておけばいいんですから。

そうすれば、子どもたちは勝手に学習しますよ。

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